Audio-gdの新製品。デュアル8741にデジタルフィルタを選択できるようにしてオペアンプを交換可能にしたというような製品。トロイダル・トランス採用でやACSS、バランス入出力がないところを見ると、FUNの後継機のつもりか?
ハイ落ち、デジタル・フィルタの選択を間違っていると叩かれたから作った感じの製品だが、見た目があまりにも酷い。音が良くなければ売れないだろうな。FUNの後継機だとすると、$350近辺ということになるけど、もっと高くなる気がしなくもない。いろいろいじって楽しむにはいい製品だろう。ただ、8741だとすると、寿命がどうかな。FUNのようにDACチップも交換できるのかも知れないが。
今まで存在を知らなかったプレイヤーだが、64bitネイティブ動作でアップサンプリングにも対応している。プレイリストの管理が他のプレイヤーより大きく劣るのが残念だが、音は非常に良い感じだ。解像度の高くなったulilithと言った感じ。つまり、Foobar2000とulilithのいいとこ取りだ。解像度はFoobar2000より高いかも知れない。今まで様々なプレイヤーを試して気分で変えていたが、ようやく納得出来るプレイヤーに出会えた。暫くはこれだけで行こうと思う。
現在、Digital Interfaceで24bit / 192KHzにアップサンプリングして再生している状態だが、ソースのほうをソフトで24bit / 96KHzにアップサンプリングして24bit / 96KHzのRF64ファイルに変換して再生する、という方法を試している。
Foobar2000はRF64に対応している。Xonar EssenceからASIO同軸出しで再生すると問題なく再生された。ただし、USB+WASAPIの方は問題が出た。バッファサイズを小さくしない限り、上手く再生されないようだ。上手くいかない人はバッファサイズを弄ることをおすすめしたい。
24bit / 96KHzは今の高音質配信の主流だと思うが、その理由は音質ではなく、ファイルサイズの問題だろう。24bit / 192KHzでは容量を取りすぎる。容量の問題が更なるHDDの巨大化で解決されれば192KHzが主流になるであろうから、96KHzのファイルを集めるのは時期尚早に思われる。
動的アップサンプリング、つまりDDC、DACによるアップサンプリングの問題点は繊細さと引き換えに音が細くなる、という点にあった。静的アップサンプリングでは音が細くなるようなことはない。ただし、再生装置が弱いと音が団子になりやすく、S/N比が下がって聴こえる。かなり良い装置を持っている方なら効果が期待できるかも知れない。
うちの場合は結局Digital Interfaceでアップサンプリングするのでこの結果が他の環境に当てはまるかどうかは不明である。更に再生装置自体が良いものではないので効果も微妙だ。良いアンプとレンジの広い新しいスピーカーならば効果を実感できる可能性はある。