【前回までの粗筋】
ガルスと言う惑星に流れ落ちた、記憶喪失の地球人
クロダ(♀・本名:アナシア)。
村の少年
リム、家出した王女
ミララ、
剣豪の王子
ジュバ、そして、飛竜の
コブと共に、失った記憶を探す旅に出る。
クロダ達は、ジュバの父であるギガ王の命令で、
北の大雪山に潜伏するザンダリアを討ちに乗り出す。
厳しい結露の果てに辿り着いた小屋には、息の根が途絶えて久しいザンダリアが居た。
その遺体を"母"と呼び、泣き叫ぶミララ!!(OH♪)
詳しく知りたいと言う有難い方は、↓から。
倉本(仮名)プロデュースRPG・【Song of gallz】(ガルスの唄)レビュー第1話は、コチラ。
ミララ:『お母様!!』
さて。
前回、"ガルス全土を独裁する"と宣戦布告したザンダリアが、
ミララの実の母親である事が判明しました。極めてオーソドックスな展開ですね。
まぁ、ザンダリアは、王族の血筋だったって事です。
ところで、ザンダリアが宣戦布告したのは、14年前です。
少なくとも、14年以上前には、王国を出ているはず。
その頃、ミララは恐らく2歳以下…。
2歳の子って、親の顔覚えてたりする…?
まぁ、いっか。うん。
ザンダリアの傍らで泣き狂うミララを慰めつつ、クロダはこう断定します。
クロダ:『死後、12年以上は経過してるわね』
リム:『…!?どうして一目で分かる?』
クロダ:『ん?さぁ…、何となく。でも、12年って言うのは、結構良い数字だと思う』
ジュバ:『もしかして、あれか?記憶を失う前に、理系の書物でも読んでいた、とか?』
クロダ:『ん、どうかなぁ。…でも、きっとそうよ』
また始まったよ、電波。
どうもクロダちゃんは、
『(逆接)、きっとそうよ』が口癖なようです。
そう言えば、今回先頭メンバーに新しく加わった"ジュバ"ですが、
序盤中の序盤、大マヌケ父上から頂いた最強武具の一部が装備出来ました。
よって、こやつも最後まで居付きます。
リムが鞭系の攻撃なのに対し、ジュバは剣撃です。
基本肉弾戦な私には、最適のスキルです。わぁい♪大事にしたろっ!
さてさて。
討伐隊たるもの、このままザンダリアの遺体を放置しておく訳には参りません。
取り合えず男性陣が交代で背負い、下山する事に。
そして、ヴァンチェリゴ王国のギガ王の元に、一度帰します。
ザンダリアの遺体を一時的に安置した後、玉座まで足を運んだクロダ達は、
そこで新たな人物と出会います。
それは、ミララの父、
ディアリゴ国の王・ガト。
もっと言えば、先程遺体となって運ばれたザンダリアの、夫に当たる男性です。
彼はギガ王の弟で、兄から、
『2年前にディアリゴ王国を飛び出したお前の娘が、今し方、私の前に姿を現した』と聞き、
駆け付けた、との事。
ミララは、ギガ王の姪であり、ジュバの従姉妹でもあったんですね。
え?姪を討伐部隊に入れたって事?可愛くないのかしら?
しかも討つべき標的が、実の母に当たる女だって、知ってたのに?意味が分からない。
この人、王様で大丈夫か?まぁ、物忘れが酷い男やでぇ。
ところで、"2年前に国から飛び出した"、と言うだけあって、
ガト王とミララの確執はかなりのモノのようです。
2年振りに再会した2人なのに、さっきから毒吐き合ってます。
若貴兄弟みたいな関係だと思ってくれたら、理解は早いです。
果たして何故、父と娘の間に深い溝が作られてしまったのでしょう?
ガト王の口から、
改めてザンダリアが皇后であった事と、ミララの母であった事を告げられるクロダ達。
更に、【ザンダリア討伐部隊】は元来、ガト王が、戦争技術の発達した兄の国、
ヴァンチェリゴ王国の力を借りて結成させた、と言う新事実も。
つまり、"妻を討とう"と提案したのは、他ならない夫であるガト王自身なのでした。
当時14歳だったミララは、この事実を悟ってしまったのです。
だからこそ父に絶望し、幼いと知りつつ、供も無く母を守る決意をしたのです。
唖然とするクロダ達に、ミララは言葉を続けます。
顔を知らないで、どう探す気だったのかは、決して問わないで。
こういう場合、本人が一番分かっているのですから。
そもそも君、その討伐隊の一員じゃん。もぉぉ~矛盾だらけ…。
さてさてさて。
結局、平行線のままの父と娘。
何とか宥め通したクロダ達。
今度はザンダリアの遺体を調べる為、ガト王の帰還も兼ねて、
医学技術の発達した国、ディアリゴ王国に向かいます。
兄が人を攻撃する力に秀でているのなら、弟は人を治癒する力に秀でています。
ガルス全土の治安を守るに相応しい2つの巨頭が、
ギガ王の治める"ヴァンチェリゴ王国"と、ガト王の治める"ディアリゴ王国"です。
私はこの名前を覚えるのに、丸1日要しました。
倉本さん(仮名)…、マニアック過ぎるよぅ。
先程、一時的に安置していたザンダリアの遺体を、
ディアリゴ王国の城内にある検死室まで丁寧に運び、監察医に調査させます。
すると、途中でトラブルが…。
監察医は恐怖に驚き、思わず後退します。
ザンダリアの胸を突き破って、宙へ漂う蒼い石が1つ。
石は壁を破壊し、邪悪な光を帯びながら、何処かに飛び去っていきました。
ところで検死室だけあって、この周りに寝ている人達は、みんな死体なのでしょうか?
霊安室は無いのか?(城内に検死室があるのも如何かしら…?)
to be continued...
※チップ素材元:【
Forever ~ここより永遠に~】by 藤井 光
※著作権は愛と藤井様に帰属します。無断転載・利用を厳禁します。