河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑――節約栽培

2023年06月11日 | 菜園日誌

農地の面積は昔からの尺貫法を使って「1町(ちょう)=10反(たん)=100畝(せ)」で呼ぶ。
1町=約9917.36平方メートル=3,000坪=100アール(1ヘクタール)。甲子園球場の一回り小さい広さになる。
今、資本をつぎ込んで大規模農業をするとき、1町なければ採算がとれないという。
1反はその1/10。1反=約991.7平方メートル=300坪=約10アール。テニスコート5面ほどの広さになる。
昔は、米一石を収穫できる面積を一反としていた。一石(=1000合)は、大人一人が一年間に食べる米の量になる。

米作りならまだしも、1反の畑で野菜を作るとなると並大抵のことではない。
我が家の畑は農小屋や通路を除いて5畝。
1畝=約99.1平方メートル=30坪=約1アールだから、5畝でテニスコート2.5面ほどの広さである。
このうちの半分は出荷用の落花生里芋。1/4は休耕にして、残りの1/4(1畝ちょっと)に我が家用の野菜を植えている。
家庭菜園なら1畝もあれば充分。ここで20種ほどの野菜が作れる。

手前からキャベツ・人参・レタスエダマメ島らっきょ・トマト・ナス・シシトウ・さやいんげん・トウガラシピーマン・ブロッコリー・イチゴ
左手にスイカメロン南瓜キュウリゴーヤ
右手にオクラ赤シソ
自産自消の多品種の少量栽培である。基本的に苗は買わない。
種代金が高くつきそうだが、国華園の100円種や信州山峡採種場の粒売り100円を利用している。
時にはダイソーの50円種で間に合わせる。
青色は固定種(交配させていない)なので、種や苗を自己採種する。
狭少地自産自消多品種少量節約栽培である。

※図は『大日本物産図会』国立国会図書館デジタルより


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