イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

質素な食育

2013年01月10日 | 術後3年半~

‘ちょん’は好みが年寄り臭い。
(お年寄りの方々すみません)
好きなおかずと言えば切り干し大根の煮物、
麩の揚げ煮、大根煮、かぼちゃの煮物、さつまいもの煮物。
数日前の夕食では
量増しの麩入りすき焼きの麩ばかりたくさん食べていた。
他にはほうれん草とにんじんの白和え、
キャベツのごま和え、れんこんのきんぴら、卯の花
玉ねぎの味噌汁、けんちん汁など和食を好んで食べる。

「たまにはゆっくり温泉にでも行って美味しいお料理食べたいね」
と私が言うと
「外で食べるより家でゆっくりごはん食べる方が美味しい」と言う。
母としては嬉しい限りだが
たまには誰かがつくってくれる美味しいもの食べたいんだけどな。

しかし、それは本音で言っているのだろうか?と思うことも。
お金がかかるからと気を遣ってそう言っているのだとしたら
手放しで喜んでもいられない。
私が病気になってからめっきり外食に行かなくなって
本当はラーメンとか焼き肉とか
時にはお洒落なカフェとかに行きたいんじゃないだろうか?

先日、せっかく冬休みだしと
昼食にデイリーホットの焼き立てパンを見に行った時。
「たまには美味しそうなパン食べようよ」と言っても
喜ぶわけでもなく一通り眺めて「・・・」
‘ぼんこ’に至っては見もせず「ひらせいのパンの方がいい」と。
結局「食べたいのない」と言って
ひらせいでいわゆる“スーパーの棚のパン”を買って食べた。
まぁ二人が"まるごとソーセージ"と“ミニスナックゴールド”を
こよなく愛しているのはわかるけどさ。
このときだって
‘ぼんこ’はまだしも、‘ちょん’は値段見て遠慮したのかなって。

文房具、洋服、おしゃれ小物
中2女子としては欲しいものは多分たくさんあるんだろうけれど
どうしてもってときにしか欲しいとは言わない。
それも「今度百均で」とか
「ネットで安いのあるか見て」と控えめ。
このお正月だって
友だちが福袋買ったとか聞けば、自分も買ってみたかっただろう。
「何入ってるか分からないしお金もったいないからいらない」
とは言っていたけれど
できれば初売りや福袋を買う楽しみを味わわせてあげたかったな。

仕方なく質素な我が家の食育の結果
娘たちの味覚・嗅覚が育ったことは嬉しいが
なんとなく申し訳なく、どうにも情けなくなる母である。


最新の画像もっと見る