goo blog サービス終了のお知らせ 

酒と音楽とPC

血は酒で出来ている(某声優談)。他の趣味はPC組み立てるのと音楽聴くのしかない。

Seagate Iron Wolf ST8000VN004

2021-08-24 02:05:39 | PC一般
HDDの購入店がAmazonで梱包が最悪の上にNAS使用時に凄まじい轟音、振動なのでヤバいか?とは思っていましたが、案の定TOSHIBA MN06ACA800に不良ブロック発生。レイドアレイまで一気にぶっ壊れました。RN-316でバックアップをとっていなければデータを全て失うところでした。まあ、バックアップ困難なDTCPの録画データは救出できなかったのですが。アニメと映画ばかりのクズデータなのでいいか(笑)。NAS用にTOSHIBA HDDを買うのはお勧めしません。煩いだけじゃなくて壊れるのも早い。無駄な国産信仰はすてませう。そもそもが煩すぎて音楽サーバー用としては最悪な買い物でしたから。しかし、使ってみたかったのよ(笑)。使ってみてヤッパリ駄目。速いし温度は低いんだけどねー。

問題はココから。TOSHIBA HDDはAmazonでは国内正規品3年保証と書いてあった。データ救出は無理でもRMA交換は保証されると思うではないか。しかし、買った後にユーザー登録しようと訪れたTOSHIBAのサイトではHDDについて何一つ案内がない。当然ユーザー登録の案内もない。ここで怪しいと思うべきであった。HDDの外箱もなんだかしょぼい。ただし、この時点では心配してなかった。マーケットプレイスならともかくAmazon直売が保証のつかない製品を売るわけがない、そう思うではないか。

しかし、そんな期待は後にあっさりと打ち砕かれる。近年ではHDDの分野で保証のない組み込み用OEM品、バルク品を横流しすることはなくなっている。正規リテールパッケージが大差ない値段で売っているのに誰がOEM品の代理店保証などという信用できないものを買うというのか(ちゃんと保証を履行している会社もあるが、とぼける代理店多数)。まして、Amazon直売では非正規品やOEM品を掴んだことはない。昔サクセスだのツートップ、ユニットコム、ドスパラ系の店ではさんざん掴んだ。その頃はOEM横流し品にも存在価値があったのだ。当時はHDDの正規リテールパッケージ品はASKをはじめとする数店の代理店が取引を独占してボッタクリまくっており海外の相場の倍以上の値段でHDDが売られていた。高価格維持のため流通量が絞られていて市場に出てくるリテール品は極めて少ない。保証を諦めて安価に買える小さな代理店のOEM品で我慢するというのは選択肢の一つであったのだ。当時のOEM横流し品は判ってて敢えて安く買っているのだから保証がなくても買い手は文句をいう資格がない。その後Amazon直売、その他の正規リテール品リセラー増加で大手代理店の独占市場が壊れた結果正規リテールパッケージの価格破壊が起こりOEM品の存在価値は殆どなくなった。OEM品の横流しという日本独自の悪習も消え去ったと思ったのだが・・・。

近年復活していたのだ。何故かと言えばTOSHIBAがHDD国内市場から撤退したからだ。国内流通はOEM品のみ。つまり、リテール品が国内流通してないからTOSHIBAのRMAなんて受けられないのだ。国内でTOSHIBAのHDDを使いたければOEM品を買うしかないのだ。しかし、この事情を知っている人がどのぐらいいるというのか。多くの人がAmazon直売品を信用してTOSHIBA HDDにもRMA保証があると思ったのではないか。私も油断していた。Amazon直売のHDDは梱包の酷さで故障しやすいが、RMAで交換してもらえばいいじゃんってことで気楽に買っていたのだ。Amazon購入のお手軽さで私もついAmazonで買うようになってしまっていた。酷い梱包と輸送のやばさを考えたら多少高くても九十九やワンズ、Arkで買うべきなのだと思うが。現金振込とかつかれるべやー。私はほぼ準禁治産者相当な人間であることは自覚している。だから普通のクレジットカードは使わない。デヴィットカードなら使用額を制限できるが通販に使うと揉めたときに本当に面倒なことになる。ギフト券が使えるAmazonは本当に重宝するのだ。

NASのHDD故障については油断しまくっていた。仮にHDDが1台故障してもRAID5だからなんとかなるだろう・・・。ならなかった(笑)。いきなり書込み禁止、マウント禁止になって再起動したらアレイが死亡。復旧不可。振動の大きいHDDを使い続けたツケが来たわけである。録画以外のデータはRN-316のバックアップから救出できる*。この時点ではまだ事態を楽観視していた。HDDを1台保証交換して復旧するだけではないか。

*信用できない海門バラクーダのSMR(瓦)だけどねw。

早速Amazonカスターマーサポートに連絡だ。クレーマーとしてブラックリストに記載されていると思うが(笑)。私は納得できない扱いにはとことん抗議する性格なのでどうしてもそうなってしまう。私は空気を読まない。腹芸は通用しないのだ。輸送中に破損して送られてきたもの、商品間違い、嘘や誤魔化しにはキッチリ落とし前をつけさせてきた。必ず文句を言えるように基本的にマーケットプレイスでは買い物をしない。逃げ切られてしまうからだ。直売品であればAmazonカスタマーサポートは私というウザいクレーマーから逃げられないのである(笑)。

サポートの連絡先がわからないのだからAmazonカスタマーに聞くしかないわけだが、カスタマーは3年保証だからTOSHIBAに連絡しろとふやけた返答をしてきた*。一応TOSHIBAサイトに製品が記載されていないこと、ユーザー登録も出来なかったこと、サポートの連絡先も記載されてないことを伝えた。取り敢えずTOSHIBAに電話しろという。教えられた番号に電話したらなんとダイナブックのサポート電話だった。ふざけてるのか。しかたなくダイナブックサポートにストレージサポートの電話番号を聞いた。電話してみたら「外付けHDDでしょうか?内蔵HDDについては当社は国内ではリテール販売をしておりません。国内流通はOEM品に限りますのでお客様は当社の保証は受けられないということになります。」この時点で頭に血が上っている(笑)。関係ない東芝サポートに怒るわけには行かない。丁重に礼をいって電話を切る。

*この時点では私はTOSHIBA HDDの国内流通がOEMのみということを知らない。知っていたらとっくに返品していただろう。

早速Amazonカスタマーに連絡だ。これは正規リテール品ではないではないか。3年保証って誰が保証するというのか。これは事実上偽物ではないか。Amazonの対応がまたふざけていた。返品、返金には応じるものの、お客様都合の返品として断固譲らないのだ。あまりに腹が立ったから本当に保証があるというなら代理店を教えろ、といってやったが、言葉を左右して教えてくれない。ただただ謝れば嵐が過ぎ去るという姿勢にキレてしまったが暖簾に腕押し。アマゾンはコンプライアンスに気を使っているというが、こんな商売で代理店と組んで不当に利益を貪っていることが判った(安いならまだ許せるが、他社の正規リテールパッケージ、ちゃんとした代理店保証がある東芝のFieldlake扱い品であるMN06ACA800/JPと値段が変わらない)。その後、更に返品センターから返品できない旨の通知が来た*。これで怒りが爆発してしまい、カスターマーサポートを問い詰めてとうとう代理店を聞き出した。案の定、昔OEM横流しの常習犯だったCFD。今ではMN06ACA800はこっそりと国内正規品という表示を消して正規代理店3年保証品という表示になっている(代理店名を書いてないし、サポート連絡先もサイトにも外箱にも書いてないけどなw)。しかし、CFDが本当に保証するなら代理店を教えるのを渋るわけがない。そもそもがTHOSHIBA HDD リテールパッケージの正規代理店なるものは国内に存在するわけがない。CFDのサイトを調べたがやはりMN06ACA800は取扱商品として記載されておらず、保証など受けられるはずがない事もわかった。CFDの保証規定は直接客と交渉せず(おそらくこれで逃げ切るつもりだ)取次先は販売店、つまりAmazonと明記されている。とことんクソである**。しかし、Amazonカスタマーは取り次ぐつもりがないどころか、代理店、サポート先すら知らなかったのである。この件はとことんやり合うつもりであったが、カスタマーはひたすら謝罪のみで決して言質を取らせない(菅義偉かよ!)。コンプライアンス上問題になるので隠蔽して内々に処理するつもりなのであろう。ただ、そうなったら私はただの悪質クレーマーということになってしまう!(それなりの理由と根拠があるとは言え悪質クレーマー扱いは間違ってないか(笑))。他の人が私と同じ思いをするのは私には耐え難い。だから言おう、AmazonでTOSHIBA HDDは買うな、と。敢えて買うのであれば少々高いFieldlake扱いのちゃんとした箱がついているものを買いなされ。これならほぼ間違いなく保証してくれる。まあ、他の店もTOSHIBA HDDを売るのならばOEM品しかないわけで、まだちゃんとした代理店保証があるものを区別して売っている分、Amazonの方がマシなのかもしれない・・・。他の店はもしかしてCFDの保証なしとFieldlake保証品が入り乱れたおみくじになっているかもしれないのだから。

*返品センターはカスタマーから連絡を受けておらず、30日以内の返品として処理しようとしたと思われる。

**多くの通信販売店、特にAmazonは販売元へのサポートの取次をしないと明言している。つまり、この手を使えば代理店はサポートを免れることができるのだ。保証規定にこの項目がある(持ち込み、第一次取次先は販売店)代理店は保証を真面目に履行する気がないと思っていい。それでも正規品なら無責任な代理店扱い品でも本国送りすることができるが、OEM品だとそうはいかない。間違いなくバックレられるだけである。そもそもが保証するはずの代理店名が明かされていないのだから販売店がAmazonのようにしらばっくれたら完璧に逃れられる。本当に代理店が保証してくれるとしても代理店保証の質はまちまちなので結局信用できるのはRMA保証だけである。私も今回の件でHDDを買うときはRMAのついた正規リテールパッケージのみを選ぶことを肝に銘じることにする。今回の尼みたいにOEM品をシレっと正規品と書いていたらどうにもならないが。

今回私が買った時点では未だ国内正規品表示だったのでひっかかってしまった。今は国内正規代理店品、代理店3年保証となっているが、保証なんてないですから~。買うならちゃんとした箱と保証がついているFieldLake扱い品を。代理店を表示してないものはおそらくCFD扱い、保証なし品です。値段は数百円しか違わないのでFieldlake扱い品を選ばない理由はありません。昔の保証なしバルク品はちゃんとした店では価格が割引されていたんですけどね。店によっては正規品とOEM横流し品が同じ値段(高い方に価格を揃える)でおみくじだったけど(上の方に書いているお店ですねw)。おみくじの店で買わないように情報が飛び交ったものです。懐かしいね。

ここまで読んで最初から保証の受けられるFieldlake扱い品を買えばよくね?という疑問を持つ人がいるだろう。一応存在は知っていたのだがAmazonの正規品なる表示を愚かにも信じていた当時の私がRMA保証品(偽りであったが)より最初から代理店保証品と判っている品をを選ぶ理由がなかったのである。

さて、実はここからがIron Wolfの話(任天堂、コナミ、尼の法務部のように白を黒にできそうな存在とガチで争う気はありませんw)。TOSHIBAに懲りた後選んだのは無難にSeagate。Web上では文句ばかり言われる海門ですが、まず市場に潤沢でOEM品を掴む可能性がほぼないこと、正規リテールパッケージが安いこと、私の環境では故障率が低いこと(HGST、WD、TOSHIBAは酷い)、履行される条件が厳しそうだけどRMAの他にデータ保証がついている。RMAの履行率も高い、とそれほど悪くないと思っています。故障率が高い分、WDの方が印象が良くないです。NAS向けを謳ってるのにRedはSMR(瓦)でCMRのRed Plusは高いしね。Seagateの評判が未だに悪いのは数年前にバラクーダの3TBが死にまくったからですが、それ以降はWDよりは故障率は低そうなんですけどね。特にIron WolfとRedではIron Wolfの方が故障率が低いデータが多かったように思います。今でもバラクーダの3TBは伝説としてSeagateの評判を下げているのですな。

さて、Iron Wolfですが、残念ながら性能ではTOSHIBAの方が上です。Crystal Disk Markの数値が850MB/s超えから800MB/sに落ち込みました。温度も3~4度高い感じ。TOSHIBAはスペック上はかなり優秀なんですよ。まあ、めちゃくちゃ煩くて音楽NAS向きではありませんし、壊れやすい、保証が怪しい(RMA保証なし、保証があっても同等品交換保証、運が悪いとそれもなし)ことを考えるとTOSHIBAは今後選択肢から外れます。

Iron Wolfは7200rmpというハンデがあるので5400rpmのバラクーダよりは煩いですが、TOSHIBAみたいにゴリゴリゴリゴリィ~~~って感じではないです。音楽サーバーとして使う程度では無音といっていいでしょう。バランスや同期といった全力稼働時はそれなりに煩いです。CMRで安価、静粛、RMA保証が安心できる。運が良ければデータ保証も受けられる。音楽サーバー用途のHDDとして及第点ではないでしょうか。

音楽データが少ない人であれば音楽用サーバーのストレージはSSDで揃えるのが正解であることは異論がないでしょう。完全な無音になりますからね。うちはデータ量からしても資力からしても無理ですが。

*現在AmazonはMN06ACA800の取り扱いを停止しているようだ。ただし、ただの欠品在庫補充待ちかもしれないので様子見。Fieldlake扱い品(MN06ACA800/JP)はそのまま売っているのでTOSHIBA HDDが入手できなくなったということはない。あ、また復活した。ただの欠品だったようだ。販売停止ともなれば相当な損失を出すのだろう。容量違いも含めたら相当な数になるのだろうし。しかし、保証無し品を3年保証有りとして堂々と売ってるほうが悪いと思うんだけどねー

**結局私を始めとする複数人から突っ込まれ続けたらしく、TOSHIBA HDDの三年保証はAmazon自ら保証することになったようだ。修理対応やデータ保証ができるわけもなく、Fieldlake品やRMA保証同様に交換保証対応となるのだろう。データは確実に失われるのでご注意を。HDDの場合Amazonへ返品したら意外にもきちんと検査されるようなのでちょっと調子が悪い程度で交換というズルはできない(笑)。ズルしたければRMAで直接本国送りにするしかない。Amazonへの返品はTOSHIBA以外のHDDでは得策ではない。送料がかかるが本国送りが無難。AmazonはTOSHIBA HDDがバルク品であることを認めましたが、バルク品であるということはリテールパッケージ選別落ちの二級品、無検品品を含むということですから国内流通しているTOSHIBA HDDは回避すべきという点について変わりはありません。ただし、他のお店や代理店扱いの品も全く同様であることから今回の措置で交換保証は受けられるようになったAmazonと他店に差はなくなったと言えるでしょう。だってそれまではAmazonで売ってる品は事実上保証が受けられなかったのですからw。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ようやくOCNバーチャルコネク... | トップ | ハイティンク死去 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

PC一般」カテゴリの最新記事