Woodtownゆき スタッフブログ

国産材を使った木造住宅・ログハウスをお届けする、ウッドタウンゆきの日常のご紹介です。
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壬生の花田植え

2010年06月14日 | 日常のこと

6月6日北広島町千代田で行われた
「壬生の花田植え」を見に行きました!

 

世界無形文化遺産ユネスコに推薦が決定されたためか、
テレビも沢山来ていたようでした。県外からも多くの人が来ていましたよ。


この日は「本地花笠おどり」も行われました。

天正7年に、吉川元治が南条氏を攻めた際、
家臣に女性の踊り子の姿をさせ、太鼓に刀を隠して侵入したのが始まりだとか。

花笠が田んぼにも映って綺麗でした

 

さて肝心の田植えですが、最初に「飾り牛」が壬生神社から来ました。
この時、牛の前に御幣を持った方が居られました。
この御幣と、神社でお清めした苗3つに神が宿っているそうです。


その神様は、田楽の最中はサンバイさんに宿るそうです。

サンバイとは、田植えの指揮をする人で、漢字で書くと三拝と書きます。
(田の神のことでもあります。)
サンバイの持つささらもサンバイ竹と言い、煙で燻された煤竹を使用するとのこと。
このサンバイさんの歌の出し方で
田植えが効率よく楽しくできるとのことなので、責任重大な人です。

歌には朝唄・昼唄・晩唄があり、
サンバイさんはこの中から状況に合わせ、
早乙女(苗を植える女性)の知っている歌を歌います。

早乙女たちが苗を植えています。 そのうしろで男衆が田楽をしてます。


 

この飾牛がとってもかわいいのです!

この牛は田植え用の牛で、ちゃんと言うことを聞くように躾けてあるので本当に賢いです。
手綱で操るのですが、手前に引くと右に、腹を叩くと左、強く引っ張ると止まるのだとか。

 

牛は飾り付けられていて、背中の造花の所に飼主の名前が書かれていました。
途中牛を引く人がお酒といりこを食べていましたが、これは清めでしょうかね?

 

田楽の 主役の大太鼓は、足で太鼓をしっかり挟み、
体は動かしても大太鼓は動かないのが上手な人だそうです。

 

田植えが終わり最後にえぶり(代掻きの後、田を平らにするもの)を田に挿し、
その上に神社で清めた苗三つを置きます。
こうして、田の神に田植えが終わったことを告げるのだそうです。

 

花田植を見たのは初めてでしたが、
唄の合間に解説をちゃんとしてくれたので、
色々わかって勉強になった一日でした。

/メグミ

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