トリノ日本勢厳しい現実

　冬季五輪が始まりどこのチャンネルも五輪一色だ。これほど各局が競争して大挙開催地にまで押しかけメダルが取れるかどうかに一喜一憂して取れば取ったでメダル物語を作って一億国民皆一斉に感動しよう！などとはしゃぐ国もめずらしい。
地元イタリアではメダルを取った地元選手の記事は片隅に、一面はサッカーの試合の「予告記事」だ。それもまたすごいと思うが、とにかく日本のマスコミははしゃぎすぎ。異常なほど選手に期待しすぎ。メダルが命といわんばかりだ。
はっきりいって選手にとってはいい迷惑だろう。

　ところでマスコミがバカ騒ぎするトリノ五輪はメダルは１個か２個かもしれない。金色はないかもしれないと思っていたほうがいい。
フィギュアスケートは騒がれているがかなり厳しいだろう。
スルツカヤ、アメリカ、そして３番目のいすを日本とイタリアで争うことになりそうだ。３位争いにイタリアの選手が食い込んできたら日本は厳しいと見たほうがいいかもしれない。
　ジャンプは最初からメダルは無理といわれていたのだからしかたがない。原田は原田らしい”ここ一番のチョンボ”をしたが、皆が責めることはない。マスコミはまるで煽っているかのようだ。
　スピードスケートはわずかにメダルの可能性がある。清水は厳しいかもしれないが加藤は調子がよければ表彰台の可能性は高い。

　そんなこんなで特別TVにかじりついているわけでもない小生だが、なんとなく今回の五輪はマスコミが騒いでいるすがたが特に目立つといった印象だ。


　ところでアメリカ代表の井上レナ選手はガンを克服して出場している。
応援してやりたいですな。