河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑117 / 優雅

2023年12月02日 | 菜園日誌

6月の台風の時に、早々にビニールを外したハウスのビニールを六か月ぶりに貼り直した。
リタイアした年に購入した二坪(四畳)の小さなビニールハウス。
苗の栽培や雨宿り・寒さしのぎの目的もあったが、それ以上に、自分だけの空間、大人の隠れ家が欲しかった。
水筒にコーヒーを入れて持ってきて、ハウスの中で、独りでゆったりと飲む至福のひと時。
だが、購入した年に大きな台風があって半壊。
壊れた部品を追加購入して、鉄杭やら鉄の筋交い(すじかい)を入れて補強。
以来、台風シーズンの前にはビニールを外すことにした。

まずは、ハウスの下の部分に、幅120㎝のビニールをぐるりと巻く。
これを昔の女性の下着になぞらえて「おこし」という。
その上に幅500㎝のビニールをすっぽりとかぶせるのだが、特別仕様なので1~2万円はする。
年金暮らしにそんなの買ってられない。
そこで、ブドウ畑をやっている親戚から、幅260㎝の中古のビニールをもらって利用している。
だが、幅が足りなくて、すっぽりとはいかないので、中間部分と上部(天井)に分けて貼る。
こいつがなかなか厄介で、まるでパッチワークのようなビニールハウス。
朝から始めて、なんとか形になったのは午後3時。

入口のドアを取り付けてないが、ビニールを留める部品のパッカーがたりなくなったので、今日はここまで。
ハウスの中に入って、ドッカリと椅子に座って休憩。
外は12度だが、中は18度。
コンビニで買ってきたコーヒーを飲みながら、半年ぶりの至福のひと時。
ちゃっちくて狭いながらも、優雅な我が隠れ家である。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2023-12-02 20:03:33
日光を浴びて浮かび上がる樹木の模様がステンドグラスを彷彿させますね、素敵な自分だけの空間だと思いました!
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