【 2021年12月1日 】 京都シネマ
京都シネマの上映スケジュールを見たら、この映画の上映時間が、途中で10分の休憩を挟んで、何と4時間以上もあり、昼過ぎに映画館に入ったら日没の夕方まで出られない。(料金も特別料金と言うことでいつもの千円ではなく2500円も取られる事を受付で知ったた。)それでも見てみようと思ったのは、、以前見た『ニューヨーク公共図書館』がすごく良かったので、同様の趣旨で「アメリカの地方自治の先進的取り組みの経験を知ることができたら」という期待感からだった。
見てみてちょっと期待外れだった。問題の所在が何処にあるかはっきり示されないまま、一人の発言が長くて延々と続き、何が解決策なのかが把握できない。いい加減止めてくれと言う感じで、分散的に課題が出てきて、また長い話。
ボストン市にどんな問題があり、それに対し市長がどんな対応を取ったかが、明確に示されず、市長の独演会のようである。市の警察官が市民に寄り添い協力的であることは垣間見られるが、それ以上のことは分からない。
全体の構成、編集企画が充分練られて構成されているようには思われない。あれだけのことを言うには90分もあれば、収まる内容だし、その方がインパクトがある。冗長すぎて何が言いたいのか分からない。
時間とお金を損したと思って、映画館を後にした。
『ボストン市庁舎』ー公式サイト