名称変更はハードルが高い！？

　今朝の中日新聞に「岡崎公園」を「岡崎城公園」に変えるという案が検討されているそうです。理由は岡崎城がある公園との認知度が高まるとのことです。市の実施したアンケート結果では「賛成」「どちらかというと賛成」が約４９％を占めたそうです。主な反対理由は「長く親しまれた名前だから」でした。じゃあ変えればいいと思いますが、問題の一つは費用面です。案内板など様々なものの名称変更が必要になるし、近くの名鉄「岡崎公園前」駅の変更関連費用は市の負担になるとのこと。

　そういえば豊橋でも同様のことがあります。２年ほど前に浅井市長が言い出した、豊橋公園の名称変更問題です。市長としては吉田城の名前を入れたい意向があるようです。しかし２年も経つのにあれから音沙汰がありません。地元紙の実施したアンケート結果では、賛成は少なく反対が７割を占めたそうです。しかし、ある人のアンケート結果では、賛成（どちらかというと賛成も含む）が６０％を超えたとのこと。アンケートは誰を対象にするで変わってきますから、一概にどちらが正しいとは言えないと思います。もともと江戸時代までは、吉田であり、明治維新政府の意向で豊橋と改名した経緯があります。自治体名と城名はほとんど一致しています。その点豊橋（＝吉田）は城との結びつきが弱く感じます。吉田城は今は櫓のみ再建されていて、それほど有名な城とは思われていないかもしれませんが、調べてみると吉田城の敷地は名古屋城より広い！石垣も戦国時代の「打込接」工法と「野面積み」工法の両方が残っていて、高さ１５ｍもあり日本有数・土塁も戦国時代のものが残っているのは貴重です。私は「吉田城公園」変更に賛成です。もっと吉田城を売り出していくべきと考えます。そのためには、豊橋公園一帯の再開発が予定されていますが、吉田城も一緒にやってほしいものです。