この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『プラハのモーツァルト-誘惑のマスカレード』-尖塔の街・プラハを背景にもうひとつの「モーツァルト」像を描いたが・・・。

2018-01-11 11:41:17 | 最近見た映画

    【 2018年1月4日 】     京都シネマ

 モーツァルトといえば、映画『アマデウス』の印象が強烈で、そのイメージを引きずってしまう。


                          


 背景のプラハの街も美しく懐かしいし、曲目も、プラハ市立管弦楽団の演奏する「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」は心に響く。映画自体は悪くはないのだが、『アマデウス』が邪魔をする。

 この映画の「あらすじ」はどんなだったのかなと思うが、「フィガロの結婚」の話とごちゃごちゃになって、終わってみたらわからなくなってしまった。いずれにしても当時の「伯爵」やら「男爵」にはろくな人間が居なかっということか。(今の世のも、《権力を持った人間》にろくなのは居ない!)


            


 その晩、家に帰り『アマデウス』をあらためて観る。筋書き・話の展開も、キャラクター描写も、挿入曲も、やはり圧倒的だ。

 この映画を観たどこかの批評家が「モーツァルトの人格が汚された」みたいなことを言って抗議したと、いつか読んだことがあるが、そんなことは無いと私は思う。
 それまでの「教科書的な」モーツァルト像が一変して、生きたモーツァルトが飛び出してきた-そんな【カルチャー・ショック】というか、「そうか、こういうことなのか」という強い衝撃を受けた。《破廉恥》だからといって、モーツァルトの天才的な才能が失われるわけではなく、『神童』のイメージはそのまま残っている。

 『サリエリ』の心の描写も素晴らしい。『モーツァルト』の映画というより『サリエリ』の映画だったのかもしれない。



                      
                     【 映画「アマデウス」でのモーツァルト 】                【 同、 サリエリ 】


 何だか、今回の映画のことは放ったらかしになって、『アマデウス』の良さだけを書いたみたいになってしまった。


                               





   『プラハのモーツァルト-誘惑のマスカレード』-公式サイト






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