苦節3ヶ月、ようやくOCNバーチャルコネクト環境に。クソ回線から標準回線レベルになりました。NTTの回線は最初からIPv6対応なのでルーターがIPv6パススルーできればiPv6で繋がります。見れるのはYou-TubeとGooleだけですがね(笑)。
日本ではIPv6が真価を発揮するにはIPv4 over IPv6環境を実現しなければなりません。IPv4情報をIPv6を通して送るというものですがOCNではOCNバーチャルコネクトと呼ばれているようです。これが曲者で日本の独自規格なので(ガラパコス環境)海外製ルータはほぼ対応していません。ASUS、NetgearもIPv6パススルー止まりです。ASUS、Netgear、特にASUSのルーターは日本では結構なシェアを握っているのに対応しないのね。
そうなると、OCNバーチャルコネクトを使うためにはIPv4 over IPv6対応のルーターが必要になるわけです。ここで嵌る人は少なくないと思います。セキュリティ意識皆無の市販国産ルーターは使いたくない人が多いでしょう。私も国産に変えた瞬間にNasにアタックされまくりましたから。Nasのデータに外からアクセスしなければならない場合、国産ルーターを使うのはかなりリスキーだと思います*。
*VPNを使っても良いのですが、レスポンスがかなり悪くなる上にVPNでも完全に安全とは言えません。
しかし、IPv4 over IPv6に対応しているのは国産ルーターだけ。ここでジレンマが発生します。IPv4 over IPv6のためにセキュリティの緩い国産ルーターを使うのか、それともセキュリティ意識の高い海外ルーターを使ってIPv4 over IPv6を諦めるのか。このジレンマ解決のために基本海外ルーターを使いながらIPv4のためのみに国産ルーターを使って二重ルーター体制を敷く、国産ルーターに海外製ルーターをブリッジ接続する等の対策があります。前者はどうしてもネトゲに繋がらない場合にヘビーゲーマーが取る対策だそうです。
私は後者を選択しました。OCN貸し出しのONUは通常はルーター機能がありませんがひかり電話契約をしている場合ルーター機能つきのONUが貸し出されます*。当然ながらOCNバーチャルコネクト対応なのでこれにASUS Zen XTをブリッジ接続すればいい。実に簡単です。問題はOCN貸し出しのONU(Home Gatewayなる名称がついているが、実に紛らわしいので良い名称とは思えない)の設定画面がNEC以上の化石UIというところです。難しかったら有料で面倒見ますよといわんばかりの不親切極まりないマニュアルと設定画面。昔のルーターを扱ったことがある人なら大丈夫でしょうが、ここ最近のルーターしか使ったことがない人には荷が重そうです。NECと比較したら細かい設定ができるのですが、実に面倒。うちは面倒な部分はASUS Zen側に任せられるのでなんとかなりましたがHome Gatewayを単独のルーターとして使おうとは思いません。
*固定電話イラネって人もこのためだけにひかり電話契約するのもありだと思います。使わなければ大した金額にはなりません。
ようやく普通の通信環境になりました。長かったー。と思ったらOCNが新しい高速通信サービスを始めやがった(苦笑)。OCNはこれまで遅い、遅い言われてたんでしょうなー。OCNは夕方以降は激混みだもんね。在宅ワークが増えた今、高速なサービスを作らなければ都市部ではNuroの一人勝ちになるのは目に見えてるものね。ただ、回線自体が高速になるわけではないのに月々のプロバイダ料金が倍以上になるのはどうなの?混雑しないってだけで高速になるわけじゃないサービスに年間数万円余分に払おうって気になるかな。OCN加入済みの法人がNuroやソフトバンクに流れるのは防げるかも知れないけど個人だと加入は考えちゃうよね。Nuroの方が安くて速そう。まあ、Nuroは田舎はカバーできないので田舎の裕福な人向けになるんでしょうな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます