WINWINでは会員の皆さんを対象に、身近な問題、または研究テーマついて発表する場を設けました。とくに登録システムはありませんが、さっそく「市民記者」として今後も積極的な活動してもらいたいと思っております。「会員からのメッセージ」第3回は日本女子大学大学院人間生活学研究科 博士課程後期3年の赤羽根和恵さんです。
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テーマ「赤松良子研究室で学んだこと」
現在の大学院に進学する前、私は文京学院大学大学院経営学研究科にある赤松ゼミでスタートを切りました。
先生の業績は周知のことなので、教え子の目で見た赤松先生のお人柄やゼミで学んだことをお伝えできればと思います。
私が経営学研究科を志したのは、この先のジョブマップを描き、大学院修了後に転職し、財務の仕事に就きたいと考えてのことでした。また女性の雇用の問題は、均等法施行後に就職し、その恩恵に授かっていた部分と、所属する組織の中での限界もあり、働き続ける上でも大いに関わるので、ぜひ学びたいと考えました。
赤松先生にお目にかかる前、肩書きも業績も、メディアで観るお姿も颯爽として、近寄り難い思いがありました。でも実際は穏やかで暖かく、私が法学部出身ではないことをご確認され「私の専門は法律だから少し大変かもしれませんが、一緒に努力していきましょう。」と言ってくださり、一気に緊張が和らぎました。
ゼミでは、当時改正された男女雇用機会均等法を英文で輪読し、先生がこれまでの均等法と、その改正点を詳細に説明くださいます。法律を最初に不完全と思いながらも、まずは世に出すことが先決という当時の熱い思いと、時代と共に、後輩にあたる方たちがもう一段進めてくれたというお話に、とても感動したのを昨日のことのように思い出します。
また大学院は、教授の了解があれば他大学の方も参加出来るので、聴講でゼミに参加する方もおり、みなそれぞれの分野で活躍し意欲的で、刺激を受けました。時折、映画鑑賞や講演会に参加する等、課外活動やお食事会も楽しみのうちでした。
現在、先生は大学の顧問としてご活躍であり、当時のゼミ生も大半が職を持ち、文京の地では集まりにくいことから、研究室に拘らず外へと形を変えています。先生のご自宅、レストランのお食事会、映画鑑賞会、集うごとにみなで何かしらのテーマを持ち寄り、専門の話題を提供します。
いつの間にか赤松先生と巡り合い10年近い年月が経ちました。先生のお考えに触れ、また様々な分野でご活躍なさる方とお目にかかれ、日々人生の勉強と感謝しております。
私は研究を続け大学で教えたいと思うようになりました。相変わらず英語は苦手ですが、その度に赤松先生の「語学のように、努力の積み重ねのいることは、投げ出さず続けるだけの資質が必要なのね」との言葉を思い出します。
それはご自身にも当てはまり、今も忘れないようにスペイン語のレッスンをされているのも存じております。道を究めても更に弛まぬ努力をされるそのお姿に、まだ勉強中の身の私こそもっと努力すべきと大いに反省しました。明確な目標を持ってこそ夢は実現します。熱い思いとご努力でそれを叶え、社会貢献を続けられている先生と巡り合いご指導いただける私たちはとても運が良いと思います。このご縁と学んだことを活かし、自分の道を進み、やがて次の世代へと伝えていけることを願って、さらに努力していきたいと思っています。
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