種子島初の乳酸菌農法によって無農薬栽培されたお米のお披露目会に招待され行ってきました。
無農薬でお米の栽培が出来るのか?半信半疑のスタートでしたが、苗作りの時点でその違いを
感じていたようです。苗箱を移動する際、片手で苗箱をぶら下げて持つとこれまでの苗は箱から
剥がれ落ちてしまうのが乳酸菌農法の苗は発根が良く「箱から落ちないんだ」と違いを実感したようです。
休耕田を使っての栽培でしたので土壌の条件は決して良い物ではありませんでしたが、それでも
慣行農法と比べて遙かに実りの良い結果が出たことに喜んでおり来年はさらに良いだろうと言うことでした。
お披露目会には、水稲農家8名も参加し新米を堪能し乳酸菌農法の効果に感激して頂きました。
乳酸菌農法の使い方、水田管理、除草等話が盛り上がりました。今年は、2人で始めた米作りも
来年は、10人のグループの環に広がります。
おもてなし料理も最高でした。種子島の素潜り名人村野さんが前日、船を出すのも躊躇する様な荒れた海に出て
ブダイを始め高級魚を捕ってきてくれました。刺身、焼き、マリネ等々あまりの美味しさに写真を撮るのを忘れてしまいました。残念!!
素潜り名人村野さんは、『黄金伝説』に出演しよいこ浜口に素潜りを指導したそうです。しかし、この方やはりただ者ではありませんでした。
安納芋栽培の名人でもあるのです。安納芋も乳酸菌農法で栽培が始まっています。村野さんは、海を愛し海を汚したくないと言う思いから
安納芋の栽培も以前から無農薬で行ったので酸菌農法の良さをすぐに理解していました。
鉄砲祭りが盛大に執り行われていました。ひょうたん踊り、御輿や山車が出て楽しませて頂きました。
Facebookにひょうたん踊りのビデオを掲載しましたので是非見て下さい。
種子島が日本の稲作発祥の地だと言うこと知ってますか?私も今回初めて知りました。
種子島に稲作をもたらした玉依姫命を奉っている宝満神社に参拝してきました。
稲作発祥の地で初めて乳酸菌農法で無農薬の水稲栽培を始められたことに感謝致しました。
宝満神社
水稲農耕文化の始めとされる「赤米」を現在でも神田で作っている。神田を管理する社人によって苗代田に苗が作られ、苗取りのあと神田(御畦)に調子のいい田植歌にのり植えられる。肥料は古より使わず、社人の手によって管理・収穫される。御神米として御神前に供えられるのであるが、食すのは願成就祭(豊作感謝祭)とこのお田植祭の時にのみ「おにぎり」にして戴き、残りは種子として保存する。これを食した女性は安産とされる。一連の作業は男子だけで行うのが仕来りで、「赤米」は他の稲より茎が堅く丈が長くなるところから、この地を茎永と名付けたという。
由来
文化四丁卯年の創建である。祭神玉依姫命が水田を開き稲を作り、食生活を潤した御神徳を称え奉って、宝満池の畔の今の浄地に奉斎したものである。島内各地で籾の付いた弥生式土器が出土し、天武天皇十年(六八一)には島の状況として、「粳稲常に豊なり、一たび植て両び収む」(日本書紀)と記され、当社縁起にも「種子島は日本における稲作の始まりの地」とあって、当社では今でも稲の原種ともいわれる「赤米」を神田で作っている。
赤米は、種子島と対馬にしか無いそうで対馬の赤米は、籾自体が赤くなるのが特徴です。
サツマイモの発祥の地も種子島なんだそうです。種子島という名前の由来は、まさに種の始まりだったんですね。