ウィーンわが夢の街

ウィーンに魅せられてはや30年、ウィーンとその周辺のこと、あれこれを気ままに綴ってまいります

ザルツブルクからのハイキング (2) ウンタースベルク

2012-11-05 01:35:05 | ザルツブルク
第2日目 ウンタースベルク Untersberg


ウンタースベルクのロープウェイ乗り場にはザルツブルク Hbf 前のバス乗り場から25番のバスに乗ります (これはミラベル広場も通るのでそこから乗ることも可能です)。本数は多いです。
 ( Salzburg Bus Linie 25 で検索すればダイヤとコースの停留所が出ます )


2011年8月5日撮影 ウンタースベルク・ロープウェイの谷側駅

このロープウェイは1961年につくられました。谷側駅の標高は456m、山頂駅は1,776mのところにあります。
通年で動いていますが、夏期で言うと、始発が8時半、最終は17時半。


   
2001年7月29日撮影

ロープウェイの山頂駅から、ほぼ山の稜線を歩くので、とても見晴らしがいいコースです。歩く進行方向に向かって右手がオーストリア、そして左手はドイツです。



2011年8月5日撮影  Berggasthof Hochalm

この山小屋はロープウェイの開設にともない、山の持ち主、Fritz Baron Mayer-Melnhof フリッツ・マイヤー - メルンホーフ男爵が山頂駅近くにハイカー、登山家たちのため1961/62年につくりました。

Sascha & Monika Filipowsky
+43-662-628674
info@hochalm.net



2011年8月5日撮影



2011年8月5日撮影 Geiereck (1,805m)



2011年8月5日撮影




2011年8月5日撮影 このモニュメントは地図上にも印がつけられていますが、説明は書いてありません。近寄って見ることをしませんでしたので、確実なことは分かりませんが、ピッケルと登山帽がかたどられているので、アルピニストの碑、ひょっとして遭難者の慰霊碑だったのかもしれません。



2011年8月5日撮影



2011年8月5日撮影
画像左手に白い線が見えています。ザルツブルク飛行場の滑走路です。




2011年8月5日撮影 Salzburger Hochthron (1,853m) 山小屋 Hochalm からここまで、およそ35分のハイキングでした

ここからさらに先を歩いて行くときにドイツから先生が留学生たちをひきつれ、説明しながら歩いている一行がいましたので、自然とあとをくっついていくことになりました。どうやら先生は主に植生について説明しているようでした。途中で Alpenrose について説明していたので私たちも一緒に見ました。残念ながら写真は写さず仕舞だったようです。
途中標識のある箇所で、先生が「ここから先はとても危険なので行きません」と別の道に進みました。
次の写真で分かるように、大変ガスが立ち込めてきましたので、グループをひきつれての危険は可能な限り避けたのだろうと思います。この先にも下って行く道があります。おそらく Eishöhle 「氷の洞窟」、そしてさらに先を行くと Toni-Lenz-Hütte に出たのだろうと思います。
目のくらむような断崖です。地図で確認しても分かるように、この断崖をはさんで向こう側はドイツです。



2011年8月5日撮影
一行はこの急斜面で銘々がもってきた食料でランチタイムを始めました。



2011年8月5日撮影
ここまで山小屋からおよそ1時間半。そろそろ12時近くなっていました。ランチを持参していない私たちは、コーヒー、お茶を飲んで、しばらく休憩して、ロープウェイ近くの山小屋まで戻ってお昼にすることにしました。



  
2011年8月5日撮影 Berggasthof Hochalm、注文したのはどうやらパンの上にチーズをのせて焼いたもののようです

これでもロープウェイの時間を含めると、往復でたっぷり3時間半はかかりました。


当時はロープウェイを往復利用して、山頂をハイキングする目的だったので、コースを戻ることを念頭に歩きました。
ただ、この山はロープウェイが出来たのも意外と最近のことで1961年だということから推測できるように、ドイツ側から登ってくることが一般的だったようです。
その登山者たちが目指したのが標高1,570mのところにある Eishöhle で、Toni-Lenz-Hütte (標高1,551m) はそうした登山者たちのためにつくられたものでした。
ザルツブルク側からロープウェイが通され、便利になり、私たちもそれを利用して山頂の稜線歩きをしたことになりますが、ウンタースベルク登山の歴史から言うと、ちょうど逆コースを歩いていることになります。
時間的には麓のドイツ側の町 Marktschellenberg のバス停に出るのに私たちが引き返したところから、Eishöhle、Toni-Lenz-Hütte を経て、あと2時間ほどの行程だっでしょうか。次回はぜひ挑戦したいと思います。

ただ、私たちも2度ウンタースベルクに登り、前回2011年にはドイツ側の絶壁付近まで歩いたわけですが、2度とも麓ではそこそこ良い天気だったはずなのに、上ではガスに視界を遮られ、先をすすむことについては、ただただ怖い記憶しか残りませんでした。



Eishöhle はガイドに従ってのみ中に入ることができます。10時~16時の間の1時間ごとのガイドで、所要時間は40分。
この氷窟が初めて調査されたのは1874年。1879年には2つのルートがつくられました。
1925年に Thomas Eder と Toni Lenz により、マルクトシェレンベルクの町に氷窟研究会 Verein für Höhlenkunde がつくられ、また1934年に Mittagsscharte (1,671m) から下ってくるルートもつくられました。初めて現在の Toni-Lenz-Hütte の前身となる小屋が出来たのは1936年でした。
トーニ・レンツ小屋は5月初めから10月末までの営業で、宿泊もできます

http://www.toni-lenz-huette.de/
49/151/119 877 40
info@toni-lenz-huette.de

ちなみに Salzburger Hochthron (1,853m) からドイツ側の町 Marktschellenberg (503m) まで降りてくるのは標高差1,350メートル、Mittagsscharte (1,671m) からでも1,168メートルの下りです。逆コースはそれだけの標高差をのぼることになります。

下記のサイトにはドイツ側の登山ルートが写真とともに示されています
http://www.jensunterwegs.de/bgl/untersberg/untersberg.php?id=1

Untersberg über Thomas-Eder-Steig und Mittagsscharte
über Dopplersteig zurück


ウンタースベルク登山のドイツ側の基地の町 Marktschellenberg 資料写真



ヨハン 2012/11/4

ザルツブルクからのハイキング (1) ヴェルフェン

2012-11-01 20:47:25 | ザルツブルク
第一日目 ヴェルフェン Werfen

バート・ガスタイン方面にザルツァハ川沿いに列車が走って行くと、ザルツブルクを出て40分ほどもしない頃進行方向右手側にホーエンヴェルフェン城が姿を見せ、しばし目を楽しませてくれます。
その城に目を奪われている場所、進行方向反対側は、左手に迫っている山 Tennengegirge テネン山塊の西端が切り落ちたところです。



南西から見た Tennengebirge (Wikipedia から)

この山のなかに世界一巨大な氷の洞窟があるなんて、想像できますか。
今日はヴェルフェンで下車して、その神秘の世界に行くことにします。



ホームページ eisriesenwelt.at  から

駅からバスを利用しますが、駅に来るバスはいったん町のインフォーメーションがある駐車場&バスセンター ( 地図下にPと記されているところ ) までお客を運び、お客はそこで「氷の大洞窟 Eisriesenwelt ロープウェイ乗り場」までの切符を買います。当時の記録をみると駅から迎えのバスに乗車したときには料金は取られず、バスセンターで初めてキップを買ったようです ( と言うか駅からここまで運ばれてきて、運転手さんに降りてインフォメーションのキップ売り場でバスの切符を買いなさいと言われたような気がします、そしてバスも駅からきた同じバスにもう一度乗り、再出発ということだった気がします )。

この案内図は日本で事前に調べたときにも見ていました。バスの本数は多くないらしいし、地図を見ながら、万一のときにはロープウェイ乗り場まで歩いてもいいか、と思っていましたが、いやいや、バスは大変な山道を登って行くので、それは無理でした。( Besucherzentrum ロープウェイのキップ売り場 と駅とはおよそ550メートルほどの標高差があります )


駅には私たちのほかにももう一人女性の方が降りて、バスの時刻表を見ていましたが、いつのまにか橋を渡って、歩いていってしまいました。私たちは駅のバス停で待ち続けましたが、迎えのバスは時間通り来てくれました。でも駅とバスセンターは歩いても15分くらいです。私たちも帰りは町を多少見物してから駅まで歩きました。



2011年8月6日撮影 ÖBB Werfen駅 バスの時刻はここに書いて貼ってあります

ヨハンが日本で事前に調べた日程表ではザルツブルク9時10分発の REX に乗って、ヴェルフェン到着が9時48分。駅前に迎えのバスがくる時間は10時20分となっています。今はシーズンオフでロープウェイも運休しているためか、ネット検索してみましたが、バスの時刻は現在データとしてヒットしません。


    
2011年8月6日撮影 駅前の橋のたもとにありました。迎えのバスが来るのを待つ間、駅前で時間つぶし。

「標高2,900mを超えるホーホケーニヒ一帯にはかつて豊かなアルム村があったそうです。そこではとびきり美しい農家の娘たちが不道徳な罪深い生活をするようになり、ミルクで湯浴みはするわ、チーズのかたまりを踏み石代わりにするわ、牡牛の角を金ぴかにし、牝牛の首には銀のカウベルを下げさせるわ、のしたい放題。土曜ともなれば鉱夫がやってきて、夜が明けるまで飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ。あるとき一人の老人がやってきてパンとミルクを物乞いすると、「悪魔にでも宿をお願いしな」と乱暴な言葉で追っ払ってしまいました。するとその直後、おそろしい吹雪が荒れ狂い始めたと思いきや、三日三晩収まることなく、それはそれは美しかったアルムも罪深い住民たちもろともあとかたもなく消し去ってしまいました。以来この「永久(とわ)の雪山」は「雪に埋もれたアルム」とも呼ばれるようになりました。」
 (注) Hochkönig は標高2,941m、ヴェルフェンの南西13kmほどのところにあり、地図でも 《übergossene Alm》 と併記されています。

ホーホケーニヒのホームページ↓
http://www.hochkoenig.at/de


資料写真 Hochkönig


2011年8月6日撮影 駅から眺めたホーエンヴェルフェン城


バスはホーエンヴェルフェン城のほぼ真下を再び右に曲がってザルツァハ川を渡って、そこからくねくねと山道を上がって行きます。
終点のバス停はバスが折り返しできるように Besucherzentrum からは少し離れた広い場所に設置してあります。つまり、バスを降りてから5分くらいだったでしょうか、登り坂を上がって行きます (写真の地図では停留所が Besucherzentrum にあるように書かれていますが、そうではありません)。



2011年8月6日撮影 バス停付近からの眺め ( ホーエンヴェルフェンが眼の下にもうあんなに小さく見えています )

Besucherzentrum 「ビジター・センター」はずいぶん立派な建物で、中に入るとロープウェイのキップ売り場のほか、資料展示フロアーやお土産販売コーナーも設置されています。

でも、ここがロープウェイの乗り場ではありません。

最初の地図を確認して下さい。ここからまた、坂道を今度は徒歩で20分歩いて行くように書かれています。
たしか歩く家族連れが退屈しないように、道が途中二つに分かれていました。片方は隧道で近道になっています。たしかにずっと登りですが、こうした趣向のおかげで、楽しく歩けました。

ようやくロープウェイ乗り場。残念ながら写真は残っていません。たぶん時間を気にして歩いていたからだろうと思います。
ロープウェイは、しかし、あっと言う間に山頂側に到着して、(もう一度最初の地図を見てください) ここからまた20分 (と地図には書いてありますが、もっと長かった気がします) 思いっきり山道を上がって行かなくてはなりませんでした。


        


2011年8月6日撮影 この写真で真ん中の山の樹木がきれた白く見えている場所がロープウェイの山頂駅です。
手前の山の右中ほどにも道が見えています。とにかくこのようにくねくねと曲がる道をひたすら歩いて行くうちに、どんどん高度があがって行くという具合です。この日は暑い日で、写真をとるのも忘れるくらい、ロザーリウムとのおしゃべりもしたくないくらい、もくもく、もくもくと歩き続けたのでした。



2011年8月6日撮影 どうやら、ようやくゴールがはっきり見えてきた場所でやっと再び歩く足にも力が戻りました。でも、まだゴールはずいぶん遠い。



2011年8月6日撮影 上の写真からゴールの洞窟入り口にこんなに人がいたって、想像は出来ないでしょうね。
ここでようやく洞窟ガイドツアーの参加申し込みをして、グループに分かれて出発しますから、自分たちの番がくるのを待ちます。
ここから写真撮影は禁止なので、残念ですが写真はありません。
やがて並んで列をつくってガイドの出発を待つ間、本当はひとりひとりカンテラを渡されるはずですが、この日は人数が多かったせいか、私たちにはカンテラはもらえませんでした。前を歩いていく人たちはもらいましたから、ぐすぐず歩いて前の人とひき離されたら、真っ暗な洞窟の中で足元も見えなくなってしまいます。


    
資料写真 (写真はホームページを見るとたくさん出ています)

洞窟の入り口ではさんさんとした夏の日差しにみんな暑そうですが、中は一転まさに氷の世界。これから中に入る人は入り口で寒さ対策をしていきます。

この資料写真では洞窟が奥に向かって水平方向に広がっているように見えるかもしれませんが、とんでもありません!! ここはまさに洞窟のなかにもう一つ、しかも氷で覆われた山がある、といったそんな感じです。

いくつもいくつもルート上に設置された階段を登って、奥へ、上へと進んでいきます。途中で先に出発したグループと登りのルート、下りのルートが接近したりして面白いです。何箇所かの氷にはネーミングがほどこされ、少し歩くのを止めてくれますが、基本的に登っていってまた下ってくる全部で70分のコースです。洞窟の中なのでどれくらい登ったのかわかりませんが、そうとうの山道に匹敵します。しかも取り残されたら一大事ですから、必死であとをくっついていきます。( ヨハンとしては日本製の発熱しないLED電気で全体をてらしてほしいと思ったことでした)

ここでクイズです
世界一の広さというこの氷の洞窟、全長どれくらいでしょうか?

① 4.2km
② 10.2km
③ 14.2km
④ 42km

まこと君はひとしちゃん人形を残していました。思い切ってひとしちゃん人形を③に置きました。

ぶ~

ボッシュート

答えは42kmだそうです。


19世紀末まで洞窟はせいぜい地元の狩人、あるいは密猟者にしか知られない存在でした。
1879年にザルツブルクの自然探求者のアントン・フォン・ポセルト-チョリヒ  Anton von Posselt-Czorich が200メートルほど暗闇の奥へと入り、これが巨大氷窟の公式上の最初の発見となりました。翌年彼は詳細な調査記録をアルペン協会誌に載せましたが、洞窟の存在はその後再び忘れ去られてしまいます。
1920年になってはじめて調査の人のため、Achselkopf に小屋がつくられました。なにしろ中は山、しかも闇の中という世界なので、調査は少しずつ、すこしずつ奥へ、上へとすすめられました。ガイドさんの説明では今でも全貌がつかめているわけではないとのことでした。
私たちがガイドさんに連れられて見て回るのは、ほんの入り口近くにすぎません。
ロープウェイが出来たのは1955年です。

ロープウェイの運行は
5月1日~10月26日の間
洞窟ガイドは9時から15時半(最終ガイドの出発)


ロープウェイ山頂駅脇には Dr.Oedl-Haus という小屋 (標高1,575m) があって、テラスで食事ができます。
もちろん行ってみたときには満席状態でした。
なんとか席を確保してお昼をいただきました。テラスからの眺めはおそらく後付けの知識ですがホーホケーニヒの山、そしてポンガウの谷、絶景でした。


バスで朝きたインフォメーション・センターまで降りて、せっかくの機会なので、歩いて道を戻るようにして、町の中心を見物してから帰ることにしました。


2011年8月6日撮影




2011年8月6日撮影


この写真の右側の山によく目を凝らすとロープウェイの山頂駅が見えています (赤い↓)。


ヨハン 2012/11/1

ザルツブルク市内ハイキング ― (ホーエンザルツブルク・フォト・ギャラリー)

2012-10-30 18:24:48 | ザルツブルク
2009年7月26日ドイツでの日程を終え、ヨハンは再びオーストリアに戻りました

すでに夕方になっていましたが、まだ外はま昼のように明るくて、ホテル近くのミラベル庭園を抜けて旧市街に向かって散歩いたしました


ミラベル庭園から


    
7月26日撮影                             7月26日撮影


     
     7月29日撮影
29日はバート・イシュルに向けて出発する日でした。ミラベル庭園前のバス停からバス移動する予定なので、朝食後バスの時刻を確かめつつ、庭園で再び写真撮影。さすがに朝早い時間はまだ人がいません


こちらは2011年8月7日に撮影したものです ベスト・ポイントなのでしらずしらず同じ場所でシャッターを押すものらしいです


7月27日 旧市街へ

スイスのローザンヌに滞在中、毎日最低1万5,000歩以上歩くのを日課としていたため、ついにお気に入りだった登山靴も底が抜けてしまいました。
この日はザルツブルクの良い靴屋さんで新しい登山靴を買おうと朝一番でホテルを出発 (昨日シュターツブリッケの手前の靴屋さんに紹介してもらったゲトライデガッセの Denkstein というお店へ)


ザルツァハ川にかかる橋 (Staatsbrücke) のたもとから

7月27日撮影

お店は直ぐ見つかりましたが、なにしろ時間が早くてまだ開店前でした。やむを得ず、お店があくまで時間つぶしの散策



7月27日撮影
これは Festspiele のイベントとして飾られたものだったと思います (Residenzplatz)


こちらは1980年9月1日、私たちが初めてザルツブルクを訪れたときの写真です
写っている背景はまったく変わりがありませんね (当たり前か) でもホーエンザルツブルクは今よりすすけて黒ずんでいました。最近やけに白くなってしまいました。


7月27日撮影   Kapitelplatz この噴水はかつては馬洗い場として使われていました


ゲトライデガッセのお店に戻り、無事新しい登山靴をゲツト!!
Denkstein はウィーンのシュテファンスドームの裏手にもお店があります。ヨハンが気にいってみていた靴をマダムは、「それはあまり細工がしっかりしていない」からと、お薦めの靴を見せてくれました。とても快調です。そして靴にあう靴下も勧めてもらいました。デザインがヨハン好みでなかったので、自分では絶対に選ぶことはなかったと思います。この靴下の方もとても快適で、今でも愛用しています。ちなみにその後ロザーリウムと再びザルツブルクを訪れたときにも、彼女の登山靴をマダムに選んでもらいました。

この日はさっそく新しい靴を履いて夕方今まで一度ものぼったことのないカプツィーナベルクに登ってみることにしました


カプツィーナベルク側から


7月27日撮影 なぜか山の中にモーツァルトの像がありました

時間が遅かったので、登って行く仲間はいませんでしたが、降りてくる人には沢山出あいました。
町のなかとは思えないくらい、ちゃんと山登りしている気分になれるところでした (地図で確認するとれっきとした登山ルートでした)

検索するとここ↓で写真とルートの紹介がされているのを見つけました。
Wanderung auf den Kapuzinerberg in Salzburg | auf-den-berg.de


7月27日撮影 ここが山頂です、Franziski-Schlössl (海抜640m)

下りは上りとは別のルートを歩きましたが、迷うようなことはありません。
のぼりのときにはホーエンザルツブルクは背中側でしたが、下りでは正面にあることになりますから、折にふれてはカメラを向けることになりました



7月27日撮影


7月27日撮影 途中に公園があります。ここからのホーエンザルツブルクは周りの風景と合いますね。お勧めのシャッター・ポイントです。

        
        7月27日撮影



7月27日撮影

       
       7月27日撮影

建物の間をすり抜けるように下っていくと、川べり近くの道路に出ました


7月28日 メンヒスベルクへ

昨夜は雨が降り、この日もまだ朝の空はどんよりとしていました。本当はこの日はウンタースベルクに行ってみたかったのですが、天気が悪いのであきらめました。
ただ、そんなときは汗もあまりかかずにすみますから、昨日とは反対の山、ホーエンザルツブルクがあるメンヒスベルクの方を登ってみることにしました。


      
7月28日撮影

ケーブルカー山頂駅前を城に上がる坂道には進まず、脇の東はしの門をくぐり抜けて城の裏手に出て、先を進んでいくと、今までとは別の顔のホーエンザツブルクに出あいます。
この見晴らし台のような場所 ↓ からはウンタースベルクも、また眼下には映画『サウンド・オブ・ミュージック』でトラップ大佐の館として使われたレオポルツクローン城も手に取るように眺めることができます


        

7月28日撮影

       
       2011年8月5日撮影 背景にウンタースベルク、手前はレオポルツクローン城


とくに標識にたよるほどのこともなく、ここから山上のハイキングコースを歩いていくと、やがて近代美術館の方に出ることができます
近代美術館前のレストラン・テラスはいつも人でいっぱいですが、近くにはのんびり食事のできるこんな場所もありました



2011年8月5日撮影  メンヒスベルクの山頂ハイキングの終点はこの山頂レストランです


Stadtalm Salzburg (写真はホームページから) ここはユースホステルで宿泊もできます

Auch Salzburg besitzt seine Alm, eine kulinarische Wohlfühl-Oase am Mönchsberg. Das junge Gastronomen-Team serviert Wiener Schnitzel, Sachertorte und Kaiserschmarrn. Zu deftiger Hausmannskost schmeckt ein kühles Bier. Die Terrasse der Stadtalm bietet 110 Personen Platz und den Gästen einen der schönsten Ausblicke auf Salzburg.

帰り道はここから少し戻ったところで下に下りていく道が分岐しているので、そちらを歩いていきます。


7月28日撮影

見たとおりの旧市街のほぼ真ん中に出て行きますが、詳しく言うと祝祭劇場の脇にでます。ヨハンが降りて行ったとき、大きな倉庫のような建物の扉が開いていましたので、中をのぞいてみるとオペラに使う大道具がおいてありました。


対岸から

7月28日はずっと天気に恵まれず、遠出も出来ませんでしたので、ザルツブルクを徹底的に歩いてやろうという気持ちに切り替えていたようです。
以下並べる写真の撮影に時系列の上で、どうなっていたのか今となっては本人さえもよく分からないところがありますが、記憶ではっきりしていることは、夕方にかけて、ザルツァハ川の旧市街と反対側の岸 (Ignaz-Rieder-Kai) をずっと歩いたことを覚えています。

散歩している人もたくさんいましたが、基本的にサイクリングロードになっているのか自転車もたくさん走っていました。



7月28日撮影 これは映画『サウンド・オブ・ミュージック』にも出てくるモーツァルト橋 Mozartsteg

      
      こちらの方は2001年7月27日に撮影した画像です



7月28日撮影



7月28日撮影

これは写真の構図から言ってもかなり歩いてきた場所です。
途中に公園やら、別荘らしき建物、また、民宿風のホテルもあり、荷物のことを考えなくてすめば、市街地のホテルに泊まるよりはこうした多少郊外のほうがアト・ホームな雰囲気を味わうことができるでしょうね。
そろそろ帰ろうかとなった頃に向こう岸に渡る橋が再び現れますので、今度は反対岸を歩いて帰りました。

2012/10/30 ヨハン