泡姫の本音。 ~イイ男になる為の講座~

【イイ男】になりたい、そこの男性諸君っ!!
ここにある女の本音を、はいっ熟読熟読!!!

ストーカー・私の場合 ~その2~

2006年01月31日 11時52分43秒 | ストーカー。




知らないメールアドレス。そして、"おかえり。"という文面から、
仕事先のお客様であるとみて、間違い無い。

私のメールアドレスを何処で得たのかは後に考えるとして、まず、落ち着こう。
『こういう事は、よくある事だ』と。



問題は、私が部屋に着いて、すぐにメールが来たと言う事。

今日は体調不良で早めに退出した。早めに帰ってきたのだ。
このメールが、ラストまでの時間を見計らって送信されたのなら、まだ分かる。

しかし、明らかに、私が部屋の明かりを付けた瞬間だった。
それは、"部屋の明かりが付くのを観ていた"と言う意味だ。



偶然…?



私は瞬時に起き上がり、窓際に駆け寄った。

ここはアパートの2階。
下手に動けば、気付いて逃げられる。



カーテンの合間から見下ろしてみる。
見えにくい…。が、男が一人、居る

背を向けて、携帯電話を耳に当てている。
携帯は、カモフラージュだろう。
アイツは誰だ?
アイツが私を観ていたのか?




…!




不意に男がこちらに振り向き、私を見上げた。

心臓が跳ねる。
漆黒に浮かんだ顔は、夕方の"F"と言う男だったから。



カーテンから顔を離し、考える。

Fが私を観ていた、のか?

同じアパートに住んでいたと言う事は無いか?
いや、此処は大学生仕様のワンルーム。加えて女性専用だ。
Fは男でサラリーマン。住める理由が無い。

それなら、アパートの誰かと交友関係にあるとか?
女子大生と妻子持ちが?不倫?…考えられなくは、無い。



再び、カーテンからFを見下ろす。



居ない?



どこへ行った?

もう一度、隈なく目を凝らして見る。
…居ない。
帰ったのか?もしくはアパートに入ったのか?

前者であって欲しいと願いつつ、念の為玄関の戸締りを確認する。

念には念を入れ、もう一度カーテンから覗く。
更に念には念を入れ、もう一度玄関の戸締りを確認する。



ようやく安心し、改めてソファに寝そべる。
そして、改めて送り主不明のメールを見る。



返信を打つ。
そう言えば根本的に、この送り主の確認をしていなかった。

このメアドがFので無かったら、やはりFはこのアパートの誰かと不倫しているのだ。
その待ち合わせの為にアパート前に立っていた。電話はカモフラージュなどでは無かったのだ。

またF以外の誰かなら、それこそ偶然だ。
たまたま私が部屋の明かりを付けたのと同時に、メールが受信されたのだ。
最も、器具などを使い、遠くで観られていたなら話は別だが。





"えっと…、送り主が名無しさんなので分かりませんが…。
 もしかしてこれは、今日可愛がってくれたFさん、かな??"


メールを送信する。





1分もしない間に、返信は来た。
その本文を見て私は何故か、妙な納得を覚えた。












"うんそうだよ、Fだよ! 嬉しいなー可愛がってくれただなんて!
 でも愛ちゃん本当に可愛かった! 明日も会いに行くからね!"





ストーカー・私の場合 ~その1~

2006年01月30日 23時45分30秒 | ストーカー。

その男の名前を、仮に"F"とする。


Fに感謝している事は、2つだけ。

1つは、奥様と離婚し子供の親権も受けなかった事。
もう1つは、20歳を越えていた事。


そうで無かったら、無益な逮捕しか出来なかったでしょ?





"地獄"と言う場所があるなら、
Fと言う男は間違いなく、私をそこに突き落とした1人目である。

今までこんなに、自分が女である事を後悔した日々は無い。







その"地獄"への道の始まりは、
何故か通常より本数が取れていた、秋の19時頃。

写真指名80分待ち。ありふれた若いサラリーマンだった。







君が一番、可愛いね


これが、Fの最初の言葉だった。


『有難う!ごめんね、随分待っててくれたみたいで』

『うんん、全然。愛ちゃん今、一番の人気嬢なんでしょ?店長さん、言ってたから。
 待つくらい、当然だって!』


『そっか…もぉ照れるなぁ!でも有難うね、凄く嬉しい♪』

『しかし本当に可愛いなぁ、愛ちゃんは』

『やだっもぉ…本当に照れるってば!』

『だって可愛いんだもん、愛ちゃん。俺の人生初めてだよ?こんなに可愛い女の子は』


Fは間が空けば、"可愛い"と呟いた。。

それを除けば、風俗嬢にとって特に害の無い男だった。
待ち時間の文句を言わない。あらゆる乱暴な行為をしない。プライベートを詮索しない。
良く出来ていた、と思う。









Fが帰った後、何本かこなし、ぶり返した風邪を訴え、
早々に家路に着いたのが確か日付が変わる頃。



誰も居ない真っ暗な部屋に入って、明かりを付ける。靴を脱ぐ。
その最中に、バッグの中の携帯電話が振動している事に気付く。
このバイブは…、メール。



部屋に上がり、ソファに倒れ込む。
だらしない体勢でバッグから携帯を取り出し、メールを見る。



「…誰や?」
初めて見るアドレスが、画面に浮かぶ。送り主不明。



もう一度決定ボタンを押し、肝心の本文を開く。






"おかえり。"






風邪では無い、身震いが襲った。




泡姫の本音 ~その11~

2006年01月28日 01時35分27秒 | 独り言。





今日、弟は帰ります。

いつもの(?)泡姫ネタが全く書けていませんが、それも今日で終わりです。
すいませんでした。ついつい、弟の可愛さ余ってしまって…。(なんせ久々の再会なんで…アハハ)


さて、3日目。
今日の昼には、弟は関西の奥地行きの列車に乗ってしまいます。

故に、今日は姉弟水入らずで部屋でゆっくりお喋りしよう、と言う雰囲気でした。
(あるいは単純に出歩く体力が無かっただけか)




『姉ちゃん、あのさぁ…』

『何?』

『1日目に泊まった時から気になっとったんやけどさ。』

『うん?』

あのバーベルは何?

弟の指先には、50㎏バーベルがありました。

『あぁ、うん。ちょっと体鍛えようと思っててん』

『いや!その前に"50㎏"って、女の持つもんちゃうやん?!』

『うん。姉ちゃんの現体重より重いで。ウハハ』

『ってか何で体鍛えんねん?』

『ん~…ほら。姉ちゃん、今まではサブミッション系(関節技or寝技 etc...)が得手やったやん?』

知るかっ!!

『けど、最近やっぱ打撃系(殴るor蹴る etc...)にしとこうかなと思って。今は瞬殺力が欲しいんよ』

『…何?何かあったん?』

『いやぁ…。姉ちゃん実はストーカーがおってなぁ…

『マジで?!嘘ぉっ!!』

『うん。お母さんに言うたあかんで?あのな……』


流れで、以前付き纏っていたストーカーの事を聞かせました。
このお話は、後日詳しく書きたい残したいです。怖いかったけど、大事だと思うので。


『…と言う訳で、こんな姉ちゃんでもストーカーおったんよ。
 身近な人間が被害に遭ってるとリアルやろ?今思い出しても自分自身怖いわぁ、ホント』


『うん…。でも今その男はどうしとん?』

『そりゃムショ暮らしやろ。軽症とは言え、人刺したんやし

『へぇ…。ってか何でそもそも、その男と知り合うたん?』

『へ?えっと、ね。バイト先でね、お客様としてよく来ててんよ

『ふぅん。それで気に入られたんか。姉ちゃんみたいなモンでも』

『うん。まぁ、そんな感じ?

『はぁ。東京は怖いんやなぁ、やっぱり』

『そやね。あ、お母さんには絶対ナイショやからな!』

『分かっとるって!』


実は私達は、母子家庭育ちなんですよね。
ありがちなんですが、弟がまだ母のお腹の中にいる時に、父は愛人と消えて…って、
このお話もまた後日。

まぁ兎に角、母にはあまり心配を掛けたくないので、弟にしっかり釘を打っておきました。




そうこうしている内に、あっという間にお昼になりまして。
駅近くで東京そばを食い収め(またかよっ!)、ホームまで弟を見送ります。





『あ、そうそう。お袋から頼まれとってんけどさ。はい、これ』


手渡されたのは、少し厚みのある長系の白い封筒でした。


『あー…、こういうのは要らんって言っとったから。有難うって返しといて』

『うん。俺も、姉ちゃんそう言う思ったけど、姉ちゃん学費も自腹やろ?
 家賃とかも自分で賄ってんねやし、こっち仕送りもしてへんし、それくらいは…って言うとったで』





その瞬間、頭の中で何かが切れる音が聞こえ、涙が溢れ出しました。

封筒の厚みから、中身は端した枚数だと伝わりました。
でも、これは紛れも無く、決して楽では無い暮らしの中で母が私の為に作ってくれたもの。
そう思うと、私が上京する際に『経済的支援は要んから!』と体言壮語した言葉が、
不思議と許された気がして、この上無く胸が詰まり、
気が付くと嗚咽を漏らしながら、泣いている自分が居ました。



『まぁお袋も、俺がニートじゃなかったらもっと金入れられたのにってボヤいとったけどな』






ホンマにな。(殺)

涙が一瞬で乾きました。






発車のベルが鳴り響き、弟は入り口際に乗り込みます。


『ほなな。また来るわぁ』

『次回はもっと体力付けてから来いよ?』

『う~…一応頑張るわ。あ、も1個、渡すもんあったんやった!』

『なんや?』

『はい、お袋の肉じゃが







1日目に渡せゴルァァアア!!!!





呆然と入れ物を受け取った瞬間ドアは閉まり、弟は帰っていきました。









どうしよう…、これ。




業務連絡 ~その10~

2006年01月26日 22時56分55秒 | 独り言。





弟が上京して2日目です。


昨日、貧弱な体に鞭打って渋谷中を6時間歩き続けた弟は、
『今日はもう寝る、しんどい』と早くも弱音を吐きました。そんなのはこの姉が許さない。



『起きろや!観光案内してやっぞ、ほらぁ!』←もう自分が一番楽しい。

『もう今日は寝んねん…。もう東京飽きたわ…』

早っ!!ってかまだ渋谷しか行ってへんし!』

『渋谷見たら、もう東京見たんも一緒やんけ。…ふぁぅ(欠伸)』

『うわ、ナメてんなお前。ってか渋谷すら、まだちゃんと見てへんっちゅうねん』

『え、嘘?あんなけ歩いて?』

『そうやでアンタ。渋谷と言えば、円山町やろ!その円山町をまだ拝んでへんぞ?』

『ふぅん…。何?そこにはオモロイもんあんの?』

『あるよアンタ、そりゃあタンマリ。まぁ、何よりアンタと行くのは相当キモけどな』

『何やねん、それ?』

『じゃ、ヒントその1。クリスマスイヴになると、金の無い恋人達が一層多く集まります

『あ~…、分かった。もうええ』

『まぁ姉ちゃんくらいになると、ガイドブック無しで円山町歩けるけどな!』

『やめてぇや、俺まだなんやから。生々しいのは嫌いやで…』



お前まだ童貞だったのか。
何気に衝撃を喰らった朝でした。
(というか"全く経験無しの弟"と、仕事とは言え"3ケタ超えてる姉"って、どうなんだ…)



そんな話をウダウダしながら、『歩いたりせん所なら、行く』と弟。
既に観光する気も毛頭無いご様子。本末転倒もイイトコです。

『あ、アキバがどんなんか、一応見とこうかな』

なんや。そっちの分野に費やす体力はあるんや。



と、言う訳で。本日は秋葉原襲来。







秋葉原は久々やなぁ…。前彼がゲーム好きで、バイト無い日はよう一緒に来とったっけ。
私もゲームは程良く好きやから全然苦では無かったけど。

しかしまぁ、コスプレイヤー多いなぁ。平日の割に。これで普通なんかな?

ってか、自分で作ってんのか?あれ。スゲェなぁ。器用なんやなぁ。
何のキャラかはさっぱり分からんがな。アハハ。

そういやココの"まんだらけ"の店員さんって、全員コスプレしてたような気がする…。
何か、特設ステージがあったような気もする…。そこでアニソン歌って踊ってたりした気がする…。

…これは後で見に行ってみんとなっ♪






『もう疲れたわ、姉ちゃん』





このガキほんまに!!まだ10分も歩いてへんやんけっ!!



『ちょお休もうや?』

『お前ほんまヘタレやん!ええ加減腹立ってきた!』

『ちゃうんねん、昨日がキツ過ぎてん…』

『知るかボケっ!そして全然キツない!もう、姉ちゃんは情け無い…!』

『取り合えずさぁ、休もうや』

まだ言うかぁぁあーーっ!!←本気で怒った。

『ちゃうんねん、1回あそこ入ってみたいねん!』




と、弟の指差した先には、メイドカフェが。


『あ、そういう事なら。うん』←もう興味津々。

早っ!!





とは言え、メイドカフェって初めてなのよねぇ…。女が入っても良いもんかしら?
嗚呼。店(ソープ)に初めて来るお客様って、こんな緊張感があるんかなぁ…。
これからはもっと、優しくしてあげようっと。






ガチャ。





『お帰りなさいませ~!ご主人様♪』

うおっ、メイドさんだっ!!本物だぁっ!!うふぉっ。




『ご主人様とお嬢様、お帰りになりました~♪お帰りなさいませ~!』


『「「お帰りなさいませ~!!」」』←複数。

ピンク色の壁に目がチカチカしながら、これまたピンク色のテーブルに通される私達。


『女の客は、"お嬢様"って呼ぶんやなぁ。なるほど』

『ってか、気持ち悪っ!この店内!全部ピンクやん!!』

『う~ん…。まぁオプション(?)の1つなんやろうな』

『…まぁ、注文しよか。取り合えず』


でも、ここからは普通のカフェでした。
メニューから選んで、注文する。うん、至って普通のカフェですな。
ただ、随分待ち時間が長いのは、仕様なんでしょうか?
たかがホットコーヒー2つに8分以上掛かってますが?


『大変お待たせ致しました~♪』

ほんまじゃボケ。



まぁ、コーヒーを飲んで一息付けば、だいぶ落ち着くものです。
改めて店内を見渡せば、アキバ系らしきの方々がチラホラ、パフェ召し上がってたりします。
それにまずまずの客入り様。やっぱメイドカフェの需要は色濃いなぁ、なんて思ったり。
きっと、ここのメイドさんも強靭なプロ意識を持って働いているんだろうな。

店内で、何か想定外な事が起こったとしても、"メイドとして"対処するんだろうな。



じゃあ、ちょっと想定外な事でも起こしてみたろかな?(ニヤリ)



『なぁ、ちょっとお願いがあるんやけど』

『なんや?』

『あのさぁ。ちょっとそのコーヒー、自分のズボンにこぼしてみて?

はぁ?!なんでやねん!』

『理由は後で絶対分かる。悪いようにはせんから、な?』

『いやいやいや!!熱いから!火傷するから!』

『で、こぼした時ちょっと大袈裟に"熱っ!"って言うてな?』

『いや、意味分からんし!ってかズボン汚れるし!!』

『私の推測では、結果的に汚れて無いから大丈夫。はよやって』

『はぁ??結果的に汚れへんのやったら自分やりぃや!!』

『ここの会計、あたしが払ったるから』

任せろ(即答)』



次の瞬間、弟の手元から滑り落ちるカップ。
ズボンにこぼれるホットコーヒー。
そして言い付け通りの、『熱ぅっ…!!』という台詞。(ってかリアルに熱かったと思う)

唯一、予定外だったのはカップを床に落として割ってしまった事だけ。

店内は一時的に騒然となり、そこに居た誰もが、無言で私たちに目を向けました。



焦りを帯びた小声で『これでイイん?』と、弟。

『バッチリ♪』と目で語る私。





さぁ、私の推測が正しければ、もうすぐ"萌えイベント"が始まるはず…。

















『ご主人様っ!!』



『ご主人様!大丈夫ですか!?』


『ご主人様!お怪我は無いですか?!』


『ご主人様!ズボンお拭き致します!!』


『お嬢様も、大丈夫ですか?!』



『大丈夫です。ごめんなさい、カップを割ってしまって…』←悪。


『平気です!


 ご主人様も大丈夫ですか?!』



『あ、はい…、もう大丈夫です…』←タジタジ。



総勢3人のメイドさんに、股間付近のシミを拭き拭きしてもらう弟。




うん、大成功。全ては私の思惑通り。
流石はプロ。如何なる場面でも、メイドとして事を処理して下さいました。お見事!




良かったな、弟。君の人生初の勃起イベントだったろ?





その後、早々に退出する私達。
カップを割るつもりは無かったんですよ、許して下さいね♪


『あ、やっぱちょっと汚れとうな』

『気にするな。それを代償に、メイドさんのご奉仕が受けられたんやないの』

『うん』

『私の作戦とは言え、あんなんワザとやったんは多分アンタが初めてやで?』

『うん』

『嬉しかったやろ?』

『うん。でもな、』

『なんや?』

あのメイドら、ぶっちゃけ可愛くなかったで?









あ、言っちゃったね?






そして、そのまま家路に引き上げた私達。
昨日は出来なかった、"お母さんは元気?"とか姉弟ならではの話を沢山しました。
それでもやっぱり10時には就寝してしまった弟でした。
もぉ…、また3500円財布から抜き取らんとあかんやん。
こんなスリみたいな真似、好きくないんやけどなぁ…。(嘘)


明日で弟とはお別れです。
何だかんだ言っても、やっぱ寂しいなぁ…。




泡姫の本音 ~その9~

2006年01月25日 23時18分38秒 | 独り言。





弟が上京してきました。理由は、単なる観光だそうです。

『東京は宿代も馬鹿にならんのやろ?姉ちゃん泊めてぇや』と、お願いしてきたので、
一泊3500円で手を打ちました。弟よ、姉はニートのお前を甘やかさんよ。



しかし愛は今年、正月に実家に戻って無いし。
弟と顔を合わすのは実に1年ぶり。やっぱ嬉しいもんだね。

お昼頃、新幹線で来るという弟を、駅のホームまでお出迎え。
列車が無事到着し、大きなスポーツバッグを抱え降りてくる弟を発見。手を振る私。

しかし、弟は気が付いていない様子。

あれ?野郎、寒い中待たせた姉をシカトかいな?

それじゃあ仕方ねぇな、という事で改札に向かう弟の肩をポンっ。


『おめぇ、無視すんなや』

『…あれっ?姉ちゃん?!何で?』

『降りた時、目の前におったやろ』

『ちゃうんねん!"どこの伊東美咲フリークの女やねん"って思っててん。姉ちゃんやったんか!』


なんだとこのガキ。誰がフリークやねん。



確かに某携帯CMの伊東さんみたいな格好してましたよ、あたしゃ。
でも血の繋がった姉なんだから、気付けよ。


…って、ん?よくよく見ると弟も…


『ってかお前は、チビノリダーの方の格好みたいやな』

『なんでやねん!どこがやねん!』

『そのズボン裾のロールアップとか。うわっ!よく見たらお前、ダサっ!』

『ダサって言うな!今直しとうやんかっ!』


と、言うことで。
約1年ぶりの再会は、電車男で始まったのでした。
(勿論、あんなにカワイくもカッコよくも無い二人ですが…)







改札を出てると、すぐさま、"まず渋谷ってとこを見てやる!"と張り切る、田舎者丸出しの弟。
ではではと言う事で渋谷まで足を運び、"これがスクランブル交差点かっ!!"と歓声を上げた弟。
しかし日頃の運動不足が祟って、渋谷の坂の多さにギブアップ


『渋谷は元々は盆地に栄えた街やからな。そりゃ坂多いで』

『それ先言えや、姉ちゃん…』

『ちょっと思うところあってな。イジメる事が上手い女になりたいねん』

『なんやその事情!』


そんなの言えないわん♪







結局、昼から18:00過ぎまで渋谷を徒歩で満喫。
ヘロヘロになった弟に東京ソバを食わせて、無事家路に着きました。

『もう渋谷はいいわ……』と、弟は10時過ぎにはご就寝。どんなけ体力無いねん。
あ、3500円は財布から抜いておくからね♪



さぁっ!!明日はドコに連れてってやろうかなぁ~☆ウズウズ☆
あ、お仕事の方も学業の方も明日はお休みにしちゃいました♪(←アリバイ工作済み)




泡姫の本音 ~その8~

2006年01月24日 17時56分20秒 | 独り言。






嗚呼あぁぁぁぁあ……っ!!!!

風俗業界の水に浸かって約6ヶ月。一般的に言えば、それはまだ、新米中の新米。
当然ながら、無知もいいトコなんです、私。

しかし今日ほど、己の勉強不足を祟った事は無い…!




本日、2本目のお客様。
本指名で、プレイや物言いは極めて優しい方なので、愛は普段から重宝(?)していました。
名をJ様(32歳)とおっしゃいます。

無論この日も、"今晩は、会いたかったよ"、"足の傷、治った?"など、
笑顔でお話下さいました。当然、いきなり喰い付くなんて事もなさいません。

こんな風に接して下さると愛はゲンキンなので、俄然やる気が湧くのです。




シャワーで和やかな談笑をした後、いざプレイを開始。
まずはという事で、騎乗位になっていた私にJ様はこう仰いました。



『あのね、愛ちゃん。こんな事言ったら軽蔑しちゃうかも知れないんだけど…』

『うんんっ、全然!何でも言って?』

『俺、実は、Mなんだ。しかも、結構本格的に変態っぽいヤツで…

『なぁんだ、そんな事か♪要するに、罵られて興奮しちゃうんだね??』

『そう!そうなんだよ!!…やってくれる?』

『(ニヤリ)任せて?』





J様がドMだった新事実に内心驚きつつ、
それでもSっ気たっぷりな愛の頭は、あらゆる辱めの言葉を選んでいました。



ところが。

自分の第一声に背筋が凍て付きました。




『ちょっと!!………このっ…ボケがっ!……』


あれ?


『……いつまで愛に腰振らせておくつもり?…この…この腐れ野郎っ!……』


あ、あれ…?ちょっと待って…


『ま…ま…まだまだ、なのよ!お前みたいなもんがっ!………』


ち、違うって、これは!


『……ほんと……この馬鹿めが!!…』


あ゛ぁぁあああっっ!!!




罵り方が分からない…!
これじゃ、単なる中傷だよ。これは違うって!







もう、体中から冷や汗が流れ出しました。
何とか繋いで繋いで繋ぎまくって…。J様には果てて頂きました。

"責めたがるお客様のニーズに応えてばかりで、責める自分のブランクが長すぎた"
これはプロとして、言い訳にもなりません。

それでもJ様は、涙目の私に、
『大丈夫だよ、気持ち良かったよ』との言葉を掛けて下さりました。
必死に泣くのを堪えた。謝りたい気持ちも押し殺した。それはもっと間違っているから。


だから去り際、J様に宣言をした。
「次に来て下さる事があるなら、その時は最強になってますから」と。

その後、帰り道で少しマジ泣きしました。
久々に本気で凹みました。










……しかぁし!

凹んどる暇無いで。
あんなけ大言壮語な宣言をしてんから。

明日は丸っきり休みやし。、
部屋戻ったら、責め言葉1000選ノートに書き写しや!!















♪こらえちゃいけないんだ~、you~♪




あ、メールや。
J様やったら、嬉しいかな。…って、そんな甘くないか。うん。





姉貴へ。
明日東京に出てくるけど、ちゃんと予定空けてるよな?
部屋も綺麗にしとってよ。

弟より。








おもいっっっきり忘れてたよ、弟よ。





次回、【弟の上京。~19歳家出少年補導物語~】。乞う、ご期待。(なんじゃそりゃ)





こんな客来ました!! ~その4~

2006年01月23日 17時56分02秒 | こんな客来ました。




『何でこの店、無香料じゃねぇんだよ…』



ソープ通い(2ヶ月に1度)が奥様にバレて、怒りの勢い余って店に乗り込んだまでは良かった。
しかし"話にならない"と体躯の良い店長に突き帰された、
しがないサラリーマン男性(38歳)の、去り際の台詞が、コレ。



男性がフロントで喚いていらっしゃる時、ちょうど愛は常連様のお相手をしていました。



『五月蠅くて本当にゴメンね。ああやって逆上するお客様、たまに来るの…』

『いいよ、愛のせいじゃないんだし。
 しかし、まぁ。無香料が何とか言って叫んでた、かな?』


『うん、多分。ボディソープの匂いでバレたみたいだね』

『あれ?匂いなんて付いてたっけ?』

『うんん!付いてないよ~!
 と言うかどんなお店でも基本的に無香料なのを使ってると思うよ?』


『だよね?あれ、じゃあバレたのって…』

女の勘でしょ!

『あっはは!!女はやっぱスゲェなぁ~!』

『あるいは微かな匂いを感じたか、かな?
 無香料っても、完璧じゃないからね』


『いいや、女の勘でバレたんだよ。女ってほんとスゲェもん』




ってな訳で、談笑のネタになったのでした。





女の独占欲がどれくらい強いか、同じ女である愛には非常によく分かる。
非常によく分かる、が。
私は全ての風俗という場は、"一部"を除いて浮気には該当しない、とも思っている。
この"一部"っていうのは、オキニの嬢の所にしか行かないっていう事。
こうなると、立派な片想いだと思う。

だから、"一部"にさえ成り得なかったこの男性が、
ちょっぴり哀れに見えるんだよなぁ…。


まぁ、特別な理解力が無い限り、
【風俗】=【浮気】の公式が絶対だと思う女性が大半だろうしね。

何にしても、時間と金と器の無い野郎は、風俗には来るなってことざんす。




女の勘だけは、無香料のボディソープごときじゃ防げないからね。




こんな客来ました!! ~その3~

2006年01月20日 20時03分07秒 | こんな客来ました。




『お前だけ感じてんじゃねぇよ!!』



ついに来やがったか、って感じです。

そいつは、"今晩は"も"初めまして"も"宜しく"も、全く無く、
初顔合わせをするなり、いきなり『君は何が出来んの?』


嫌な予感を抱えながらも、笑顔で対応。

「それは、ベッドでのお楽しみ♪」
『ふーん』
「じゃ、まずは体キレイにしよっか☆」
『俺、家で入って来たから』


はい来ましたよー。腐れチ●ポが、のたまいましたよー。


「ごめんね、即プレイはこのお店自体が禁止してるの。
 罰金なんて折角のお客様から取り立てたく無いから、お願い♪」

と、"罰金"というフレーズが効いたのか、取り合えず丸洗いに成功。
(特に即プレイは禁止されてませんが、私は断固としてやりません)


何が家で入って来たんだか、この腐れ●ンポめが。
腐れ●ンポのチン●が、本物の腐れチ●ポでどうすんじゃぁあっ!!!

殺人的腐臭でした。







さて、ベッドイン。

そいつの希望で、騎乗位でせっせと働く私。
挿入して2分程経った時、腸の煮えくり返る発言を連発。




『そんなんじゃ全然イカねぇっての!』



『金払ってんだから、動けよ!ったく』



『お前だけ感じてんじゃねぇよ!!』



カチン。



うっせぇな、テメェ。あんあん言ってんのは芝居なんだよ、ボケが。
早くイカせちゃぁ、時間が余るからウゼェと思ってたが。

そこまで言うなら、分かった。


喰らえっ! 16ビート締め竿捻り(セクシーボイス付)っ!!(ご自由に想像して下さい)





そいつはプレイ開始から3分待たずで、昇天しました。
情け無い断末魔と共に。ププッ。







んで。

見下していた女に、思いのほか早くイカされて体裁が悪くなったそいつは、
60分以上残して、そそくさと逃げ帰りました。

もう二度と来ないでね☆エヘヘっ☆


しばしば来るんですよねぇ、こういう腐れチ●ポ野郎。
金払ってるからって、何しても良いと思ってる野郎。
金しか払ってねぇクセに。


でも、そんな野郎こそ瞬殺しがいがあるわ♪
次回の腐れチ●ポ野郎の為に、もっともっとスキルを磨いておかないとっ♪





こんな客来ました!! ~その2~

2006年01月20日 00時35分59秒 | こんな客来ました。




『あれ…?』



やっと最近、病名が分かりました。
ずっとずっと、この症状の病名は何だと、調べに調べていました。

結果から言いましょう。
その病名は、【男性膣不感症】もしくは【膣内射精障害】と言います。



実は、私がお風呂屋で働き出してから、稀ではあるのですが、
特に、素人童貞と本物の童貞のお客様に多い性癖がありました。
(素人童貞とは、風俗的な場所でしかセックス経験が無い男性の事です)


その性癖とは、中出しが出来ない、というものでした。
(※勿論、ゴム着用です)


この性癖のあるお客様は、挿入した際に、決まってこう呟きました。
「あれ…?」と。



私は、この「あれ…?」という言葉と、
どうにも挿入中に快感の無さそうなお客様に対して、
最初は、自分のスキルの至らなさが原因と感じ、申し訳無く思っていました。

ある時の素人童貞の、この性癖を持ったお客様の相手をしました。
どうにか意地で膣内に射精させた後、彼はこう私に、

『有難う。膣で出せたのは、君が初めてだよ』
「"膣で出せた"?"膣で出した"んじゃなくて?」
『うん。実は膣って、なんかあんまり気持ち良く無かったんだよね。今日まではさ』

と、嬉しそうに言いました。



"膣って、気持ち良く無かったんだよね"



この言葉を聞いて以来、私は"膣で気持ち良くならない"お客様達から、
それとなく情報を集めてみました。

すると、そのお客様達にある2点の共通点を見出せたのです。


それは、
【オナニーの回数が、並みの男性より多い、もしくは年月が長い】
【セックス経験が年の割に極端に少ない、もしくは無い】、という2点。


何故、この2点の共通点があったのか。
私に1つの憶測が浮かびました。


恐らく、自慰でしか射精を経験した事が無いのに加え、その行為が頻繁であった為、
性感回路が、自慰の感覚でしか射精出来ないようになってしまったのではないか。



この憶測には、妙な自信がありました。



そしてつい昨夜、この症状に病名がある事を知りました。
それが冒頭の【男性膣不感症】もしくは【膣内射精障害】に当たります。

私の憶測は、ほとんど正解だったみたいです。
(詳しくは、こちらのサイトをご覧下さい)





男性として生まれてきて、いざ女性の中に入った時に、
「あれ…?膣って気持ち良くないぞ?」と感じてしまうのは、とても悲しい事なんだろうね。

そしてこの病気は、相手の女性も悩ませて、傷付けてしまいそう。
"私の体に、どこか欠陥があるのかも…"って。
私も悩んだもん。まだまだ技が足りないのかもって。
(いや、本当にそうだったかも知れないけど…ゴニョゴニョ)


変な言い方だけど、この病気、もっと有名にならないかなぁ。



せめて、この記事を読んで下さった皆様は、
覚えておいて下さいね。

お願いよ?(切実)