『Welcomeのぶ・ろ・ぐ』A recluse in Manila

隠遁オヤジは今日もまた桜散る散る日本と陽はまた昇るマニラにて世の無常を嘆きつつ、後は野となれ山となれ。

やがて核廃棄物処理場に

2013年12月04日 | 奴隷から殺処分
「ゲンダイ」より

◇本当なのか!? 住民は戦々恐々

「最終処分場のメドをつけられると思う方が楽観的で無責任だ」。小泉元首相の「即 原発ゼロ宣言」がよほどシャクにさわったのだろう。「核のゴミ」の最終処分場について、国が候補地選定に本腰を入れる方針を固めた。全国から100カ所以上の候補地を選ぶ――と報じられているが、国の主導で処分場選定が進むことに対し、戦々恐々としているのが千葉県市原市の住民だ。市原市に最終処分場をつくるという情報が出回っているからだ。

 市原市民がこう言う。

「市民の憩いの場所でもある標高290メートルの『大福山』から見て北に位置する山間の造成地に処分場がつくられるのではないか、と噂になっています。あの地域は以前からゴミの不法投棄が絶えなかったが、ここにきて県が突然、行政代執行でゴミの処理を始めたのです。皆、『何で今ごろ?』って首をかしげています。付近は民家も少ない。住民の間では『処分場の候補地になるのでは』と懸念する声が出ています」

 住民の声を裏付けるように、週刊誌「女性自身」(12月10日号)も「千葉県X市に核廃棄物処分場を……」と題した記事を掲載。県民の間では「どこだ?」と大騒ぎになっている。

 市原市はホントに国から核廃棄物の処分場候補地として打診されているのか。市に確認すると「把握していない」(広報担当)と全否定。一方、千葉県も「聞いたことがない」(総合企画部)と答えた。

 フィンランドにある「オンカロ」のような施設をつくるとなったら、地域の市民が不安になるのは当然だ。

「『核のゴミ』は地中に埋めても、半永久的に強い放射能を出す。運搬中に漏れ出す恐れだってないわけじゃない。最近は房総沖の地震も多発している。千葉県に核の最終処分場をつくるなんて危険極まりないですよ」(市民)

 国会では現在、希代の悪法「特定秘密保護法案」が審議中。原発関連施設は「テロの標的になる」とかテキトーに理屈をつけて「秘密」になるだろう。このまま法案が成立すれば候補地がどこになるのかも「秘密」になる。
市民が何も知らない間に危険な核の処分場がつくられることになりそうだ。」(ここまで)

先日書きましたように、すでに肥料に放射能汚染物質が使われている日本です。もはやどうにもならないです。すでに矢は放たれてしまったのです。それでも、心の何処かに「奇跡的な逆転サヨナラ満塁ホームラン的な超ウルトラスーパー凄すぎる」結末が待っているのではないかと期待するのですが、、、。
現実は、地獄の底に真っ逆さまのようです。

核廃棄物処理の「オンカロ」という言葉は以前からでていますね。小生も何処かで書いたっけか。
これによりますと、フィンランドの「オンカロ」(というかオンカロはフィンランドにあるのですが)は
「「オンカロ」は、地下およそ520メートルの深さまでトンネルを掘り、そこから横穴を広げ放射性廃棄物を処分していくという。2020年までに運用を開始し、その後2120年頃までの100年間にわたり埋設処分に利用される予定となっており、100年後に施設が満杯になった後は、道を埋めて完全に封鎖する。
使用済み核燃料に含まれるプルトニウムの半減期は2万4000年。生物にとって安全なレベルまで放射能が下がるにはおよそ10万年の月日を要するという。それまでの間、10万年にわたって「オンカロ」は地下に封鎖され続ける。
「オンカロ」は廃棄されたものを無害なものに処理するとか、何かするというものではなく、安全に隔離し少しづつ放射性廃棄物の危険が弱くなっていくことを待っているだけ。ただそこに隠しておくだけの施設だ。
安全に隔離しておくというと聞こえは良いが、「今は処理できる技術はないけど、将来研究が進めば処理できるよね?」「そうだね。」「たぶん誰か考えてくれるよ。」といった具合に10万年後の人類に責任を押し付ける施設ともいえる。」
という責任先延ばし作業をやるわけです。10万年後なんかしらねぇよ、ってのが本音でしょうか。
もちろん、

「そんな「オンカロ」だが、日本には存在しない。
青森県の六ケ所村に中間貯蔵施設があるが、最終的に放射性廃棄物の処理をする施設ではない。
「オンカロ」に携わった学者たちは「不安定で地層処理のできない日本は、最終廃棄物処理場が作れない国だ」と述べたという。」

では、おとなしく地中に埋めておくだけの責任先延ばし作業が日本ではたして可能かというと、
「「現在の科学では放射性廃棄物の処理は地層処理しかないといわれているが、地層処理場ができないのに原子力を持っている国である日本は、火山があり地震があり、常に地層が安定しない。中華料理の回転テーブルの上に放射性廃棄物を置いたようなもので、いつ動くか解らない。」日本はそういう状況にあるのだという。」

つまり、日本では最終廃棄物処理場が作れない国だということです。
作れない国であるならば、もはや日本のどこに最終廃棄処分処理場を作ろうかという議論は意味をなさいないということでしょう。

ところで、先の参議院選挙で山田元農水相が「日本はベトナムやイラクに原子力を輸出することにしたが、核廃棄物はすべて日本が引き受けるんだぞ、知ってるかー!」と演説してました。その後、トルコにも輸出することが決まったんでしたっけねぇ。これも当然、「引き受けるんだぞ」でしょう。

「廃炉ビジネス」というのが次のドル箱超目玉産業になるらしいです。
金を産みまくるってんで政官財揃って猪突猛進して行き、気付いたらもうそこには、、、。

気付いたらって、今気付くことができるでしょうよ。

核廃棄物処理場、TPP、消費税増税、、、目先の金儲け、、、、戦争、、、。

師走の慌ただしい中、ひとり、ブツブツ、ブツブツ、、でした。

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