ふえ吹き野うさぎ の ひとりごと

ここは、ふえ吹き野うさぎ の ひとりごとを連ねていったページです。 更新は気まぐれ。コメント大歓迎です♪

実習のこと

1985年10月25日 | Report
※これは、2006年10月26日(木)の伏せ項目の記事です

 この日記は、私の日記史上最もグロい日記です。
 下に行くほど、グロさは増していきます。
 そういうのが苦手な方、嫌いな方は、この記事を読まないことをお勧めします。
 食事中の方は絶対読まないほうが良いと思います。

 記事を閲覧する場合は、一気に送り進めないように慎重にスクロールし、もし記事の閲覧中に気分が悪くなったら速やかに前のページに戻ることを強く推奨します。








実習の内容

 前半(10日から)の実習は顕微鏡を使って、

こういうのを


 スケッチ(膵臓ランゲルハンス島)

 スケッチ(←十二指腸・結腸→)

 スケッチ(←肝臓・腎臓腎小体→)

 スケッチ(←肺・脾臓→)

 スケッチ スケッチ スケッチ スケッチスケッチスケッチスケッチスケッチスケッチ

 あ"ぁ"ぁ"ぁ"あぁ"あぁ"あぁぁあぁ"ぁっ

 二日ごとに休みがあっても、一日5時間ほどコレを描いてたわけです。全十五枚
 ちなみに全てイヌのものです

 そして後半(16日から)は、



 模型と(上:骨格/体 中:筋肉/頭 下:筋肉/体)



 標本(上:心臓 下:消化器系)

 ホルマリン漬けの標本ですが、ホルマリンの臭いはグギkmンrだpげyp@tbvな感じです。
 説明不可能な臭いです。とりあえず慣れてないと間違いなく吐き気を催します。
 何回実習室から抜け出たことか・・・(許可アリ)
 ・・・てか標本の中に胎児を持った猫=母親の開腹標本があってビビリました。
 中には目が半開きの標本もあって、目を合わせたくなかった""


 そして月曜日に回ってくるはずのトドメはなぜか最終日(18日)に持ち越され、最強の部位を担当しましたとさ。

 何がトドメかって?

 ズバリ、イヌの解剖

 吐き気がするっ そして目がヤラレルっものすごく痛い~""

 最終日なのでほかの班がそのイヌを大体いじっているため、担当された解剖部位は「頭」
 すなわち作業は「脳の取り出し」でした。

 最強。
 精神的トドメ

 フ・・・ モウダメダ モウオシマイダ・・・
 ドウセダメナラ とことん張り切ってやるゼ この野郎!!!

 というわけで半ばヤケクソになりながら解剖していきました。

 メスで皮を剥ぎ取り、皮下の結合組織を筋肉を傷つけないように剥がし、めくっていきます。

 皮下組織がきれいにはがされた筋肉は、信じられないことに虹色に光っていました。
 きれいでした。

 コレは後日しぃペインたーで記憶だけで描いたものですが、実際はもう少し光沢があり、輝いていました。
 まさかですよね。こんなのに出会えるなんて・・・
 自分の体にもこういうきれいなのがたくさん入っていると思うと、生命の神秘というのを目の当たりにしたような気分になりました。

 その後、名残惜しくもその筋肉の付け根をメスで切り取り、はがしました。
 鶏肉のおいしい所のようにペリっと剥けました。下は頭蓋骨です。
 しばらく鶏肉食えません(苦)
 そのほか、後々邪魔になる首筋の筋や膜も取り除きました。筋肉は同じようにきれいでした。

 作業を交代した隙に、他班が解剖した部位を見てみました。
 内臓が残っていたので、触ってみました。
 腎臓はだいぶ硬かったです。(ホルマリンによる)
 心臓もだいぶ硬かったですが、心耳という部分だけは柔らかかったです。
 肺も触ってみました。とある食品の触感にものすごく似ているのですが、なんだか思い出せない・・・ なんだろ・・・豆腐かゼリーかクラゲかレバーか・・・微妙においしそうだとか思ったのは秘密です。筋肉見たときにも思ったというのも秘密です。
 時間たってるから腹減ってるんすよ!もう!!

 頭蓋骨はノミとハンマーを使って、先ずは後頭部中央から割れ目を入れます。
 キンッキンッキンッキンッ・・・!!
 皆の好意で、頭蓋骨を割ったのは紛れもない私でございます。
 忘れもしないあの感触は2度と味わいたくないかも
 そして、頭蓋骨を割る力加減も無駄にマスターしました。
 割れ目が十分に入ったらてこの原理でメリっといきます。メリっと。

 さぁ~、世にも気色悪い脳味噌のご登場です。
 脳の表面には硬膜があります。その硬膜から出血したら「蜘蛛膜下出血」とかいう大惨事です。
 それはおいといて、此処からは教授が担当し、その硬膜をぺりぺりはがしていくと、表面の血管がほぼ全て(←!)取れて、図鑑やらCGやらで紹介される肌色のものすごくきれいな脳味噌が露になります。
 気色悪いことに変わりはありません。
 周りの邪魔な骨や組織をペンチでバリバリ砕いて、延髄の首の奥側をメスでズバッと切断して、脳味噌をぼこっと取り出しました。

 そしてスケッチ→部位名称記入


 そして片づけを行い、全ての実習が終了!
 総スケッチ枚数30枚!!!

 ね、気が滅入ったでしょう?

 スケッチ1枚だけ「描き直したらもっと得点もらえる」といわれてるのがあるんですが、嫌なのでやりませんでした。(苦)
 この実習の他に「鯨類解剖」といってイルカの頭部を解剖する実習があるのですが、自分はソレを取ってないので受けなくて済みます。ふぅ・・・
 あとはスケッチ各場所に説明を加えて提出するのみです。

 こんな経験2度と無いことは明らかです(笑)
 どうもグロくてスミマセンね""
 多分此処まで読まれた方も、こういうのを見る機会もほとんど無いと思いますので、もし要望があれば私のスケッチをスキャンしなおしてメールで送ってもかまいません。

 どしどし応募ください(←来ないと思う)

 <スケッチラインナップ>
組織スケッチ:
結腸4倍/結腸40倍(腸陰窩)/十二指腸4倍/十二指腸40倍(腸腺)/肝臓10倍/肝臓40倍(グリソン氏鞘)/膵臓4倍/膵臓40倍(ランゲルハンス島)/腎臓4倍/腎臓40倍(腎小体)/肺臓10倍/肺臓40倍(気管支と肺胞)/大脳皮質10倍/大脳皮質40倍(神経細胞)/脾臓4倍
臓器スケッチ:
骨格(体)/骨格頭/寛骨/頸神経叢と腕神経叢周辺/外側皮枝周辺/坐骨神経周辺/血管模型(これだけ猫)/筋肉(体)/筋肉(頭)/腎臓/肺臓/心臓外側/心臓内側/消化器系全般/脳


 ちなみに10月25日に動物慰霊祭が行われたので、ちゃんと参加してきました。