数年ぶりのエロゲーレポート(笑)。巣作りドラゴンの夢再び。潰れたソフトハウスキャラのスタッフが恋姫の絵とキャラでダンジョン育成ゲームを作るということでスタッフを吸収したNEXTONとしても出し惜しみ無しの支援を行っている。ソフトハウスキャラの魅力はキャラクターよりシステムにあったので絵が変わっても問題はない・・・はずであった。
う~ん、大劣化しとる。巣作りドラゴンの面白さは奥行きにあった。ストーリー上の必須登場キャラを出すのも結構大変で女神転生の悪魔合体と同様にレアユニットの雇用はかなり低い確率。その上にサイドストーリーあり、モブキャラとのストーリーあり、条件も複雑で100回やっても出ないものは出ない、攻略を見てもなかなか難しい(レアユニット召喚は完全な確率運ゲーなので)、そんなゲームでした。カリンちゃんはレアキャラは普通にやってれば確実に登場する。そしてレアユニット自体が存在しない。強いユニットの雇用条件も非常に緩やか。単純に上級ステージに行くだけで雇用できる。それもあってプレイヤーはほぼ負けない。巣作りドラゴンでは結構負けていた。レアユニット雇用ができなければクリア不可と感じるような強敵もいた。負けならがら対策を考え、超低確率レアユニットの召喚を祈る(笑)。その強力なレアユニットも負けて殺されたら消える。カリンちゃんは負けてもユニットが消えないんですね。苦労して召喚したユニットが消えるのはとても悲しかったからカリンちゃんの方がその点ではいいのかも知れませんが。そういう巣作りドラゴンで楽しかった要素がバッサリ取り除かれています。
まあ、20~30時間で飽きますね。プリンセスメーカー、アトリエシリーズをキャラ風味で味付けして更に条件を複雑にしたウィザーズクライマーの方がやり甲斐がありました。恋姫の絵が好きな人なら・・・ですが、あの絵を好きな人がダンジョンSLGなんてやりますかね?ソフトハウスキャラが次第に人気を失っていった理由をスタッフは難易度が高すぎるからと感じていたのでしょう。私は個人的には簡単になってつまらなくなったからだと感じますね。難しいゲームを面倒と思う人はソフトハウスキャラのゲームを手に取ることすらないと思いますね。元々理不尽要素を多く含むゲームを制作して少数派のマゾゲーマー相手の商売をしていたのですから、普通のユーザーに気を使う必要はなかったのではないでしょうか。何十万本も売りたいと言うなら話は別ですがね。エロゲー自体が下火ですからどの会社も売上が落ちるのは当たり前なんですね。その中で生き残っていくためには如何にニッチ層にアピールするかではないでしょうか?コンシューマーにはエロは入れられませんし、ソシャゲでは複雑なゲームは作れません。エロくて複雑なゲームは生き残る余地があると思うのですが。むしろ普通のエロゲーは深夜アニメ、ソシャゲで代替可能ですからどんどん衰えると思います。才能の揺り籠としての役割もソシャゲや深夜アニメに奪われた感じですし。
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