ウィーンわが夢の街

ウィーンに魅せられてはや30年、ウィーンとその周辺のこと、あれこれを気ままに綴ってまいります

フォト・ギャラリー「飾り看板」 (3) スイス

2012-11-22 01:13:14 | スイス
スイス



2004年7月28日撮影 ・ チューリヒ ・ ホテル・ヒルシェン Hotel Hirschen、Niederdorfstrasse 13
Hirsch は牡鹿の意味です
ホテルのホームページによると建物の歴史は13世紀にまでさかのぼるそうです。
1916年にフーゴ・バル Hugo Ball と仲間たちによってここでダダイズム宣言が書かれました。
駅から近く、私たちは駅のインフォメーションで紹介されたと記憶していますが、とにかく朝食のパンがとても美味しかったことは今でも忘れられません。


2012年3月17日撮影 ・ チューリヒ ・ ホテル・シュトルヒェン Hotel Storchen Zürich、 Weinplatz 2
Storch はコウノトリの意味です
リマト河岸のホテル。ホテルのホームページによれば、歴史としては1357年の市の納税台帳に初めて名前が記録として登場しているそうです。チューリヒのホテルはどれも歴史がありますね。




2012年3月20日私たちはチューリヒからバーゼルに日帰りで行ってまいりました。


バーゼルはフランス、ドイツと接する国境の町です。町の真ん中をライン川が流れています。
スイス国鉄駅 (ここにはフランス国鉄の駅も併設されています) から町に入り、ライン川を渡ってなんとかドイツの国境まで歩いていくつもりでしたが、思ったより遠くて途中で挫折して、旧市街の方に戻ってきました。

ザンクト・アルバン地区は狭い道を挟んで雰囲気のいいお店が軒を連ねています


2012年3月20日撮影 ・ バーゼル ・ Restaurant St. Alban-Eck
レストランの名前が示すようにこの地区の入り口、角にあるお店です。ホームページを見るとどうやら野生のシカなどを食べさせるお店のようでした。
Unser Wild ist ausschliesslich aus frischer Jagd, aus der Schweiz und Österreich.
「当店ではスイス、オーストリアで狩猟されたばかりの新鮮な野獣肉のみをご提供しています」


2012年3月20日撮影 ・ バーゼル
これはレストラン St.Alban-Eck の Malzgasse 側に飾られている Nasenschild です



2012年3月20日撮影 ・ バーゼル ・ レストラン St Alban Stübli、 St. Alban-Vorstadt 74
Stübli はスイスの言葉で小部屋、小さな飲食店の意味です



2012年3月20日撮影 ザンクト・アルバン市門
この市門が歴史上の記録として登場するのは1230年だそうです。1356年にバーゼルを襲った地震で損傷しましたが、1362年に再建されました。ヨーロッパだって地震がないなんてことはないのです。



2012年3月20日撮影 バーゼル旧市街の中心、市庁舎



2012年3月20日撮影 バーゼル、郵便局内部
ジュネーブの郵便局も立派な建物でびっくりしましたが、このバーゼルの郵便局もそれだけでも見学コースに入るにふさわしい内観ですが、これが現役の郵便局なんです。



2012年3月20日撮影 ・ バーゼル
あきらかに手袋屋さんの Nasenschild です。場所は今となっては分かりませんが、市庁舎の近くだったように思われます。
お店の壁に書かれた文字は Handschuh で手袋の意味。お店の名前ではありません



2004年はチューリヒから鉄道でスイス国境に近いオーストリアのブレゲンツという町に行きました。ここはボーデン湖をはさんで対岸がドイツ、リンダウという町です。


2004年7月30日撮影 ・ ドルンビルン
この日私たちはブレゲンツからバスでドルンビルンを訪れました。ポストバスが狭い田舎道を走って行くとき、カーブで先が見通せない箇所に来ると、昔ながらのメロディーホーン (メロディーを持つ警笛) を鳴らすのにはなんかほっとする懐かしさを感じました。今では大みそかに国道を若者がゴッド・オブ・ファーザーのメロディーをまき散らして爆走するあの種の警笛です。小田急のロマンスカーももともとメロディーホーンを使っていましたが、最近は一部のロマンスカーだけになってしまいました。
写真の Nasenschild はほとんど記憶にありませんので、書かれた文字で推測するしかありませんが、どうやら Alte Post と書かれているらしいので、それで検索した結果、Marktstraße 16 にある Weinstube (創業1869年) と思われます。照合できるような写真が見つかりませんでしたので、間違っているかもしれません。


2004年7月30日撮影 ・ ドルンビルン




2004年は、私たちがスイスにいる間にウィーンの友人 O さんが仕事場から休暇を貰って8日の夜行に乗り、9日の朝ブレゲンツに着くので、駅近くで待ち合わせしようと提案されました。O さんは当時ウィーン交響楽団 Wiener Symphoniker ( ブレゲンツ音楽祭はこのオーケストラが演奏しています ) で事務の仕事をしていたので、舞台を一緒に見学しようと言われるので心が動き、彼女がやってくるまで、スイス各地を旅行しながら、予定の日に再びブレゲンツに戻ることにしました。

しばらくスイスを旅行して、ローザンヌの友人ご夫妻を訪問して、まさにぐるっとスイスを一周する形でまたチューリヒに戻り、私たちは8月9日ザンクト・ガレンに移動しました。


2004年8月9日撮影 ・ ザンクト・ガレン、 Marktgasse/Turmgasse 1
スイス各地に展開するグループ企業のブティックのようです



2004年8月9日撮影 ・ ブレゲンツ ・ Gaststätte zum Goldenen Hirschen
この日ウィーンから来る友人と会うため待ち合わせのブレゲンツを再び訪れました。検索でもブレゲンツにこの名のホテルがありましたが、ホームページの画像は写真に記録されている建物と外観がずいぶん違っているので、確証が得られたわけではありません。ホテルの名前は「黄金の牡鹿」という意味で Nasenschild も金色の鹿です。



2004年8月9日撮影 ブレゲンツ、湖上音楽祭の会場



8月10日帰国の日。ザンクト・ガレンのホテルで荷物を預かってもらい、私たちはチューリヒの空港に向かうまでのしばらくの時間的余裕を利用してアペンツェルに行ってみました。


2004年8月10日撮影 ・ アペンツェル ・ インフォメーション、Hauptgasse 4
私たちが資料をいただくためにインフォメーションを訪れると、なかに馬鹿でかいセント・バーナード犬がいました。スイスは彼らの地元です。でも体はでかいけど、ハイジの中に出てくるヨーゼフ君のようにおとなしい犬でした。


2004年8月10日撮影 ・ アペンツェル ・ ホテル・クローネ Hotel Krone、 Hauptgasse 17
Krone は王冠の意味です。





ロマンモティエ

2009年ヨハンはフランス語を勉強するために5月1日から6月27日までスイスのローザンヌに滞在しましたが、フランス語圏ではほとんど Nasenschild を見かけることがなかったのか、写真もありません。
ただ5月9日にローザンヌ在住の A さんご夫妻にロマンモティエに連れていってもらったときだけは Nasenschild の写真が3枚残っていました。


2009年5月9日撮影 ・ ロマンモティエ ・ 食料品・シェ・シルヴィ



2009年5月9日撮影 ・ ロマンモティエ
名前は確認できませんでしたが、カフェ・レストランの Nasenschild です



2009年5月9日撮影 ・ ロマンモティエ


ここの教会の起源は5世紀にまでさかのぼるとかで、スイスでももっとも古い教会のひとつです。
ちょうどこの日は結婚式が行われていました。
  
2009年5月9日撮影 ・ ロマンモティエ




ローザンヌで知り合ったスイス人からグリュイエールはとてもきれいな町だから是非訪れなさいと言われていたので、チーズで有名な町でもあるし、フォンデューを食べに出かけてみました。

こうした田舎町には Nasenschild がありますね。
さきほどのロマンモティエのホテルの Nasenschild が何を表しているのか、今一つピンときませんが、下の写真を参考にするとやはりベッドなんでしょうか。


2009年6月20日撮影 ・ グリュィエール



2009年6月20日撮影 ・ グリュィエール
グリュイエールは町の名前が「鶴」を意味していることからも鶴が町のシンボルになっています。


2009年6月20日撮影 ・ グリュィエール


ヨハン 2012/11/21


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