ひねって・焼いて・陶

陶芸の様々な技法、釉薬、お会いした陶芸家の方々の話等々、私が陶芸で学んだこと、発見したことなどを綴ります。

電動ロクロが故障

2012年09月28日 | 仕事場や道具

先日ロクロが突然回らなくなってしまった。買ってからまだ5年ほどで、しかも間違いなくあまり使っていないのに。
機種は、SHIMPOのRK-3D。早速購入先に連絡したところ、その日の内にSHIMPO名古屋支店から見に来てくれたが、持ち帰って検査しないと原因は分からないとのことで、結局そのままロクロを引き取って帰ってしまった。1週間から10日かかるとの話で、首を長く長くして待っていたら連絡があり、原因はボリュームという部品の故障で、部品代が4,200円、工賃は7千いくらかするという。「工賃が高いですね。」と言うと「部品交換後に設定の調整もしなければいけないので」との返事。一瞬迷ったが、部品を送ってもらって自分で直すことにした。内心、その調整と言うところがやや不安だったが、これくらいは自分でやらなければ。

さて、部品とロクロはバラバラに届き、早速修理に取り掛かった。ロクロを、スイッチの無い方を下にして横に寝かせ、下面のカバーを取り外すと、ボリュームはペダルの内側にビス2本で固定されていた。ビスは一般的なドライバーよりも1つ小型のサイズだった。で、部品を交換してみたが回らないではないか。ちょっとあせってSHIMPOに電話すると、部品と一緒に取り付け説明書を入れるように指示したはずだと言う。しかし、袋の中には何も無い。が、よく見ると袋の外側の送付状の裏に説明書入りの封筒が貼り付けてあった。と言うことで、やり直したら無事に回り出した。やれやれ!このボリューム、0点位置を検出してからでないとモーターは回らないので、歯車をゆっくりと回して0点を見つける必要があるのだ。

結局、かかった費用は部品代4,200円と帰りの運賃635円。ロクロは京都のSHIMPO本社まで行って帰って来た。工賃をうかすことができたものの、12日間仕事は中断して、そこそこの被害だ。このRK-3Dはダイレクトドライブなので回転がスムーズで、静かで、力が強く三拍子揃っているのだが、変速をベルトではなく電子部品で行っているためにこうした故障が起こりうる。ネットでそっくりな故障のブログ記事が一件あった。ちなみに、交換したボリュームは、型番が元のものとは異なっていたので、やはり元々何かしら問題があったのではないかと勘繰っている。僕の知り合いは電動ロクロを40年使っているが止まったことは無いと言っていた。また、別の知り合いは同じ機種を9年使っているがまだ故障していないとのこと。せめて、現場で検査してその場で結論を出してくれればもっと早く直すことが出来るのに、と、これはSHIMPOに言っておこう。


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