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英保守党13年ぶり政権、連立の行方不透明

2010-05-12 09:26:28 | 日記

11日、ロンドンの自宅を出る保守党のキャメロン党首=AP
 【ロンドン=大内佐紀】英国総選挙(下院、定数650)で2位に転落した労働党のブラウン首相は11日夕、辞任の意向を固めた模様だ。
 BBC放送など英メディアが一斉に伝えた。
 同党と、第3党、自由民主党との連立交渉が決裂し、組閣の見通しが立たなくなったためで、ブラウン首相は12日中にもエリザベス女王に辞表を提出し、第1党となった保守党のデビッド・キャメロン党首(43)が同日中にも新首相に就任する。
 中道右派、保守党の政権奪回は13年ぶりとなる。
 ブラウン首相の辞表提出を受け、女王は直ちにキャメロン氏に組閣を要請、同氏が首相として組閣作業に移る。キャメロン新政権は、7日以降交渉を行っている自民党との連立か、その他の小政党と協力しながらの少数与党となる。
 連立政権ができると、英国では第2次世界大戦後初となる。連立政権の場合、自民党のニック・クレッグ党首(43)の入閣は確実で、保守党「影の内閣」のジョージ・オズボーン財務相(38)、ウィリアム・ヘイグ外相(49)らが、そのままのポストに就く見通しだ。連立政権ができると、保守党と自民党の議席数合計は363議席となり、過半数326を上回る。ただ、財政赤字削減の手法などで双方の政策の隔たりは大きい。一方、少数与党政権となれば、政権の不安定化は避けられないとみられる。
(2010年5月12日01時24分
読売新聞)


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