ひねって・焼いて・陶

陶芸の様々な技法、釉薬、お会いした陶芸家の方々の話等々、私が陶芸で学んだこと、発見したことなどを綴ります。

ムライト棚板

2013年08月30日 | 仕事場や道具
小さなムライト棚板があと一枚あれば本焼きの窯詰めがきっちり収まるので陶芸店に在庫を聞いたところ欲しいサイズが無い。そこで、ネットで調べていたらムライト棚板というのは素焼きや上絵付け用で、本焼きの温度まではもたないということを初めて知った。今使っているムライト棚板は陶芸店でサイズが丁度良いと思って購入し、既に本焼きに何回も使っていたのだ。本焼きでは板が反って棚が崩れる危険もあるとのことで、今まで何事も無くて幸運だった。知らないというのは本当に恐ろしい。
陶芸用品は往々にして細かな使い方などの説明書きが無しで商品が売られている。売る方はそんなことぐらいは知ってるだろうとの前提なのだ。しかし私の様に独学に近い道を歩んでいると常識が無いのでよっぽど気を付けなければいけないのだと思う。
で、早速、少しサイズは大きくなるがカーボランダム棚板を注文した。

シルエットカップ と オオシオカラトンボ

2013年08月01日 | 制作現場
毎年うちの庭にやってくるオオシオカラトンボのシルエットをデザインしたカップを作りました。このトンボ、うちの池で育ったのか、それとも他所からやってきたのか定かではないが、毎年夏になると庭にいる。僕は、このクールなブルーがなんとも涼しげで気に入っている。ちなみに、オオシオカラトンボとシオカラトンボは良く似ているが違う種類だ。オオシオカラの方がブルーの範囲が広くて美しい。カップの方は、火色が良く出ているので秋には赤とんぼだとも受け取れる。