もう9月も近いというのに部屋が暑くて閉口している私ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。IntelのCore i7 920、4790Kとなかなかに熱いといわれるCPUを乗り換えてきた私ですが、エアコンの設定温度を見る限りRyzen 3900Xはこいつらより確実に熱いと思います。うんこを使えば静音化するのは可能ですが、アパート住まいとかで部屋をあまり冷やせない環境にある人はちょっと考慮したほうがいいです。確実に夏場は死ねると思います。ファンで内部が冷えてもその分は確実に外部に排出されて部屋の温度を上昇させているわけですから。出力100W超えのアナログ・オーディオアンプよりはマシでしょうが。
現在使用している電源のCorsair HX850が保証も切れた10年選手になってしまっているので交換を考えていることは以前書きました。消費税値上げ前にオーディオアンプの交換、電源交換まで一気にやってしまう勢いで電源を注文しました(その後、姉から前も消費税値上げ前に駆け込み需要で物価が上昇して値上げ後に需要の冷え込みで結局消費税込みでも以前より安くなったのを指摘されたが、所詮モノを買うのは勢いなのだw IYH!)。
電源は良いに越したことはないが、中堅電源のHX850が10年持ったことでちょっと電源を舐めていたこともあって注文したのは同じCWTのOEM製品であるTharmaltake Toughpower iRGB PLUS 850W PLATINUM PS-TPI-0850F2FDPJ-1だった。別にピカピカイルミネーションに引かれたわけではない。そもそも、今の窒息ケースでは内部を見るだけで腰をやってしまう(笑)。電源内部に独自のデジタル制御基板を持っていてUSB接続でモニタリング、コントロールできるという仕様に興味を持ったのだ。Corsair HX850i(新型)にも同じ機能があるのでCWT電源の新しいウリなのだろう。HX850iは前モデルのHX850がヒットした影響でCWT OEMのくせに高くてコスパが良くないのでTharmaltakeの方を選んだ次第。まあ、いつもの逆張り癖が発動したのである。Tharmaltakeの電源も色々と評判が良くないのだが、このモデルから上は使用パーツがマシという情報もあったことに背中を押された。Tharmaltakeの電源はこの後に新型が出ており、このモデルはフラッグシップではない、今や最高ではない80PlusのPlatinum認定ということで安く売られているのだろう。新型は80PlusのTitanium認定を受けているとはいえ、同様のUSB制御機構があるところを見るとCWTのOEM電源なのに25kを超えておりちょっとコスパが悪すぎる。
到着して早速組み込んでみてから気がついた。これ、USB端子物理的に壊れとるやん。そういえば確かに箱に凹みがあった。多分輸送途中で投げられたのだろう。内部がウレタンでパッケージされている上に丈夫な電源はいくらAmazonのヤバい梱包でも壊れまいという甘い見通しが間違っていたのだ。よく考えたらUSB B端子なんて強いわけないよな・・・。自力で開けて直そうかとも考えたが自分は悪くないのに保証を失うリスクを負う謂れもないしAmazonの粗雑な梱包に抗議する意味も込めて返品した。
問題はここからだ。Amazonで返品した以上、返ってくるのはギフト券。またAmazon縛りが掛かってしまうのだ。Tharmaltakeを注文したのをちょっと後悔していたから買い直すいい機会ということも出来なくもないのだが、梱包が安全なTukumoやワンズ、Arkを利用することは出来ない。同じものは嫌だけどCorsair HX850iでもいいかな、とも考えたがまたUSBが壊れていたらもっと嫌である。
結局、USB端子がない、つまりCWT OEM品以外の選択でCorsair AX 850に落ち着いた。本当につまらない選択です、ありがとうございました(苦笑)。これはSeaSonicのOEM品。80PlusのTitanium認定を受けている鉄板である。日本ではSeaSonic純正はあまりにも高く、同じSeaSonic OEM品のSilver StoneやAntecのは安いが一世代前の製品(確かSeaSonic FX相当の80Plus Platinam)。残るのはこれだけだった。なんで本家SeaSonic SSR850TRとこんなに価格差があるのか。OEM品はパーツをケチってるという説もあるが、単に日本代理店(オウルテック)のマージンがとても厚いからのようだ。他の国では本家とOEM品の価格差は小さいのでパーツをケチって安く売ってるという説は成り立たない。本家の製品が異常に高いのは日本だけのようだからである。オウルテックはアフターサービスが良いという利点もあるらしいので高いのは正当化できなくもない。
*よくよく調べたらCorsairは10年保証、SeaSonicは12年保証である。高いのは当然と言える。ただし、2~3万の商品で1万以上差がつく根拠となるかは疑問である。
またAmazonからの購入だったのでちょっと不安だったが、今回は簡単に壊れるUSB端子がないので心配は杞憂だった。問題はHX850のときも感じたが、Corsairのケーブルがとても硬くて取り回しが難しいこと。先にTharmaltakeで組み込んでいたのでその差は歴然である。確かに信頼性を考えたらケーブルは太くて丈夫であるべきというのは否定はできないのだが、この硬さでは裏配線自体が困難になってくる。硬くするならせめてケーブルの長さに配慮がほしい。曲がらないのでギリギリ長さが足りない、非力な人では曲げることができずコネクタに挿せないといったトラブルが容易に想像できてしまう。挿せても側板を嵌めるのにまた一苦労である。もうすこし裏配線に配慮がほしい。このクラスの電源を買う人で裏配線しない人などいないであろうから。
ものは当然ながら良い。HX850より静粛性も向上している。CPUの温度も少し下がった。これはCPU補助コネクタを2本挿すことが出来るようになったからである。コネクタ1本でもTDP105Wの3900XのTurboモードに対応可能なのだが、2本だと負担が分散されるという理屈らしい。3950Xでは1本では厳しいかもしれない。まあ、3950Xはマザー自体が実質新型チップセットのX590縛りになるという話なのでCPUコネクタ2本挿しは必須条件になるのかもしれない。
*電源交換後に念の為チップセットドライバを入れ直したら新しい省電力命令が実行可能になったようで電源プランにRyzen Balancedが出現。アイドル時の電圧は0.3~05V程度に低下。これが本来の状態なのだろう・・・が、今度は電力ピーク時の電圧が1.1Vを超えなくなってしまった。オフセット等は設定していないのであまりにも低すぎる。それでもエンコ性能もベンチ性能も低下していないので問題はなさそうに見えるが、電源交換時に配線のやり直しに邪魔なCPUクーラーを外したのでその際にセンサーが壊れた、あるいはCPUのピンを曲げたのではないかとちょっと戦々恐々としている。CPUの温度もアイドル時に35度、ピーク時に70度に激減しているのは素晴らしい結果と言っても良いのだが、あまりにも下がりすぎているのがどうしても気になる。他のソフト読みでもピーク電圧は1.1V止まりで同じである。ただし、他のソフトではアイドル時の電圧は1.0V近辺と表示されており、Ryzen Masterとの甚だしい乖離が見られる。Ryzen Masterが他のソフトと違ってアクティブコアの電圧ではなく全コアの平均値を表示するようになっただけだと思うのだが(アクティブコアの電圧を計測すればRyzen Balancedが効いていてもやっぱりアイドル時1.0V前後なのではないだろうか)。消費電力も叩かれたせいか、以前は160Wだかを基準値にしていたのに1000Wになっている。したがって全く赤くなったり黄色くならなくなった。多コアなのにアクティブコアだけを狙い撃ちで計測されたら常に電圧が高く表示されるので変更した、消費電力の基準値が160WでIntel Corei9シリーズのピーク消費電力よりずっと低いのに基準値を超えてしまって黄色くなっていたら叩かれたから基準値を1000Wに変えた(裏を返せば消費電力もコア電圧も大して変わっていない。表示方法が変わっただけ)それはなんとなく理解できてもピーク時1.1V縛りの方は気になって仕方がない。
**結局Ryzen Masterがインストール時に不具合を起こして電圧が下がっていただけだった。ちゃんと動いてからはきっちりアクティブコアの電圧が1.485Vに戻った。それでもアイドル時のコア平均値では0.4~6の間に収まるので電源交換して良かったのだろう。ただ、1.1V縛りの状態でですべてのストレステストに通ったところを見ると、定格ならオフセット0.2~0.25で行けそうな気がする。温度が下がるので静音に都合が良い。運が良ければOCも出来るんじゃね。ただ、そういう遊びは今の安物マザーでは怖すぎる。MSIのACE、GigabyteのAorus Masterあたりが欲しくなってきた。流石にMSI Godlike、Gigabyte Aorus Extremeには手が出ない。いや、そんな金があったらネットワークプレイヤーとプリアンプ買い換えるよ(笑)。高すぎ。高いマザー買った上で実は当たり石じゃありませんでした、残念!だったら泣ける。ピーク電圧1.485Vの状態ではオーバーヒートでほどんど4.6GHzに到達してないわけだからその可能性のほうが高い。