週刊ポスト2012FEB2.3号 P64 ニュースのことばは嘘をつく
東京新聞・中日新聞論説主幹 長谷川幸洋氏の記事
第20回 「霞が関文学」では悪魔が細部に宿る
ということだそうで詳しくは本誌を読んでいただくしかないのだが、新聞の言葉遣いと役所の言葉遣いは異なるということからであるようです。
記載内容を抜粋借用させていただくと、
政府の文書には「具体的には消費税率引き上げまでに、国民の納得と信頼を得るため、以下の通り政治改革・行政改革を期す。という文言もある。ここで「期す」とは「将来に向けて約束する」といった意味だ。増税前に必ず実行する必要はない。
ということになるようです。
また氏は、
官僚の文書はあたかも改革に力を入れるような体裁をとりながら、実際にはいくらさぼってもいいように逃げ道を用意している。一方でとるものはしっかりとるように決め打ちする。いわゆる「霞が関文学」である。
それに対して、新聞は文書の細部にそれほどこだわらない。ふわっと「増税前に改革ならいいじゃないか」と受け止めて記事を書いてしまう。その結果「政府もそれなりに考えているらしい」といった好意的な誤解が生じてしまうのである。
と述べています。
役所の使用する言葉の意味が書かれてます。
「検討する」→「先送り」
「所要の措置を講じる」→自分たちに都合がよければ「法律をつくる」
都合が悪ければ「先送りの措置を講じる」
まさに「悪魔は細部に宿る」。新聞はそこを見抜かなければならない。
とむすんでいます。詳しくは週刊ポストで読んでいただくしかないですが、書いてある字面をなぞるだけでなく、その中に潜むものを読み取れるかどうかが読者にも問われるということになるように思えてなりません。
東京新聞・中日新聞論説主幹 長谷川幸洋氏の記事
第20回 「霞が関文学」では悪魔が細部に宿る
ということだそうで詳しくは本誌を読んでいただくしかないのだが、新聞の言葉遣いと役所の言葉遣いは異なるということからであるようです。
記載内容を抜粋借用させていただくと、
政府の文書には「具体的には消費税率引き上げまでに、国民の納得と信頼を得るため、以下の通り政治改革・行政改革を期す。という文言もある。ここで「期す」とは「将来に向けて約束する」といった意味だ。増税前に必ず実行する必要はない。
ということになるようです。
また氏は、
官僚の文書はあたかも改革に力を入れるような体裁をとりながら、実際にはいくらさぼってもいいように逃げ道を用意している。一方でとるものはしっかりとるように決め打ちする。いわゆる「霞が関文学」である。
それに対して、新聞は文書の細部にそれほどこだわらない。ふわっと「増税前に改革ならいいじゃないか」と受け止めて記事を書いてしまう。その結果「政府もそれなりに考えているらしい」といった好意的な誤解が生じてしまうのである。
と述べています。
役所の使用する言葉の意味が書かれてます。
「検討する」→「先送り」
「所要の措置を講じる」→自分たちに都合がよければ「法律をつくる」
都合が悪ければ「先送りの措置を講じる」
まさに「悪魔は細部に宿る」。新聞はそこを見抜かなければならない。
とむすんでいます。詳しくは週刊ポストで読んでいただくしかないですが、書いてある字面をなぞるだけでなく、その中に潜むものを読み取れるかどうかが読者にも問われるということになるように思えてなりません。