自分の子供はかわいいですよね。
それは当然です。
ただ、かわいいかわいいでは子供は強く育ちません。
かわいい子供だからこそ、この世知辛い、理不尽だらけの世の中を強く生き抜いていけるように育てないといけないのではないでしょうか。
少なくとも、自分は二人の息子をそのように育てました。
うちの子供達も、それぞれ長男は四歳から極真空手、次男は三歳から柔道をやらせていましたが、それでもやられて泣いている事なんてたくさんありました。
その度自分は、"泣いていないでやり返せ❗️"と子供を怒りました。
やられたからって、相手の親に文句を言ったり、空手や柔道の先生に"うちの子が理不尽にやられた、どうにかしてくれ、もっとよく見てくれ"なんて一言も、一回も言ったことはありません。
その理不尽に立ち向かわせました。
各ご家庭、育て方は色々あるかもしれませんが、親が先回りして子供の前にある障害物を取り除いてしまうのは決して子供のためになりません。
その障害物、壁を子供が自分の力で乗り越えていけるように、背中をそっと押してやるのが親の役目と自分は考えます。
そして、子供が何かを自分からやる❗️と言って始めたことには、責任と覚悟を持たせないといけません。
それがかりに保育園児であってもです。
始めたけど、ちょっと嫌なことがあって、もう行きたくない、...
なんて言っても、"そうか、じゃあ辞めていいよ、いかなくていいよ"と言って認めてしまったら、物事を簡単に投げ出す子供になってしまいます。
自分でやると決めたのだから、少しくらい嫌なことがあっても頑張れ❗️と背中を押してやるべきでしょう。
人生、嫌なこと、上手くいかないことの方が多いのですから。
ただ、やっぱりうまく行かないときは辞めていいと思います。
一度のつまずき、一度の挫折でやめさせていては、何事からも逃げる子になってしまいます。
子供にとって親がしてやることの何が最善なのか⁉️
そこをよく考える必要があると思います。
昨日も書きましたが、木の上からすぐ降りてきて、子供の前に盾になるように立ちはだかる親が大い気がします。
何にでも、直ぐに口を出す親も多い。
子供を強くしようと思うのなら、親も強くならないと。
自分は、道場の子供達を自分の子供だと思って指導しています。
だからこそ、自分の子供には回りの子供達よりも厳しく指導しました。
精神的にも、肉体的にも強くしてあげたい気持ちは保護者のご父兄のみなさんと一緒です。
でも、指導者には限界があります。
親には限界はありません。
親は子供の最後の砦であり、最上の理解者であるべきです。
今、自分の子供にどういう言葉をかけてあげるべきか...
時には厳しく突き放さなくてはいけないときもあるはずです。
それでも、ダメで戻ってきたときは、よくやったと優しく抱きしめてあげればいい。
自分はそのように思います。