ウィーンわが夢の街

ウィーンに魅せられてはや30年、ウィーンとその周辺のこと、あれこれを気ままに綴ってまいります

フォト・ギャラリー「看板」 (4) 飾り看板補遺

2012-11-23 16:49:05 | 海外
これまでご紹介したなかで漏れていたものが見つかりましたので、「飾り看板」の補足としてふたつご紹介しておきます


1993年11月21日 撮影 ・ ストラスブール
背景に木骨家屋が写っていてドイツのように見えますがフランスです。アルザス地方ストラスブール、ドイツ語ではシュトラースブルク。ほとんど文化圏としてはドイツですが、人々は現在のようにフランスに属していることにとても満足しているようです。こちらが話しかければドイツ語で答えてくれます


   
1994年2月25日 撮影 ・ プラハ


1994年2月25日 撮影 写真全景

まだ東西の壁がなくなってほどない時期です。道路に車が停まっていなければいつの時代の写真だろうかと思うほどシックな装いが保たれています。Nasenschild も芸術的ですね。
メモによればこの日 Na Porici 40 という場所にあるホテル AXA に泊まったと記されているので、多分その通りか、近くの風景だと思います。






最後は、そのものずばりをフィギュアとした立体広告をいくつか紹介します



1997年12月25日撮影 ウィーン
煙突掃除の人ですね。お店と言うか事務所と言うか、会社の名前なしのフィギュアだけです。



2011年8月4日撮影 ザルツブルク
牛はあまり関係なさそうに思いますが、サウンド・オブ・ミュージックの絵が描かれています。ザルツブルクのミラベル宮殿前の広場、ここでツアー客を集めて、映画ゆかりの場所を訪れます。ヨハンは2回もこのツアーバスに乗ってしまいました。お客さんはというと、ほとんど日本人とアメリカ人。ドイツ、オーストリアの人にとってこの映画はあまり好まれてはいません。何故って、トラップ一家がオーストリアを捨てていく話じゃないですか。




2004年8月3日撮影 スイス
これはサン・モリッツの近郊で見かけました。
さすが~! スイス!! 酪農の国♪ 乳製品のコマーシャルだろう、と思っているそこのあなた。
牛になんて書かれていますか?

Swizly

先ずは検索してみましょうよ。
こんなほんまでっかな情報が飛び込んできました。

Swizly ist der besondere Schweizer Apfelwein. Mild und spritzig im Geschmack, einzigartig sein Aroma nach Äpfeln und Holunderblüten.
Tradition seit 1895 MÖHL

スウィツリはスイスの特産リンゴワインです。マイルドな味わい、口に含めばしゃわしゃわ踊ります。他にみられないリンゴとホルンダーの香り。
1895年から伝統の製法 メール社


サイダー味ともうたっていますので、フランスのシードルの向こうをはったスイス特産の清涼飲料ということでしょうかね。
でも、なんで牛やねん!!

チョコレートのミルカも牛がシンボルマークだから、まあ、いいか
でもチョコレートは乳製品と仲間だから、やっぱりサイダーに牛はおかしいぞ
でもミルカの牛も紫だし、なんとなくスイス人の考えることはどこか独特だ


写真 Wikipedia (この写真の場所はミュンヒェンだそうです)

というわけでせっかくだから Milka のことも調べてみましょう。

Im Jahre 1901 wurde der Markenname „Milka“ registriert; die Abkürzung entstand aus der Zusammenziehung der Wörter „Milch“ und „Kakao“. Seitdem wird die Milka-Tafel in einem lilafarbenen Umschlag angeboten, versehen mit einer Kuh, der Milka-Kuh, samt Alpenpanorama. 1973 erhielt die Milka-Kuh ebenfalls eine lila Färbung.
「1901年にミルカ Milka は商標登録されました。「ミルク」と「カカオ」の合成から省略された名前です。以来ミルカ板チョコは牛 (ミルカ牛と呼ばれます) の絵と背景にアルプスのパノラマをデザインしたライラック色の包装を用いています。1973年からミルカ牛も同様にライラック色のボディとなりました。」



1993年10月11日撮影 マイセン ・ 旅館「ハチの巣」、Neugasse 9
住所はネット検索でこの旅館の名前 Zum Bienenkorb を調べて出てきたものですが、そこには写真はありませんでしたので、照合する正しいものかどうかはわかりません。
名前の上に人物画と Der dumme Junge von Missen 「マイセンの愚かな若者」と書かれていますので、そちらの方も検索してみました。

「ガチョウ番の仕事をしているある若者。選帝侯が街に入城してくる華やかな行列を見たくてたまりません。とはいえ番するガチョウを閉じ込めておくにも、つなぎとめておくにも場所がありません。やむなくガチョウたちの首を自分の腰ひもに通してぶらさげ、行進がやってくる場所へと駆けつけます。行進が通り過ぎ、見物人たちも三々五々散って行ったとき、まわりから笑い声が聞こえてきます。びっくりして見てみると腰につるしたガチョウたちはみんな息が出来ずに死んでしまっていたのです。そんなことから人々にマイセンの「愚かな若者」とあだ名されるようになりました。選帝侯の耳にこの噂が届くと、選帝侯は若者を宮殿を楽しくさせる愚者にとお城に仕えさせることにしました」


http://www.meissen-lese.de/index.php?article_id=113




1993年8月31日撮影 カッセル ・ ホテル Kurfürst Wilhelm Ⅰ、Wilhelmshöher Allee 257
ICE (ドイツの新幹線) のカッセル駅 (Kassel-Wilhelmshöhe) の駅前にあって、とても目立ちます。




これは広告なのかどうか意図はヨハンには分かりません


2012年3月18日撮影 ベルン

ベルンではいくつかこんな像があったような気がします。建物の所有者の富をシンボライズした Nasenschild の原型のようなものかもしれません

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