酒と音楽とPC

血は酒で出来ている(某声優談)。他の趣味はPC組み立てるのと音楽聴くのしかない。

10Gtek 57810S-10G-2S-X8

2022-11-29 04:06:49 | PC一般
結局Intel 520はTS-h886には使用できなかったのでSFP+でNasを運用できていない。これでは何のためにQSW-M408-2C(マネージドスイッチ)を買ったのかわからなくなってしまう。

ああ、新しいNICを買おう(別に困ってないのだからこの時点で頭おかしい
学習能力が普通の人であれば安物に手を出すのはよそうとなるのであるが、吝嗇な管理人はそうはならない。

10Gtekのサポートは中華中小企業にしては珍しく質問にはきちんと答えてくれるということが判明したのでまた10Gtekを選んでしまったのだ。

Intel 520のコピー品はAQ107より低性能であることが判明しているので今回はBroadcomにしよう!(安直過ぎる)Intel 520とほぼ同じ値段でBroadcom 578510搭載品が売っている。これにしよう。これはチップが正規品なので動かないなんてことはあるまい。


チップがデュアル構成なので熱いのだろう。520よりヒートシンクが大きい。これで値段がほぼ同じなのだからお買い得・・・のはず。TS-h886にサクッと取り付けて起動・・・。動かん(笑)。QSW-M408-2CやQfinderに登場しないのだから認識自体全くしてない。

慌ててQnapの互換性対象表を眺めたが、新しい機種ではBroadcom自体が消えている。シェア落ちているんだろうな。QnapのNASや純正NICにAQ107が採用されている時点で怪しむべきだったのだろう。どうやらMarvellより下になってしまったらしい(嘆かわしい)。

これは自分の判断ミスなので10Gtekに文句を言えない案件。どうせPCもSFP+に乗り換えるつもりだったのでPCに積めばいいやと頭を切り替えた。Intel 520のコピー品は我慢ならない性能なのでPCからも追放したいからだ。


PCでの性能はこんな感じ。AQ107はどうにか上回ってくれた。


この悪夢は何とか忘れられそうだ。キャッシュが乗っていればファイルコピーで800~900MB/S位出るし、PCI-Express4.0世代のSSDとの間のコピーなら1G/S超えも十分に狙える。

こうなるとTS-h886側のNICもSFP+でAQ107より高性能なものにしたくなるが、こちらは安く上げるのは無理でQnap純正かMellanox、Intel純正といった厳しい選択を迫られることになる。うーん。Qnap純正は採用チップが良いものではなさそう*だし、他は高い。高い。高い(大切なことなので三度ry)。

*おそらくチップはMellanox。現在nVIDIA傘下のMellanoxは設立後20年ほど。それほど実績があるわけではないはずなのにサーバー用に広く採用されるようになっている。スパコン分野ではシェア的には既にIntelすら凌ぐらしい。レイテンシが低いんだとか。ただし、サーバー用なので値段が高い。一部戦略的に安く売られているが、例によって中華コピー品も作られているようであまり安いものは買いたくない。それにしても、日本では未だにIntel、Intel。MellanoxのNICなんて見つけるのも難しく、大半が瀬取り目的の個人輸入品で値段はお察し。日本は完全にガラパコス化している。尼や楽天が純正品を売るようにならない限り迂闊に手を出せない。純正品の値段でコピー品を掴んだら悲しすぎる。高いからね。ちなみにQnap純正のカードも高すぎて売れなかったらしく、既に個人輸入品しか出回っていない。
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Qnap QSW-M408-2Cと10Gtek X520-10G-1S-X8

2022-11-03 12:46:26 | PC一般
SFP+を試したくなってマネージド・スイッチを購入。
お試しなので高いのは要らないということでQnapのQSW-M408-2Cを選択。10GbのRJ45ポートは残念ながらTSV-951Xにデータバックアップするために残さざるをえないのでSFP+とRJ45のコンボポートを持つこれに決めた。コンボポートは2個。コンボポートが4個ある上位機種QSW-M408-4Cもあるのだが、今後はSFP+をメインに据えるつもりなので必要ないということで下位機種に。SFP+のポート数は同じ4個なので上位機種は必要ないと判断した。

しかし、注文した翌日にそれまで品切れしていたAmazonがかなり安く安売りを始めてしまい意気消沈。なお、Qnap製品はボッタクってる店が多いので要注意。相場より安い場合は並行輸入品が多いのでAmazonやNTT-Xといった大手が無難かと。故障した場合本国送りは面倒。日本の代理店もちゃんとサポートしてくれるならありがたい存在。

SFP+をお試ししたいが真っ当なカードを買う予算はない(なら買うな)ということで10Gtek X520-10G-1S-X8という安物カードを購入。型番で分かると思うがIntel X520のコピー品である。とりあえずSFP+がどんなものか見てみたかったのだ。ケーブルもカードと同じもので良いかなぁということで10Gtekのケーブルを用意(TP-LINKのようにカードにケーブルをオマケで付けてくれるようなことはなかった)。



TP-LINK程ではないが非常にシンプルなパッケージになっている。10Gbit LANはひたすらに熱いのでファンがついている。TV-h886のファンが圧倒的に煩いのでこのスイッチの騒音は良くわからない(TV-h886はそのうち他の部屋に追放したいが10Gbit通信を維持しながら別の部屋に配線するのはなかなかハードルが高い)。かき消されているぐらいだからそんなにうるさくはないのだろう。

10Gbitポートが4個(RJ45なら2個)、1Gbitポートが8個と豊富なので以前のように1Gbitポートが足りずスイッチを2台(NetgearとTP-LINK)使う必要はなくなった。


ぱっと見では極普通の安物LANカード。違いはSFP+接続部分の長さ。

さて、見せて貰おうか、マネージドスイッチとSFP+の性能とやらを!


管理画面はこんな感じ。シンプルである。ただし、日本語化されていない。マニュアルも極めて不十分であり、ある程度経験がないと用語や設定の意味がわからないと思われる。VLANとかリンク・アグリゲーションとかいい思い出がないので当分弄るのは止めておこう。当面はアンマネージドスイッチとして運用。

さて、肝心のFSP+であるが・・・。一瞬動いた後接続が切れた。その後うんともすんとも言わない。

ググった結果、中華のIntelコピーチップにQnapからベンダーロックがかかっていたorz。よく調べずに買うとこういう事が起こる。Qnapは寛容なイメージだがFSP+では強硬派なんやね・・・(Intelが手を回したのかもしれんけど)。ちなみにSynologyも中華コピー品にベンダーロックを掛けているようだ。解除パッチを貰うこともできるようだが、危うきには近寄らないほうが良いだろう。PCに取り付けても使えるのだからと自分を慰めた。

NasはRJ45、PCはSFP+とRJ45の二段構えで行こうかと。久々に埃だらけのPCを開けてカードを取り付ける。認識せずにヒヤリ。Intelのドライバも既に入っていることになっている。これは詰んだかと思ったがカードの付属CDのドライバを上書きしたら動いた!もしかしたらMSのベンダーロック解除パッチが入っていたのかも。さて、その結果だが・・・


これである。終わってるorz。これでもTP-LINKの赤いカードより高いというのに・・・。ソフトウェア処理でもやってるのかという結果。まあ、Intelといえども安物はこんなもんなんだろうな。アキュフェーズの低グレードアンプ買った人がサポートに「そんな安物買うからw」と言われたという話を思い出した。純正品でも性能は大して変わらないだろうからX520という廉価チップ自体がダメダメということなのだろう。

ちなみにメインポートを赤いカードに変えたベンチ結果がこちら


AQC107優秀~(棒読み。


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WDS400T1R0AとCT4000P3SSD8JP

2022-10-22 08:16:39 | PC一般
目指せ完全体、フルアーマーTV-h886(笑)。

ということでNasキャッシュ用のSSDを検討。残ったスロットはS-ATA SSD x 2、PCI-Expressでアダプタを使ってM2 SSD x 1。検討の結果キャッシュは4TB SSDに決めた。キャッシュに4TBも要らなくね?って気がしたが、4TB SSDが売れないのか軒並み投げ売りセール状態で2TBの方がコスパが良くなかったのだ。Amazonですら僅かながら渋々値下げしていたので4TBのSSDはよほど売れないのだろう(発売直後だとAmazonが一番安い。しかしAmazonはその後なかなか値下げしない)。

S-ATAのSSDはどれも大して性能は変わらないが耐久性を重視してWD REDを選択。M2 SSDは迷ったが困ったときのCrucialが割安で売っていたのでこれに決めた。性能が低いP3だがNasのスロットはどうせPCI-Express 3.0なので性能にこだわっても仕方がない。WD RED M2の4TBはあまりにも高すぎる。所詮キャッシュだからこの程度で十分。

Amazonがセール中であったにも関わらず高いので今回はパソコン工房で購入。うーん、GoodWill、ユニットコムにいい印象ないんだけどな。何故か圧倒的に安かったので。ArkやTUKUMOも工房と比較したらかなり高かった。メモリやSSDはこわれにくいから大丈夫でしょ。WDやCrucialなら博打ブランドでもないし返品するようなこともないだろう。


梱包状況はまあまあってとこですね。Amazonは精密機械でも詰め物は紙ですからね。最悪ビニールだけの場合もあるし。梱包がAmazon以下の会社はまずないですね(笑)。あるとしたら一部中華かな。中華は配送業者の方もヤバいからなぁ。これだけプチプチが入っていればSSDなら大丈夫でしょう。


CT4000P3SSD8JPは下駄(アダプタ)を履くので認識されるか不安だったが問題なく認識してくれた。WDS400T1R0Aは当然ながら問題はない。

Qnap純正のSSD+10Gbを買えばシステム用としても使えるのだがとにかく熱い、煩いらしい。容量も2TB止まりではなかっただろうか。中身もデフォルト装着メモリやイーサーネットカードのチップを見る限りそう良いものではないだろうし。

ここでふと気がついたのだがPCI-Expressスロットが埋まってしまった。ビデオカードを装着しないとNasPC化計画はおじゃん、仮想環境を使うのも難しくなる。どうしたものか。

さて、見せて貰おうか、4TBキャッシュx3の実力とやらを!


PCI-Expressにゲタを介して装着したSSDもしっかり認識されている。


キャッシュはこんな感じで認識される。読み取りキャッシュがCrucial P3、書き込みキャッシュにWD RED x 2を割り当てている。


あかん(笑)。投入コストには明らかに引き合わない。Crystal DiskMarkの計測値では大して変わらない。ただし、体感ではキャッシュが乗った場合は桁違いに速くなるのは確かだ。ただ、キャッシュが乗る場面はかなり限定される(同じファイルを再度コピーとか、圧縮ファイルを解凍後にコピーとか。)。HDDだけの構成でもRAID5、RAID50で本数がある場合はかなり速いので無理して入れる必要はないかもなぁ・・・とは思う。Nasはとにかく計測にブレが大きく毎回結果が変わってくる*のでもう少し様子を見たい。

*こういう結果が出ることもある。これならデータが増える前と遜色ないスコア。



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Nasのメモリ増設

2022-10-08 13:27:43 | PC一般
データが増えたらやはりスワップ、メモリ不足のアラートが頻出するようになった。ノーマルQTSであれば16GB程度で十分なのであろうが、QuTS-heroでは足りないらしい。いずれ仮想環境で遊ぶ予定もあるし、今後可能ならWindowsマシンを使わずNasだけで生活しようかという目論見もあるのでメモリを増設することになった。

ただし、TS-h886はECCメモリ採用だ。高価なのは言うまでもないがECCメモリは市場に出回っている種類も少ないのだ。サーバー分野は基本メーカーの言い値だしなぁ(笑)。価格は仕方ないとして、本当に売ってない。Amazonや楽天を調べても得体の知れない(おそらく中華)メーカー、超高いメーカーの二択(笑)。Qnapのメモリを引っ剥がしたら951XはA-DATA、h886は虎(Trancend)だったので適当なメーカーでも動くとは思うが何年も使うことを考えたらやはり安物は避けたい。

メモリはOCしない場合は安価、安心のCrucial一択なのだがCrucialはECCメモリを殆ど扱っていない。もうMicronと資本関係が切れているとかで袂を分かちつつあるのだろう。そのせいで良いものは供給されてないのかな。Micron純正はあまり見ない上にあっても高価。サードパーティもサーバー分野での評価はよくわからん(笑)。やはりKingston、Century Microクラスなら安心なのだろうか。財布が持たんわw

結局Kingstonの下請けでもあるので中身はKingston準拠であろういつものSan-Maxに決めた。OCしない場合安価なCrucial一択なのだが売ってないものは仕方がない。128GBまで増設する将来を見据えて32GBx2のセット(SMD4-E64G88S-32AA-D)に決定。チップはSamsung。注文した後になってMicronチップも選べたことに気がついたが、OCなんて出来ないわけだしDDR4のチップ市場を引っ張ったのはSamsungであったのだからSamsungで良いやという判断になって注文取り消しせず。値段も結構違うみたいだし。何ならHynixでも良いくらい(笑)。ECC市場ではHynixは見かけないが。


いつも丁寧なArkの梱包。Amazonさんよ、精密機械の梱包作業はこうやるんだぜぃ。


非常にシンプルな中身。


h886はメモリ交換も簡単。


旧メモリがこれ。Trancendの8GBx2。


やったねブログ主、メモリが増えたよ!

これで仮想環境をぶち込むまでは問題なく使えるのではないだろうか。データ量が増えてから遅くなっていたアクセス速度も回復した。残念ながら音楽データ、動画がなかった頃のようなサクサク感はない。データが増えるとメモリ増設ではカバーできないようだ。これ以上のCPUを持つNASは資金的に無理なので諦めよう。
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Western Digital SN700

2022-09-07 07:05:14 | PC一般
TS-h886はシステムをM2 SSDに置くことが大前提となっているNasである。しかも、Qnapは高いパーツを使うのが当たり前と言わんばかりの態度で高級品しか互換性確認をしない。


一番高いSSD買ってやったぞ、これで文句ないだろ!何故キレてんの?

現在普通に売られているSSDでは理論上最も長寿命のSSDである。実に2,000TBW。そのうちこれを超える長寿命SSDも出現するであろうが、現時点では他製品の約2倍という圧倒的な数字を叩き出している。保証期間も5年とあってWDがかなり自信を持っている製品であることが窺える。性能自体はPCI-Express3.0であるから最新のゲーム用4.0世代のSSDと比較したら最高というわけではない。ただし、一般に買えるものでPCI-Express4.0に対応しているNasなんてなかったと思うから現時点でNas用としては性能的にも最高クラスだろう。

さて、見せて貰おうか赤いNas用SSDの性能とやらを!

起動はそれなりに速くなる。HDDと比較したらストレスがない動作になる。ここまでは良かった。しかし、性能計測する前にデータを951Xから移してしまった。HDD6台はRAID5で運用する予定であったが多少は性能を考慮しようかということでRAID50に落ち着いた。これなら後からでも追加で出来たような気がしなくもないが、WD SN700にシステムを移す方法がなくどうせやり直しは確定していたのだからこれで良いだろう。

だが、データが増えるとやはり性能に悪影響を齎すらしい。常駐アプリが格段に増えてしまったのも良くなかったのだろう。前回の計測は実用状態と比較してかなり下駄を履いてしまった状態であり、実用的な常駐アプリ量、データ量だと計測上の数字はかなり悪化するようだ。WD SN700が無駄であったとは思いたくないが。


払ったお金の割に微妙な結果である。SN700自体は様々な環境で性能を計測されており性能は折り紙付きであるがSN700を持ってしてもこの程度であった。

前回の計測でHDDにシステムを置いた状態で常駐アプリを増やし、データもパンパンの状態でベンチ計測していたらもうちょっとSSDの有り難みが判ったのかもしれないが性能が格段に上がったとは到底言えない結果に終わった。


前回の結果がこれであるから逆に落ち込んだものも多い。書き込み速度は上昇したものが多いが読み込み速度は常駐アプリ、データ量の悪影響のせいか悪化している。SSDの寿命は大幅に伸びるが5年も使うかは微妙と思うのであれば高価なSN700である必要はないかもしれない。SSDの進化は早いのだ。


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