女性政治家、女性候補者を支援

~ WIN WINウィンウィン ~

女性政治家、女性候補者を支援する
超党派のネットワークです。

2016年8月 おしらせ

2016-08-13 18:31:52 | お知らせ

お 知 ら せ

   

1.   新会員

   ・網 裕子  1968年生 共同通信社写真部次長 東京都文京区在住

   ・川上尚子  1935年生 無職 東京都狛江市在住

 

2.   第三期赤松政経塾の塾生募集  

    日 時: 9月17日(土)午後6時より

    場 所: 国際文化会館 港区六本木5-11-16

      第一講義: 猪口邦子さん 自由民主党参議院議員

             「民主主義と選挙の本質」

        第二講義: 松井久子さん 映画監督

             「政治家と映画監督は似ている」

 

 3    第三期赤松政経塾 ちらし                 


2016年 8月ニュースレター

2016-08-13 18:06:54 | 時代を視る

  

        時 代 を 視 る

     WIN WIN代表 赤松良子

     ニュースレター No.197

    

  7月末の都知事選で小池百合子氏が当選した。他の候補者を大きく引き離して、

  ぶっちぎりの勝利であった。彼女の所属する党は別の人を立てているのに反旗を翻し、

  かといって野党連合には勿論反対。それなのにこの大量得票の原因は何だったのか?

  東京という所は浮動票が大量にある。ムラや家族のしばりを受けず、個人で自由に

  候補者を選べる状況にある人がとても多い。また決まった支持政党を持たないというのが

  全体の4割にもなると報道されている。そして、この半分以上が小池氏に入れたというので

  ある。さらに自民党支持層の半数近くが、小池氏に流れたのだ。これは自民党自体の

  候補者よりもずっと上回っていたのだから、強いわけであろう。(以上出口調査)

  自民党支持者が、党の方針にそむいて、小池氏に投票した理由は何だったのか? 

  党(都の)が小池いじめをするのに同情した、いわゆる「判官びいき」だという説がある。

  経歴から言っても、党推薦の候補者がそんなに見劣りするわけでもないのだから、そんな

  ことしかないのか。いやある! 小池さんが女性だということである。これまで都知事は

  全部男性だった。そして直近の2人は「カネ」に絡んだ不評判で任期を全うできなかった。

  ここは一度女性にしてみたらと思う有権者は少なくなかったかもしれない。小池氏支持票は

  性別に偏りなく多いのだというから、男性の目から見ても、男は「カネ」に汚れやすいと

  映っているのか。

  それに世界の潮流というものがある。ヨーロッパの二大国、ドイツとイギリスの首相は

  女性である。最近イタリアで、首都ローマの市長に女性が当選した。日本の近くだって

  韓国の大統領、台湾の総督は女性ではないか。11月にはアメリカの大統領に女性が

  なるかも知れない御時勢である。

  わが国も首都の知事が女性となったら、国際的にみた女性の地位の遅れを取り戻せる

  ではないか。そういうことを有権者が感じたのだとしたら、いく分気持ちが慰められる。

  最後に「女性が活躍する時代」というかけ声との関係である。具体的な政策もなくて

  「かけ声だおれ」ではないかと悪口を言ってきたが、これが意外にきいていたのでは

  ないかと思い直してみる。この掛け声をかけている政権は小池氏を支持したわけでは

  ないから、直接役に立ったのではないにしても世の中の風潮として、女性が活躍する

  ことをよしとする気分が、「女性知事」に向かったのだとしたら、これはもう「歴史の皮肉」と

  言いたくなる。

    とりあえず、新都知事の誕生によって、右バネがききすぎることを危惧しつつ、あえて、

    歴史的快挙であることを認めるにやぶさかではない。