下町ロケット ゴースト完結編を観た。
キーマンはギアゴーストのイタミ。
最後の最後に呪われてしまった…
この結末を観ていて思い出したのが、ドラクエ1の龍王と勇者。
長い旅と戦いの末、ロトの血を引く勇者が遂に龍王の玉座で龍王と対峙する。
そして、龍王は勇者に囁く…
“私の仲間になれ…仲間になれば、世界の半分をお前にやろう…゛
共に復讐を❗️との囁きに…イタミは身を委ね…義理と恩に背中を向け…大切な仲間を切り…
呪われてしまった…
信念を無くし、正義を無くし、仲間を無くし、義理と恩を棄て…
その先に果たした復習に、なんの意味があるのか…
そして、何が残るのか…
龍王の問い掛けに、“yes゛と答えたら、theEND。
世界は暗黒に閉ざされる。
自分は中学一年当時、友達に騙されながらも、レベル19で龍王に立ち向かい、画面が真っ赤っかになりながらも、龍王を倒した❗️
“レベル19でも倒せるよ゛
とそそのかされ、騙されているとも知らず、“そーなの⁉️゛と、意気勇んで龍王の城へと向かう自分❗️
龍王との決戦に備え、死ぬ思いでHPとMPの温存のために敵から逃げまくり…死神の騎士に何度も回り込まれながら、やっとの思いで龍王の玉座の前にたどり着き…龍王の囁きに負けず、遂に龍王との戦い❗️
しかし、龍王との戦いが始まったら、“19で勝てるわけねーじゃん❗️゛
と、高笑いしたあいつ。
あの時のあいつの顔を今でも忘れない❗️
それでも、ここまで来て❗️ここで負けるわけにはいかない❗️
と、必死に龍王と戦う‼️
当時、回復はベホイミと薬草のみ‼️
使うタイミングを間違えば、即死❗️
今でもあの時の事はよく覚えている。
とにかく必死だった‼️
絶対に勝つんだ‼️
ただだだ、それだけだった❗️
必死に戦っているうちに、騙した友達の事も、騙された怒りも忘れていた。
そして…
レベル19では龍王に勝てない、と言われた自分は…
レベル19で龍王を倒したのだ‼️
物凄い‼️脱力感が自分を襲った…
“勝った⁉️勝ったのか⁉️俺、龍王に勝った‼️゛
それから、物凄い‼️達成感が押し寄せてきた‼️
脇では、俺を騙して笑っていた友達が、目をまん丸くして、“すげー‼️すげー‼️勝っちった‼️勝っちった‼️レベル19で龍王に勝っちったよ‼️ぜってー勝てねーと思ったーのに‼️゛
と、手を叩いて、驚きながら絶賛していた…
騙された事への怒りは、龍王に勝利したことでか、不思議と湧かなかった。
そして城でのエンディング。
流れるエンドスクロール。
それに誘われたかの様に、自分の頬を伝い…静かに…溢れ流れ落ちる涙…
立ち向かった先にこそ、奇跡は起こり…
立ち向かった先にこそ、真の勝利がある…
中学一年のあの時…
自分は、ドラクエ1に“不可能な困難に立ち向かう勇気❗️力❗️強さ❗️゛そんな人生の大切なものを教えてもらった。
話がだいぶそれてしまったが、本質は変わらない。
闇に捕らわれ、呪われたイタミ。
光を目指して、常に魔王クラスと戦う佃。
人生の縮図だ。
己の信念、正義を信じ、立ち向かう心。
義理と恩を決して忘れず、仲間を思う気持ち。
たったこれだけの事を失わなければ、闇に捕らわれる事もなく、呪われる事もない❗️
誰からも奪えないもの。
それこそが、自分の心だと思う。
アレフガルドの、HPとMPを全快にしてくれるおじいさんは言った。
“勇者に光あれ❗️゛
いつも心に太陽を‼️
さすれば、道を間違える事はない❗️