NPO法人「輝く未来の風」の便り

市民出資による風力発電事業を推進するNPO法人「輝く未来の風」の日記です。

CO2排出量取引ビジネス

2006-11-23 09:58:54 | Weblog
1997年に採決された京都議定書により、2005年から企業や様々な組織間の
二酸化炭素等の「排出枠」の「枠」内外差を、
環境省が運営する「市場」で売買できる制度ができた。
この制度に基づき先月国内企業同士の初めての売買が成立した。
”認定”された「排出枠」より実際の二酸化炭素排出量が
少なかった分を市場に売りに出し、
「排出枠」より多く排出した企業や組織が、その差を埋める為に「市場」から
買うのである。
二酸化炭素1トン当り、¥2,000~3,000が相場のようです。

国際間の取引は、既にかなりの規模に成長しつつあります。
地球温暖化防止の為二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減は急務です。
掛け声や教訓だけでは、何事も前には進まないと言う現実を変えるためには、
”にんじん”をぶら下げて、二酸化炭素を減らすと金儲けが出来ます、
商売が出来ますと、言う仕掛けです。

日本の二酸化炭素年間排出量は13億トンです。
この「排出権取引ビジネス」でどの位削減されるのか注目したいと思います。


                  By 風の旅人