河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑155 / カラスの勝手

2024年05月10日 | 菜園日誌

負けた。
カラスにエンドウを襲われて、防鳥糸を張ったが全く効果がない。
カラスではなくハトだと思って、黒マルチの幟を立てて百姓一揆を起こした。
しかし、効果があったのは最初だけで、ニ、三日するとエンドウの上に下りて、枝をボキボキにされた。
近くの畑も同様の被害にあっていると言う。
仲間と話をしているうちに、やはりカラスの仕業だという結論になった。

カラスの脳の重さは鳥類の中でもずば抜けて重く、人間の7歳程度の知能があるという。
人間の顔や服装も識別できる。
近くの農小屋の屋根にカラスが留まっているのを見て、「あいつら何を考えとんやろか」と人間は思う。
しかし、奴らは、じーっとこっちを見て、逆に人間を観察しているのだ。
「このオジン、いつ帰るねん! 帰ったらエンドウを喰いにいったるのに!」
なんとも小癪な奴だ。
そうこうしているうちに、50mほど離れた仲間の畑のエンドウの上にカラスが留まりにきた。
パーーン、パーン!
百均で買ったおもちゃの鉄砲をぶっぱなす。
カラスは、さすがに驚いて飛び立つ。
ざまあみろ!

昼食に帰ってから、これから植える「我が命の落花生」をカラスにやられたのではたまったものではないと考え、防鳥ネットを買って来た。
6m×20mのネットを畝の上、背丈ほどの高さに張る。
なんでこんなんせんとアカンねんと腹が立つが、背に腹は代えられない。
張り終わって、カラスが留まっていた仲間が畑に来たのでライングループで電話。
「やられた、半分くらいや! 今年はエンドウが高価やなのに……!」
遠目に姿を見ながらの通話で、動きに腹立たしさが伝わってくる。
生物共生、人間の勝手で多くの生物を絶滅に追いやってきたのだから鳥獣保護法も必要だ。
しかし、カラスの勝手でしょ! で農作物が食い荒らされるのは考えものだ。
今となっては、百姓保護法とやらもつくればいいのに!


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