6月6日北広島町千代田で行われた
「壬生の花田植え」を見に行きました!
世界無形文化遺産ユネスコに推薦が決定されたためか、
テレビも沢山来ていたようでした。県外からも多くの人が来ていましたよ。
この日は「本地花笠おどり」も行われました。
天正7年に、吉川元治が南条氏を攻めた際、
家臣に女性の踊り子の姿をさせ、太鼓に刀を隠して侵入したのが始まりだとか。
花笠が田んぼにも映って綺麗でした
さて肝心の田植えですが、最初に「飾り牛」が壬生神社から来ました。
この時、牛の前に御幣を持った方が居られました。
この御幣と、神社でお清めした苗3つに神が宿っているそうです。
その神様は、田楽の最中はサンバイさんに宿るそうです。
サンバイとは、田植えの指揮をする人で、漢字で書くと三拝と書きます。
(田の神のことでもあります。)
サンバイの持つささらもサンバイ竹と言い、煙で燻された煤竹を使用するとのこと。
このサンバイさんの歌の出し方で
田植えが効率よく楽しくできるとのことなので、責任重大な人です。
歌には朝唄・昼唄・晩唄があり、
サンバイさんはこの中から状況に合わせ、
早乙女(苗を植える女性)の知っている歌を歌います。
▼早乙女たちが苗を植えています。 そのうしろで男衆が田楽をしてます。
この飾牛がとってもかわいいのです!
この牛は田植え用の牛で、ちゃんと言うことを聞くように躾けてあるので本当に賢いです。
手綱で操るのですが、手前に引くと右に、腹を叩くと左、強く引っ張ると止まるのだとか。
牛は飾り付けられていて、背中の造花の所に飼主の名前が書かれていました。
途中牛を引く人がお酒といりこを食べていましたが、これは清めでしょうかね?
田楽の 主役の大太鼓は、足で太鼓をしっかり挟み、
体は動かしても大太鼓は動かないのが上手な人だそうです。
田植えが終わり最後にえぶり(代掻きの後、田を平らにするもの)を田に挿し、
その上に神社で清めた苗三つを置きます。
こうして、田の神に田植えが終わったことを告げるのだそうです。
花田植を見たのは初めてでしたが、
唄の合間に解説をちゃんとしてくれたので、
色々わかって勉強になった一日でした。
/メグミ
ウッドタウンゆきのHP
http://www.woodtownyuki.com