女性政治家、女性候補者を支援

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女性政治家、女性候補者を支援する
超党派のネットワークです。

5月のニュースレター

2014-05-13 18:46:51 | 時代を視る

時 代 を 視 る

WIN WIN代表 赤松 良子

ニュースレター №.171

 

久しぶりで後輩の女性が特命全権大使に就任する。5月下旬に晴れてブルネイに向かわれる。

日本で女性が初めて大使になったのは、1980年の事だから30余年前である。私はその前年に

国連代表部の公使になって、ニューヨークに居たから、この歴史的事件に立ち会うことはできなかった。

何でも大変なさわぎで、マスコミの過熱取材のせいで、高橋新大使の家の飼い猫が円形脱毛症に

なったというので、喜んでばかりはいられないという心境だった。それにひきかえ、今回の伊岐典子大使

任命は静かなもので、淡々と準備ができるようで、私まで安心である。

 もう女性の大使が珍しい時代ではないということなのだろう。私が駐ウルグアイ大使になった時も、

2人目だから最初の時ほど大騒ぎにはならなかったと記憶している。

私のすぐ後は外務省生え抜きのプロだったが、その後また、外部からの起用ということが続いた。

というのも、外務省が外交官試験で女性を採用しておかなかったからなのだと思われた。

そうではなくてちゃんと合格した人がいなかったのだという反論も聞いたが、甚だ疑わしいと感じていた。

以前から語学においては女性の方が出来が良いと言われており、他の経歴にも遜色のない

女性は居たはずなのに長年にわたり採用されていないというのは、人事担当者に女性を排除する

傾向があったからだと私は今でも思っている。

 外交官ばかりの問題ではない。今、わが国は202030という目標を掲げて、

女性の進出を推進しようとしているが、実現にはほど遠く、国際的にみて女性の地位は

最低グループの仲間に低迷している。あらゆる指導的な地位に30%以上女性をというのだが、

3割はおろか、1割にもならないのが現状である。ポストだけ用意しても実力が伴わなければ、すぐに馬脚が

現れてしまう。実力というのは長い間かかって、まじめに取り組まなければ育つものではない。

30%のリーダーを確保したいと思ったら、初め半分採用する位の覚悟がいるのではないか。

私が大学を出て労働省に入省した時、同期採用20余人の中2人が女性だった。

たった1割足らずと言う勿れ、当時中央官庁で女性のキャリアを採用するところはたった一省のみ、

それも一回に1人しかとってこなかった時代なのである。労働省がすぐれて開明的だったかというと、

そうとも言えないのが残念で、婦人少年局という女性管理職ポストが3つある(局長と課長職2)

局があったにすぎない。それでも有資格者を毎年1~2名採用し続けていたら、大きな蓄積になる。

1975年(つまり初の女性採用から30年後)に、海の向こうの国連から大きな風が吹き(国際婦人年)

女性の登用への追い風になった時、それに応えられる力を備えていたのは他ならぬ労働省であった。

先ず高橋展子デンマーク大使、赤松ウルグアイ大使、佐藤ギン子ケニア大使と続いたのである。

そして、しばらく間を置いて松原宣子イタリア大使となり、今回の伊岐大使となったわけだから、

先輩は喜び後輩は大いに励まされていることだろう。

ご健闘を切に祈る所以である

 

 

「時代を視る」WINWIN代表 赤松良子

        


ホームページからブログへの移行について

2014-05-13 10:33:12 | お知らせ

現在、ホームページの内容はほぼブログに移行しております。

今後はホームページを更新することはなく、ブログで、「時代を視る」、「事務局からのお知らせ」

などの新しいコンテンツを随時更新してまいります。

ブログを閲覧する方法は、

Yahooで WINWIN 女性 を検索し、WINWINボームページの最初のページのブログをクリックします。

 すると 「時代を視る」、「事務局からのお知らせ」

などいろんな情報を閲覧することができます、どうぞブログをご覧ください。


クオータ制を推進する会の活動について

2014-05-09 16:03:58 | クォータ制を推進する会(Qの会)

1、クオータ制を推進する会とは

赤松良子WIN WIN代表の呼びかけに呼応した全国組織の女性団体9団体が役員団体

を構成し、広く全国各地の女性団体に賛同を呼びかけ、政治の分野におけるクオータ制

の推進をめざし活動している。

2、設立経緯

2011年秋、赤松良子WIN WIN代表が、中核となる全国組織の女性団体に呼びかけ(呼びかけ文参照)、

これに呼応した8団体とWIN WINが2012年年初より設立準備に向けた連絡会議を開催し、

会の名称を「クオータ制を推進する会」と定めるとともに、内閣府特命大臣(男女共同参画担当)

をはじめ各政党女性政策担当を訪問することから活動をスタートした。

 2013年年初に規約を定め、赤松良子代表以下役員10名を決定して発足。以降、衆参国会議員に

働きかける「院内集会」の開催、法的クオータ制の可能性を探る「勉強会」の開催、ニュースレターの

発行などの諸活動を展開している。

〈参照〉呼びかけ文(抜粋)

政府は既に平成15年に「社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的地位に女性が

占める割合30%程度をめざす」と定めています(『202030』の目標)。しかし社会をリードすべき

政治参加において、女性議員は、いまだ衆議院11%、参議院14%という状況にあり、司法、行政分野に

おいても、また民間企業においても意思決定への女性の参加は低く、国際的にはとても先進国とはいえない

状況です。


諸外国で政治分野への女性の参加を促進する有効な方策として効果のあがっている「クオータ制」を、

日本でも導入すべき時期に来ているのではないかと考えます。

この際 WIN WINとしては、女性議員を増やすための「クオータ制」を推進する活動を始めようと思います。

ご賛同いただければ、時代を動かせる大きなうねりを作り出せます。

 平成23年10月吉日                          WIN WIN 代表  赤松 良子


講演と映画のつどい のお知らせ

2014-05-02 14:22:23 | ベアテの贈りもの

講演と映画のつどい

 

第1部 対談

     ~それは『ベアテの贈りもの』から始まった~

     講師 赤松 良子さん ・  落合 良

 

第2部 ドキュメンタリー映画

     『ベアテの贈りもの』

 

と き : 2014年5月17日(土) 午後1時 ~ 4時 (開場 12時30分)

ところ : 武蔵野スイングホール  定員180名

お問い合わせ・申込み先

      武蔵野市役所 市民部 市民活動推進課

      ℡ 0422-60-1829

      メール sec-katsudou@city.musashino.lg.jp