だんごに恋したっ!~紀州釣りを貪る女のつぶやき~

あづい・・・脳みそトロけそぅ・・・

ちぬ倶楽部*いとしの寛さま*

2007年01月17日 | オンナのマタにチカラ


●はぁとに火をつけて

12月に入ると気持ちとは裏腹になかなか釣りに行けなくなる。
釣り関係のものから遠ざかる。頭から消し去り『見ざる・言わざる・聞かざる』を決め込む。
そして毎年恒例・冬の荒喰いが始まり(ワタシの)、着実にサイズUPしてゆく。
相乗効果でかなりのストレスだ。
それが2~3月まで続くはずだったが、今年は違った。
年明け早々、考えるのは釣りのことばかり。
理由はわかっている。
年末に大間のマグロの特集番組を見てしまったからだ。
ワタシはテレビ嫌いなのだが、コレは食い入るように主人と見ていた。
画面に映る漁師さんを眺めながら、心の眼にはダンゴを投げる自分が映っていた。
ダンゴを投げる。ウキが見事なアタリを描き出す。渾身の力と想いを籠めて
アワセる。すげぇ引きだ。足元に寄せると100㌔級のチヌであった。
あかん。ごっちゃになってる。
テレビを見終わってからは「あ~!!したい!したいっ!」と、
他人さんが端的に聞けば激しく誤解を招くような独り言ばかりが口を吐いていた。

●あい らぶ 寛さま

2007年 元旦。
あいにく元旦から風邪をひいて寝込んでしまったワタシを気遣って、
主人が娘を連れて外出してくれた。
一人になったワタシはコソコソと主人のちぬ倶楽部を探し出しコッソリと読み始めた。
おっ!楽しみにしてたのに忘れていた!
それは釣りエサ開発者の食わせ研究だ。
確か第1回目は「ちぬはアミノ酸が好き」という内容だったと思う。
なんとも難しい研究をなさっている寛さまが、なんとも解り易くチヌの特徴・
生態などを手ほどきして下さっている。
今回は『ハリスの都市伝説について』だ。
数字とカタカナの部分は飛ばして読むも、たいへん解りやすく興味深い。
やっぱりチヌにも仕掛けは見えていて、グルグルのハリスはあかんよ~
とおっしゃっていた。
じゃあハリスを新しいのに変えたら釣れたとかいうのは本当だったのね 寛さま。
それにしても寛さまの知性を感じる文面、知的で誠実そぅなお姿は
女性の心を乱すフェロモンを感じる。ほんまか?
なによりも寛さまの文献を読み進む読者が一番知りたくなる「その先」を
上手にオアズケして次号につなぐテクニシャンっぷり。 モーイヂワルゥ
きっと世のお父さん方も「あちゃ~コレには一本取られましたなぁー」と
額を打ちながら次号の発売を心待ちにするであろう。
もちろんワタシもそんな一人だ。

●そんなヒロシに騙されたい

そんな寛さまに後押しされたワタシの釣り魂。
竿オロシとなる次の釣行時には、寛さまの教えも取り入れた必殺ダンゴで挑む
所存である。
チヌはアミノ酸に反応するみたいなので、手始めにダンゴ材の水分として
燃焼系~燃焼系~のアミノ式を入れてやろうと思っている。
そしてコレは以前から温めていた案なのであるが、チヌの集魚にはよく
ニンニクが使われているようなので、刺し餌をダイレクトにニンニクにしてみる。
が 硬い刺し餌はハリから外れやすいという事をワタシは知っている。
何故ならばワタシは時折釣り場に落ちている干からびたエサを刺し餌にするのだが、一度泉州で釣りしていた時のこと。
フグすら釣れず手詰まりになった時、ふと足元に目を落とすと干からびた生ミックが落ちていた。
地元のおっちゃんにワタシの座っている場所で「紀州釣りの人が何匹か釣ってたでー」との情報を貰っていたので、
コレはその人のワタシに対する置き土産なんだ!と即座に気づき、使わせてもらった。
なにぶんカチカチに干からびているのでハリが刺せない。
少し水分を足して無理やりハリをつけた。
3粒あったので全部使ったが、やはり釣れなかった。ってか外れてた。
翌週同じ釣り場に行った時。
その釣り場には無数の猫がいて地元のおっちゃん達が可愛がっている。
釣れた魚を猫にあげてるのは知っていたが、その日、おっちゃんが徐に釣り道具の中から
キャットフードを取り出して猫たちに振舞う現場を目撃してしまった。
まさか・・・
先週の「生ミック」は「アレ」だったんじゃぁ・・・
こんなほろ苦い経験を通して着実に紀州釣り師としての引き出しを増やしている
ワタシだから、ニンニクも工夫して使うつもりである。
これでいいんですよね 寛さま。

新年そぅそぅ大マジメに紀州釣りを語ってしまったが、
今年はこの線で、理論的かつ分析的かつ官能的に書き綴って行こうと思っている。ウソ

Anyway the wind blows…