ふえ吹き野うさぎ の ひとりごと

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障害を持つ方のための乗馬会 <長文>

2005年06月19日 | Report
 この日私は、大学のイベントである、「障害を持つ方のための乗馬会」のボランティアとして、参加させていただきました。このイベントのために、今までさまざまな講習会を受け、たくさんの準備をしてきました。



 午前の仕事は、記念写真の撮影係
乗馬された方の記念に持ち帰ってもらう写真を、乗馬コースの外側から撮影する係でした。日差しが暑くて、ちょっと大変でした。

 ところで乗馬について、事前にこんな講義を受けていました。

乗馬セラピー 乗馬時においての、目線の高さや馬の歩行による三次元的なゆれといった騎乗者への刺激は、平衡感覚や筋連動の協調、そして爽快感をもたらし、体全体の筋肉へのリハビリとなる。  そして、股関節の動き、重心移動を効率的にする効果があり、痙攣型CPなどによる体全体の筋肉運動の非対称性を改善することができる。 心理的な効果としては、たとえば歩く意思・意欲の増大などがある。 これによりさまざまな障害に対して、よい効果が期待できる。」

(この文は講義をかなり短く要約したものです)

 このように、障害を持つ方のための乗馬会は、乗馬セラピーを目的としているもので、この効果をテーマにして卒業研究をするためのデータを集めている先輩もいました


 僕はそうしたデータ係ではなかったので、乗り手さんの乗馬による詳しい変化は知らないのですが、写真を撮っているとき、最初は乗るのを恐がっていた方や、不安な顔をしていた人が、乗馬で常歩し、インストラクターさんとコミュニケーションをとっていくうちにだんだん笑顔となり、乗馬を楽しんでいました。最後には乗り手さん全員が笑顔で馬を降り、馬に「ありがとう」を言って優しくなでていました。
 この乗馬会に毎回来てくださっている常連さんにいたっては、なんとインストラクターやサイドウォーカーの助けを借りずに、一人で馬を操り、速歩をしていました。


 乗馬がこれほどまでに乗り手さんに効果をもたらしていることに、大変驚きました。 自分も乗馬してみたいと思ったほどでした。



 午後、仕事は体操係
これは、主に騎乗待ちの方が時間を潰すために、犬などの動物ふれあいコーナーや、工作、ゲームコーナーとともに設置している、体操と遊びのコーナーのスタッフで、主に遊び相手になってあげる係です。

 簡単な体操をやったり、ボール遊びや、ごっこ遊びに付き合いました。
体操はみんなで歌って踊って(?)楽しむことができました。ボール遊びも人気があり、係の人も疲れてしまうほど、皆さん楽しんでもらいました。
 やっぱり、こうして遊ぶのは久しぶりだし、とても楽しめました。





 こうして、今回の乗馬会は終了しました。
かなり疲れた一日だったんですが、とてもやりがいのある一日を過ごすことができました。
またこのような機会があれば、こんどはサイドウォーカーなど、さらに馬に近い係として参加してみたいと思います♪