WOODBASE BLOG.

普通の主婦が製材所の事務員さん始めました。

材料検査

2012-05-31 | ⇒ WORKS
プレカット工場にて、材料検査。







土台は桧、その他の構造材は杉一等材です。
6寸と7寸の登り梁のある住宅です。

床梁や柱などほとんどが大部分が化粧のため、根気よく材料の番付をしていきました。
材木屋として、検査で構造材を広げる作業はありますが、番付をお手伝いさせていただいたのは初めての経験。

床梁などは、下から天井を見上げたときに見えてくる部分なので下端を上に向けて品定め、
化粧面となる木の面、木の背と腹の向きにも注意しながら見ていきます。
番付は隠れる上端にそれぞれ記していきます。

特に横架材の番の付け方、縦番と横番や向きに従って番付すること、勉強させていただきました。

仕方のないことですが、目通りがよくても、中には虫食い(ハチクイと吉野では言います)があるものもあります。
切づかいできるもの、見えがかりのいいところ、一丁一丁確かめながら一軒の住宅の構造材を選びます。
一日かかる大変な作業でしたが、とても大事な仕事です。


設計は富山県の水野建築研究所さんです。

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2 コメント

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お疲れさまでした (miz-architects)
2012-06-01 12:18:08
お忙しい中、番付を手伝って頂き、ありがとうございました。
作業中に交わした言葉の節々に、自分たちの木をとてもを愛していらっしゃる様子が伝わってきました。
それだけに使用する場所を見極める方も熱が入り、長時間の作業になってしまいました。
大事に育てて頂いた木材を大切に使わせて頂きます。
今後も宜しくお願いいたします。
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コメントありがとうございます! (ウッドベース見習い)
2012-06-06 16:58:03
先日はこちらこそ、お忙しいところを富山から有難うございました。
設計図とにらめっこしながら、一丁一丁、木をどこに配置するのか、水野さんの真剣なやりとりはとても心に残っています。
吉野の木も素敵な設計士さんのもとで本望だと思います(*^_^*)
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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