紀州釣りにおいて一番大切なのがヌカ。
和歌山の人はだんご材を「ヌカ」と呼ぶ。
このヌカには千差万別、それぞれの釣り師
個々のこだわりのブレンドがある。
ワタシも人のことは言えないレベルの腕前ではあるが
初心者の人はとりあえず自分の気に入った釣り場で
人のよさそうなおっちゃんに聞いてみればいい。
大抵は喜んで教えてくれると思うが
中には「企業秘密!」とばかりに頑として喋りたがらない
おケツの穴の小さな人もいるが、そんな場合は
ひたすら上から目線で華麗にスルーと決め込んでほしい。
参考になるかどうか微妙だがワタシのヌカの配合を
記してみようかと思う。
最初に断っておくが、ワタシは「割合」とか「比率」とか
まったくわからない。
スーパーで本日 3割引きとか目にしても
心の底から意味がわからない。
3割が定価より安いのは理解できても3割引いて
ナンボになるかは考えられない。
3割?なにソレ何味?
ってなぐらい永遠のナゾである。
そしてナゾは永遠に残しているほうが夢があると
考えるロマンチストでもある。
そんなワタシのヌカの配合
■ヌカ 3杯
■砂 1杯
■荒引サナギ わからん(1/2杯?)
■細引サナギ テキトー(1/2杯?)
■ムギ まんべんなく混ざるまで
■アミエビ テキトー
※海水は入れない
これがデフォである。
もちろん釣り場によって配合量は変化する。
最終的にサナギとアミエビのフレグランスバランス
+α手触りによって決定される。
これは潮都会No.1の腕前で人格的にもNo.1の
男前から教わった。
釣れないヌカの時はこのフレグランスバランスが明らかに
崩れていてとてもチヌちゃんがσ゜д゜)ボーノ!と言ってくれそうに
ない臭味がする。
逆によく釣れる時には絶妙な香りのハーモニーを奏でてくれており
空腹時ならチョット食べたろかぃΨ(`∀´)Ψケケケと思うほどである。
それは嘘やけど。
一応生物学上♀種に属しているのでヌカは比較的柔らかく
かつ締まりがよく握りやすい配合を心がけている。オンナデスモノ...
握りやすさには使う砂による影響も大きく、女性や締まりのよい
キツキツのがお好きなひとには粒子の細かいものをお勧めしたい。
逆に異様に握力のある、かつアミエビも普通に配合する男性が
同様に細かい砂を用いているのを見かけるがよっぽどベテランで
ない限りダンゴコントロールが難しいかと思われる。
ワタシはサナギで変化をもたせているが、そんな人は使う砂で
コントロールしてみるのもエエんじゃないかと思う。
究極のイランことしぃのワタシはこの他にもアレやコレやと
混ぜ物を施したりして毎回実験している。
日々料理する度に「これヌカに入れたら!?」なんぞ考えるので
遅々として調理の手は進まない。
しかしまだ「コレや!」という手ごたえは感じていないが
何か見つかればみなさんにお披露目してみたいもんだ。
こんな風にヌカの配合ひとつにも試行錯誤し続けるのも
紀州釣りの楽しさである。
その釣り場、その人にあった極上の配合は必ずあると
思うので一つの枠にこだわらず色々試して黄金ヌカ比を
見つけ出してみようではないかっ!
ピアランドでほとんどアミエビなしでも5分以上
割れないダンゴを握る、か弱き団妻の独り言でちた|の´`)ノ
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