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イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

生きる力

2015年09月25日 | 術後6年~

テレビに映った川島なお美さんの姿を見たとき
また一年半前の自分を思い出した。
骨ばった体、こけた顔、正にあの時の自分。
けれど、彼女はきれいにメイクをして
くりくりとした目は相変わらず可愛らしい。
プロだなと思う。
あの体で舞台に立つ、その精神力は計り知れない。

体調が悪かったり、横になれなくて苦しかったりすると
今でもあの時を思い出す。
自分で言うのもなんだが
よくあれだけ頑張って生きていられたと思う。
買い物に行って、ごはんを作って、それで精一杯だったけれど
その気力はどこから湧き出ていたのだろう。
今またあの時と同じ状態になったら
同じように耐えられるかと考えると、ちょっと自信がない。
年々体力は落ちているし、回復させる気力も体力も追いつかない。
「生きたい」と思う気持ちを奮い立たせることができるだろうか。
想像がつかない。


という日記を書きかけたままになっていたいたところ
昨夜遅く川島さんの訃報。
最後の最後まで自分を奮い立たせて生きていた
その強さに敬意を表したい。
これからはどうぞ安らかに。

先日胃がんで亡くなられた女子アナの黒木奈々さん
昨日乳がんの手術をした北斗晶さんと
ここのところがんの話題が続く。
2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡すると言われる時代。
がんは他人事ではなく、いつ自分の身に起きてもおかしくない病気。
だから「まさか自分が」とか「なぜ自分だけが」と思ってはいけない。

自暴自棄にならない。
病に立ち向かうために自分ができることは心を鍛えること。
生きる希望をなくすか、生きたいと強く願うか
それがその後の生活を左右する。
生きることをあきらめない。
難しいことだけれど、精神力のいることだけれど
最後まであきらめたくはない。

健康診断を受けていても、タイミング悪く病気を発症することはある。
それでも健診は定期的に受けるべし。
少しでも心配なことがあったら受診するべし。
それから、
隣にいる人がいつも元気でいることをあたりまえと思うなかれ。
隣にいる人が変わらず元気でいることに
感謝といたわりの気持ちを忘れることなかれ。


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