降りしきる雨の中、マクロレンズに交換して接写に切り替えて雨粒が作った水滴に迫ってみました。
桜の木をよく観察していると雨粒が桜の枝先から幹の方へ集まって来て
根の方へと水かさを増しながらドクドクと流れ落ちて行きます。
時々、幹のこぶや皮の端から水玉がこぼれ落ちています。
ストロボを持ってきた一番の狙いはこの水滴や水玉を止めたかったからです。
しかし・・・滅多に使わないストロボなもんで
先幕、後幕シンクロのことを忘れていて
写真を見た時に水玉が描いた軌跡が下に伸びているので
水玉が上がっているように感じるので、間違ったと気付きましたが
先幕、後幕の切り替えが思いつかず撮り続けていました・・・
桜の木の幹にくっつくくらい近付き、傘を調整してシャッタードライブはこれまた珍しく連写に設定します。
100mmF2.8のマクロレンズを開放、等倍撮影距離まで詰め寄ります。
すると、被写界深度は恐ろしく浅くなり、何度フォーカスしても自分の体の動き数ミリでもうピントは狂います。
風の強い時はピント合わせるのに困難を極めますが
風の少ない、または風で動かされない被写体の時はシャッターを半押しにして
フォーカスロックの状態で自分の体が微妙に前後してピントが変わりますので
ピントを合わせたい所に合った瞬間に半押しシャッターを最後まで押しこむようにしています。
本当は三脚を使用するべきなのでしょうが面倒なので結局全部手持ちで頑張りました。
一応三脚は担いでいたのですが・・・・三脚持って来ない方が楽だったと後悔しました・・・・
本当は桜と水玉を組み合わせたかったのですが出来ませんでした。
もっと練習と目を鍛えないとだめですね~
だんだんと雨脚は強まりシャッターチャンスも変わって来たのかも知れませんが
僕の体力の限界と機材の濡れ具合が気になったのでそろそろ切り上げることにしました。
しかし、桜の花びらが散ることは無く、まだしばらく持ちそうな感じでした。
桜の時期って短いし仕事は休みにくいしで、なかなか撮影を満喫できないので悔しいですね~
色々試したいのになー
水滴のマクロ撮影の時は先ほど書いた設定で、「今だ!」という時にシャッターボタンを押すと
バシャバシャバシャバシャ!とシャッターとストロボが連写されます。
連写限界枚数までシャッターボタンを押し続けます。
通りすがりの若いカップルが多かったですが
僕とすれ違いざま驚いて振り返ることしきりでした・・・(笑)
変態カメラマンが自分たちを撮ったのかと勘違いされたのでしょうか?
しかし僕は桜の木に抱きつくようにカメラを向けているので安心して(不思議な顔で)立ち去って行きました。
確かに傍から見ると僕が何を撮っているかなんて分かんねーだろーなーと思います。
驚かせてすいません、水滴撮ってたんです(笑)
膝から下はびしょ濡れ、カメラも何度もタオルで拭いて
歩く時も出来るだけタオルで覆って守ってましたがそれも限界に来た気がしました。
名残惜しかったですが撤収しました。
撮影時間は2時間ちょっとでした。
他にも男性一人のカメラマンの方を2~3人見かけましたが
年配の男性はしっかりレインカバーを施してました。
雨のストロボ撮影は思った以上に楽しく、またしたいと思ったのでやはり防水対策を施さないといけませんね。
来年も桜の写真が楽しめるようにしたいですね。
背割り堤の桜並木の密度とボリュームは他に類を見ないほどだと思います。
晴れの休日なんて凄い人出だと思います。
この平日の雨でもそこそこの人出でしたから。
バスの団体さんも訪れていました。
人混みが苦手な僕ですが
それでもやはり、また会いに行きたくなる桜並木でした。
My Album PANORAMIO
↑↓写真、綺麗だった!と思っていただけたら↑↓ワンクリックお願いします (^^ゞ↑↓