河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑163 / めぐる季節の中で

2024年06月17日 | 菜園日誌

先週あたりから30度超えの日が続いて、畑活は朝夕の夏勤務。
6時頃に畑へ。
カラスのために余計なことをしなければならない。
畑の四方と上に、防鳥糸を張り巡らせた。
身長よりも低い所に糸が張ってあるので、頭が糸に引っかかる。
畑に入る時は、麦わら帽子を脱いで、頭を下げなければならない。
なんとも礼儀正しい畑である。
実りだしたキュウリは、慇懃無礼なカラスの被害にはあっていないので、糸の効果はあるのだろう。

8時に、近くの工場の始業のサイレンが鳴ると、我が畑活は終了。
今年からの帰宅の儀式の始まり……。
パーン!
カラスを追い払うために、ロケット花火を一発撃ちあげる。
パン、パン!
百均で買った玩具のピストルを二発ぶっぱなす。
高圧電線に留まって、「あのオッサン、早く帰らんのかな」と眺めている奴らが一斉に飛び立つ。
ざまあみろ!
青田を背景に植えっぱなしのグラジオラスが咲きだした。

家に帰って朝食。
涼しければ、もう一度畑へ行くが、どうやら警戒アラートが出そうな暑さ。
狭い庭の木陰の椅子に座って、雲の流れをぼんやりと見る。
例年には無かったことを、今年はやっているのだが、季節は同じようにめぐり来る。
ふと視線を下にやると、「茶話135/野の花」で書いたモヂズリの花が咲きだしていた。


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