NPO法人「輝く未来の風」の便り

市民出資による風力発電事業を推進するNPO法人「輝く未来の風」の日記です。

長野県朝日村プライムスキー場風況観測完了

2006-11-29 13:35:57 | Weblog
長野県朝日村プライムスキー場の約15メートルの照明塔に
5メートルのポールを継ぎ足し、昨年11月から風況観測(暫定)を開始、
今月24日で観測を完了しました。現在観測結果を分析中です。
朝日村では2003年から2004年にかけて
古見地区で50メートルの観測ポールを建て観測しました。
残念ながら平均風速が3.5メートルしかありませんでした。

美しい(本当に)朝日村で何とか風力発電を是非実現したい、
との思いを込めました。
今回こそはと期待を込めて観測しましたが、中間のデータ結果は
極めてキビシイものです。

朝日村での経験はとても貴重でした。
沢山のことを学びました。
今回の結果が”NOT GO"であっても、朝日村のみなさんとの交流は今後とも
継続したいと思います。


              By 風の旅人
            

CO2排出量取引ビジネス

2006-11-23 09:58:54 | Weblog
1997年に採決された京都議定書により、2005年から企業や様々な組織間の
二酸化炭素等の「排出枠」の「枠」内外差を、
環境省が運営する「市場」で売買できる制度ができた。
この制度に基づき先月国内企業同士の初めての売買が成立した。
”認定”された「排出枠」より実際の二酸化炭素排出量が
少なかった分を市場に売りに出し、
「排出枠」より多く排出した企業や組織が、その差を埋める為に「市場」から
買うのである。
二酸化炭素1トン当り、¥2,000~3,000が相場のようです。

国際間の取引は、既にかなりの規模に成長しつつあります。
地球温暖化防止の為二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減は急務です。
掛け声や教訓だけでは、何事も前には進まないと言う現実を変えるためには、
”にんじん”をぶら下げて、二酸化炭素を減らすと金儲けが出来ます、
商売が出来ますと、言う仕掛けです。

日本の二酸化炭素年間排出量は13億トンです。
この「排出権取引ビジネス」でどの位削減されるのか注目したいと思います。


                  By 風の旅人

The post Kyoto Protokol in Kenya

2006-11-20 13:44:44 | Weblog
11月06~17日、ケニアのナイロビで、
京都議定書第2回締約国会合が開催された。
1997年締約された京都議定書は、
日本などの先進国は、1990年比で二酸化炭素などの温室効ガスを
2008~2010年までに、5.2%削減することが義務付けられた。

今回ナイロビでは2013年以降の目標値設定や発展途上国の参加など、
重要議題が議論された。
まだ議事録を入手していないが、世界最大の温室効果ガス排出国である
アメリカが依然として締約に消極的であることを口実にしているのか、
2国合わせて世界の人口の半分を占め、
急速に工業化している中国とインドも煮え切らない態度である。

会議の基調演説で国連事務総長アナン氏が、
21世紀人類最大の問題は地球温暖化であると、
強い警告を発したにも拘らず、先進国も途上国も
国益などと言う「コマカイ」ことを言いあっている趣である。
地球温暖化や環境汚染には、国境などと言う地図上の線などは無意味です。
地球一家の一市民としての覚悟こそが、
かけがえの無いこの星を正しく導くのです。
いかがお考えでしょうか?


                   By 風の旅人

チェルノブイリ20年(その2)

2006-11-13 09:13:02 | Weblog
20年前に旧ウクライナ共和国チェルノブイリ原発が
史上最悪の事故を発生した。
大地も食料も全ての生物も汚染し、
多くの人(35万人と言われる)が故郷を奪われ、
病に苦しむ悪魔がやってきた。
この悲劇をきっかけに、世界は原発や原子力に対する反省をしたかに見えた。

然し最近世界は新たな”原子力ブーム”の雰囲気がただよって来ている。
経済産業省が発表した「新・国家エネルギー戦略」は、
”2030年以降も原発が、
全電力の30~40%を占めることを目指すと言っている。
即ち現在50基ある原発に、更に約10基の原発を新設する計画である。
中国は2030年までに30基の建設計画あると言われている。

チェルノブイリ事故原因は未だに完全には究明されていない。
日本でもここ数年でも死者がでた事故が発生、
また初歩的設計ミスやいい加減な点検ミスなどにより、
あわや大事故寸前のトラブルが続出している。
第2のチェルノブイリ事故が日本で起きても不思議ではないのです。
まさに”ラッキー”の一語であったのです。

石油などの化石燃料の枯渇は時間の問題であることは自明であり、
地球温暖化も化石燃料から排出される二酸化炭素などが原因であることは
周知されてきた。
ならば、二酸化炭素を排出しない原子力が残された最善の選択肢であるのか?

人類が生んだ最悪の発明である原子力エネルギーに対して、
世界は不感症になっているのではないか。
チェルノブイリの教訓を風化させてはいけない。


              By 風の旅人

チェルノブイリ20年

2006-11-10 11:32:25 | Weblog
史上最悪の原子力発電事故であるチェルノブイリ原発事故が
1986年4月26日に起きてから20年が過ぎました。
チェルノブイリは旧ソ連現在のウクライナにあります。
多数の死者が出、数十万人が非難させれました。
(詳しい説明も無く)いまでも30Km周辺には人は住めません。
その後放射能汚染による健康被害が急増しています。
小児性甲状腺癌は通常の100倍も発生しています。
1986年当時は旧ソ連であり、現在は体制が大きく変わった為、
正確な情報や統計が掴み難いのですが、
凄まじい想像を絶する悲劇が起ったことは間違いありません。
そしてその悲劇が20年後の今も続き、これから何十年も続いていくのです。

チェルノブイリ事故以降、世界は原発の危険性をあらためて認識し、
世界中で計画されていた原発計画の多くがキャンセルされ
新たな原発建設にブレーキがかかった。
原子力を必要とする多消費型の文明のありかたが見直されたに見えた

然しながら最近世界の様相が変わり始めたようです。
イギリス・ロシア・ベラルーシ・中国・インドインドネシアなど、
そして日本も原子力発電を新規建設すると経済産業省は言っている。

(この投稿記事は未完成です。後日完結します。すみません。)


             By  風の旅人




佐呂間町

2006-11-08 09:35:25 | Weblog
11月7日北海道佐呂間町を巨大な竜巻が襲い、
大惨事になった、
秒速70メートル(時速252Km)の突風が家屋や自動車をなぎ倒した。
9月17日宮崎県延岡市で特急電車や家屋をなぎ倒した突風が
秒速66メートル(時速237Km)であった。

アメリカでは毎年1,000程の竜巻が発生し、約50人が亡くなっている。
竜巻は、回転する積乱雲が発生原因と言われている。
原因は概ね解明されているが、事前に予報することは未だ困難である。

佐呂間町はオホーツク海を臨む人口6,400人、
酪農・栽培漁業(ホタテ・エビ・ウニ・カキ)・
年間と昼夜の寒暖の差が大きい
(プラス33℃~マイナス28℃)気候を利用した
農産物(カボチャ・小麦・ビート・ジャガイモ・豆類)などを
中心にした、北ののどかな町です。
サロマ湖は日本で3番目に大きな湖です。

半世紀前に一人旅をした時に見た、
雄大なオホーツク海とサロマ湖の風景を
昨日のように鮮明に覚えています。

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2007年4月8日(日)

2006-11-06 09:06:27 | Weblog
2007年4月8日(日)、 午後1時30分から、 
「くにたち市民芸術小ホール」で、
NPO法人「輝く未来の風」の第4回通常総会を開催します。

会員でない方もどなたでも気楽に参加出来ます。
前半は楽しいコンサート(入場無料)を予定しています。
過去3年間で4回コンサートを開催しました。
プロそしてアマチュアーの演奏者が毎回楽しい演奏と歌声を聴かせてくれ、
とても好評でした。

第5回の企画はこれから検討です。
限られた予算で、皆さんに楽しんでいただくアイデアがありましたら、
是非コメントをください。


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一橋祭

2006-11-03 11:19:42 | Weblog
文化祭や学園祭の季節です。
私達の事務所の近くの一橋大学の「一橋祭」が、
11月3日から5日開催です。
焼き鳥・オデン・ヤキそば・ビール・お好み焼き・綿菓子などの模擬店・
ライブ演奏、そして硬派系の様々なシンポジュームや講演会などなど。
昔と同様、今も若者の熱気が充満しています。

この日の為に随分前から準備してきたのでしょう。
組織作り・主テーマ・予算確保・参加グループ募集・運営・ETC、
楽しくまた懐かしい思い出になる貴重な経験です。

「一橋祭」の特徴の一つは、国立市民とのコラボレーションです。
通称「大学通り」のとても広い歩道に、
国立市内の商店が、この3日間何十もの”テント店舗”を出店することです。
「天下一」と呼び、今年第41回です。
これがまた楽しいです。普段よりかなり値段が安く、
ツイツイ購買意欲を刺激されてしまいます。
顔見知りの花屋のオバサンも張り切って商売してました。


                  By 風の旅人

森の王者・クマ

2006-11-02 13:20:05 | Weblog
今年は、クマに襲われて命を落とし、
そして怪我を負った犠牲者の人数が、
近年稀なほど多いとのことです。
2004年は人的被害そして農作物被害が甚大でした。
2004年そして今年はブナ・ミズナラなどのクマの餌になる
堅果類(ドングリなど)が凶作でした。

北海道には約2,000頭のヒグマがいると推定されています。
毎年500頭ほど”駆除”されています。

何故クマは人間を襲うのでしょうか?
人里に下りてきて、農作物を食い荒らすのでしょうか?

被害に遭った人々にとっては極めて深刻な問題です。
人間とクマが上手にバランスをとり、
棲み分け出来ていた時代と違い、
現代クマにとっても受難の時期ではないでしょうか?

ちなみに、クマに遭遇してしまったら、
昔から「死んだフリ」をするのが防衛策としては良いと言われていますが、
これは非常に大いなる間違い”アドバイス”のようです。
第一、そんな緊急事態に冷静に「死んだフリ」など
普通の人間は絶対出来ない、不可能です。

ともかく、力の限り抵抗する、石を投げる、
棒や道具で叩くのが最良のディフェンスである、
とクマに襲われ、生還出来た多くの人達の証言があります。

なお、クマを近づけない為には、鈴や笛は効果的です。
熊除けスプレーも市販されています。


               By 風の旅人