中国共産党の習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)が18日、学校での思想政治教育を強化するよう指示を出した。19日付の中国各紙が伝えた。自らが提唱した政治理念「新時代の中国の特色ある社会主義思想」によって愛国心を教え込むとしており、今後、子どもたちへの愛国教育が強まりそうだ。
米国務省は13日、約200カ国・地域の人権状況をまとめた2018年の「人権報告書」を公表した。中国について、少数民族ウイグル族やほかのイスラム教徒ら80万から200万人以上が恣意(しい)的に収容所に入れられていると指摘。人権団体などの報告として、当局が収容所内で虐待や拷問、殺害を行っていると批判した。
中国の小中学校で、顔認証などの先端技術を使って児童・生徒を監視するシステムが広がっている。開発企業は将来は、人工知能(AI)を使って生徒の位置情報や成績、体調も一括管理することをめざす。
中国で、社会主義の価値観に合わせてイスラム教を「中国化」する5カ年計画が進められることになった。習近平(シーチンピン)指導部の意向を受けた中国イスラム教協会が計画をつくり、各地に伝達した。7日付の環球時報(英語版)が伝えた。
中国政府がクリスマスシーズンに合わせ、非公認のキリスト教徒への締めつけを強めている。ローマ・カトリック教会の法王庁(バチカン)と9月に、長年対立してきた司教の任命権で暫定合意したが、欧米の価値観の浸透を警戒し、プロテスタント系も含め弾圧を緩めていない。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアなどによると、四川省成都で24日、警察が地下教会「秋雨聖約教会」に立ち入り、書籍やパソコンなどを押収した。今月9日以降、同教会の牧師や信者ら100人超が一斉に拘束されたという。同教会の支援者は朝日新聞に「中国で最近、ここまで激しい宗教弾圧はなかった」と語った。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアなどによると、四川省成都で24日、警察が地下教会「秋雨聖約教会」に立ち入り、書籍やパソコンなどを押収した。今月9日以降、同教会の牧師や信者ら100人超が一斉に拘束されたという。同教会の支援者は朝日新聞に「中国で最近、ここまで激しい宗教弾圧はなかった」と語った。