NPO法人「輝く未来の風」の便り

市民出資による風力発電事業を推進するNPO法人「輝く未来の風」の日記です。

会報#12

2006-09-29 08:36:07 | Weblog
9月28日会報第12号を発送しました。
2003年12月創刊号以来、
3ヶ月毎に発行して来て、はや12号目です。
会員123名と、その他の支援者や関係者を含めて
200人近くの人々に発送しています。

住所・宛名は、手書きの方が心が伝わってくる、
記念切手の方が温かみがある、
と言う会報を受け取られる何人かの方の希望を尊重しています。

但し、200人以上の発送となりますと、
効率とか手間暇のことを考えますと、
「人工的」にせざるを得なくなるかもしれません。

早く200人いやもっと多くの方々に会報を発送したい、
一方では「人間臭さ」とか「手作り」の味も残したい。
楽しみな悩みですね。

               By 風の旅人




快晴

2006-09-28 09:22:59 | Weblog
9月27日東京地方は久々の快晴です。
気持ちの良い朝を迎えました。
3階の事務所から、遠くの山々(奥多摩)が良く見えます。
ぶらっと出掛けたくなります。

普段「快晴」とか「晴れ」とか、何気なく言いますが、
気象庁用語の定義では、
空全体に雲が10%以内の天気を”快晴”と言い、
20%以内を”晴れ”と言います。

気象庁では天気を国内用として、
次の15種類に分けている。
(国際的には96種類が決められている。)

快晴、晴れ、薄曇り、曇り、煙霧、
砂じんあらし、地ふぶき、霧、霧雨、雨、
みぞれ、雪、あられ、ひょう、雷。

昨日は千葉県南房総地帯は猛烈な雷雨で、
道路が一部冠水してました。
自然の営みでは、雨も必要ですが、
ヤハリ今日のような「快晴」が、
しばらくは続いて欲しいですね。


                By 風の旅人

マンネリを戒める

2006-09-26 14:12:27 | Weblog
9月26日読売新聞からの抜粋です。

『 米航空宇宙局(NASA)は25日、
地球表面の温度はこの30年間、
10年当たり0・2度の割合で急上昇しており、
約1万2000年前に氷河期(氷期)が終わって以降、
最も暑くなっていると発表した。

 地球温暖化問題の火付け役となったNASAゴダード宇宙科学研究所
(ニューヨーク)のJ・ハンセン博士らが、
20世紀に世界各地で観測されたデータを分析した。
温度上昇が最も激しかったのは北半球の高緯度地域で、
研究グループは「雪や氷が解けて地表が露出すると、
太陽光の吸収量が増えるため」と考えている。

 あと2~3度上昇すると、海面が今より25メートルも
高かった300万年前と同程度になるという。
「私たちが知っている地球とは違う、別の惑星になってしまう」と、
研究者らは生態系の激変を心配している。
(読売新聞) - 9月26日12時3分更新』

これは極めて真剣・深刻な警告として、
世界中の人々は受け止めなければならないはずです。
が、最近はこの類の情報が多いせいでしょうか、
「またか」と見過ごしてしまうのが、
何より怖いですね、危険ですね。
繰返し繰返し警告を発信し続けることが肝要です。
そして警告を伝えるスキルも一捻りも
二捻りもする必要がありますね。

                 By 風の旅人




81歳のヴォランテイアー

2006-09-25 08:39:04 | Weblog
昨日多摩川の昭島の河川敷で、雑草刈をしている方に会いました。
年齢は81歳、男性、「あきしま 水辺の楽校」という東京都昭島市にある、
ボランティアー団体のメンバーです。
とても81歳には見えず、背筋がピーんと伸び若々しい。
手にしている草刈機の6万円は自分で負担したそうです。
自宅からその草刈機を運んでくる一輪社は手作り。

「あきしま 水辺」は河川敷を利用して、板を敷いた長さ200メートル遊歩道や
”湾”を作り川魚の生息を助けたり、出来るだけ自然の状態を維持し、
そして市民の憩いの場所として、提供している。
1961年に近くでクジラの化石が発見された。
土手には遊歩道・サイクリングロードが完備してます。
河川敷には野球やサッカーのグランドやテニスコートが何面もあります。
休みの日は沢山の老若男女が楽しんでいます。

多摩川は水源は山梨県、東京都を通り、神奈川県川崎が河口、
全長138Km。昔(昭和初期)はサケが登ってきたそうです。
1960年代に比べかなりキレイになってきてます。

お会いした81歳のヴォランティアーは、「生涯現役」の先輩です。


                  By  風の旅人


地球温暖化とぺスト

2006-09-22 08:52:57 | Weblog
最近の研究によると、地球温暖化とペスト菌の繁殖には相関があることが
分かってきた。
中世ヨーロッパの3分の1の人口がペストで失われた。
日本などではペストは根絶されたが、アジアや東ヨーロッパの一部では
依然としてペストの発生があります。
ペスト菌は、私達の身の回りにいるネズミが運びます。

ノルウエーの学者にによれば、
「春に気温が1℃上昇すると、ペスト菌が50%増加する可能性がある。
現代社会では、気候変動により中世のペストが再来する可能性はないが、
ペストが今より増える可能性はある」

地球温暖化とネズミとペストの相関関係が、
最近の研究により明らかになりました。
この研究は、何よりも地球温暖化の与える脅威を警鐘していると思います。

                   By 風の旅人


時速237Kmの突風

2006-09-21 09:14:27 | Weblog
9月17日に九州地方を襲った台風13号は各地に甚大な被害をもたらしました。
死者・負傷者・家屋の倒壊などなど。
JR日豊線の特急「にちりん9号」が延岡市別府で脱線、横転した。
台風で特急が脱線、横転事故を起したことは、
過去にあまり聞いたことがありません。

その後の専門家の調査で判明したことは、
事故当時に吹いていた風の風速が、なんと毎秒66メートルであった。
毎秒66メートルの風速とは、
時速にすると(66x3600秒)、237.6Kmです。

新幹線並の速度の突風が、猛烈な勢いで特急や家屋をなぎ倒したのです。
想像を絶する風のエネルギーです。

当時、特急は時速50Km制限で運行していたそうです。
かりに特急が止まっていたら、どうなっていたでしょうか?
時速237.6Kmの突風に耐えられたでしょうか?

                     By 風の旅人

農免道路

2006-09-19 09:41:10 | Weblog
9月16日、仲間と千葉県南房総地帯に行き、
風力発電適地の調査をしました。

南房総市白浜から館山市の山中を通り、
南房総市三芳地区(旧安房郡三芳村)
に抜ける山道を、調査しました。

2箇所程の有望な場所がありました。
然しながら、昔ながらの山道ですので、
大型風車の機材搬送は出来ません。

ところが、この山中一帯は、所々新しい道路の建設工事中でした。
山が削り取られ、何百本もの樹木は切り取られ、
巨大なショベルカーやブルトーザーが唸り声をたてていました。

作業をしていた方や地元の農家の方の話によりますと、
工事中の道は、
白浜からほぼ真北の三芳村にあるJR内房線「ここのえ」駅近くまでの
長さ約10Km、幅7メートルの”農免道路”とのことです。
3年後に開通予定とのことです。
ここのえ駅から北方5Kmは既に完成しています。

”農免道路”は
農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業」
と呼ばれている公共事業で、農林水産省の補助事業です。
農林水産省が管理する農道で、日本全国に何千Kmにわたってあります。
要するに農林水産省のおカネで、
農業・漁業に従事される方が業務用に使用するガゾリン税を
”免”除することの代わりに、業務利用する道を作りましょう、
と言うことです。
”農免道路”という言葉も、その言葉の由来も知りませんでした。

この南房総の”農免道路”が開通しますと、
風力発電用風車の機材を搬送することが可能になりますが、
極めて複雑な思いです。


                   By 風の人 

「国定公園」

2006-09-15 09:00:02 | Weblog
明日の土曜日、仲間と千葉県南房総市白浜地帯を調査に行きます。
白浜は房総半島の最南端に位置します。
風力発電には風況が良い地帯です。

然し難点もあります。
それは最も風況の良い海岸沿い地帯の大半が、
「国定公園」に指定されていまして、
風力発電用の風車のような大きな建造物は、原則許可されません。
たしか12メートル以下の高さ制限だったと記憶しています。

この「国定公園」は、
ナント昭和20年代に指定された所が多いとのことです。
当時は「国定公園」に指定されると、観光客を呼ぶにも、
町おこしの為にも、プラスになると地元の方々は期待したようです。
にも拘らず、残念ながら、現在は期待したプラスは、
全くと言っていいほど地元にはないようです。
むしろ、「国定公園」故の様々な規制が
地元として何か新たな計画を立てるのにも大きな障害になっていると、
聞きます。

それなら「国定公園」指定を取り消せばいいではないか?
と思われるでほうが、この「国の指定」とか「国の許可」とかは、
一度決まるとなかなか変更が容易ではないようです。
地元の意見の一致・意欲・計画などなどを、
まとめるだけでも大変なエネルギーが必要ですし、
それぞれ利害の調整など、これまた厄介なようです。

しかし、粘り強く地域の人達と交流し、
現実に合わせた変化を求めて行きたいと思います。

明日に天気にナ~レ。


            By 風の旅人










あと残り2時間43分・環境危機時計

2006-09-14 11:00:44 | Weblog
環境危機時計とは、
地球環境のレベルを0時1分から12時までの
時刻で表したものです。
環境が悪化して地球が滅亡する時間を、12時に設定しています。

1992年以来、旭硝子財団が毎年発表しています。
2006年は、世界87カ国、655人のいわゆる有識者にアンケートしました。

その結果は、昨年より12分進んで、過去最悪の9時17分でした。
1992年は7時49分でしたので、過去14年で1時間28分進んだことになります。
地球温暖化の悪化や世界各地で発生した異常気象、
特に昨年はカトリーナ襲来があったことなどが、
原因と分析されています。

12時になるまでには、あと残された時間は僅か2時間43分ですので、
過去14年と同じスピードで地球環境が悪化し続けると、
26年後の2032年頃に、地球は滅亡することになってしまいます。

”シンデレラの悲劇”は童話の世界で充分ですね。


                   By 風の旅人




チンチン電車

2006-09-13 09:07:43 | Weblog
ドイツ・フランス・アメリカなどで1980年代に入って、
従来の路面電車を高度化した「LRT」が急速な広がりを見せてきた。
最近日本でもいくつかの地方自治体が、
「LRT」新型チンチン電車を導入しだした。

チンチン電車は環境に優しいのです。
お客は免許もいらず誰でも気軽に乗れます。
町の活性化に役立ちます。

鉄道のエネルギー消費量は乗用車の12分の1、
チンチン電車のCO2排出量は乗用車の5分の1です。
(国土交通省)

チンチン電車は1953年がピークで、
その後自動車の激増で、廃止が相次いだが、
それでも現在28自治体で19のチンチン電車が走っている。
現在、70の自治体がチンチン電車の導入を検討しているとのことです。

チンチン電車は地域を小まめなネットワークで結び、
様々な交流を促します。
自動車を持ってない人、運転できない人にとってとても便利です。

しかしながら、運賃収入だけでは黒字になるのは容易ではありません。
地域の人々が、チンチン電車を地域の”社会資本”として必要である、
と言う合意が不可欠です。

                  By 風の旅人