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愛とパワーとノリと勢いな『宮本から君へ』

2019年10月06日 01時35分37秒 | 映画


2019年公開映画162本中40位。

これは笑える(笑)
宮本、好きだわ。

簡単に言ってしまえば、
恋人を犯された男の復讐映画。

なんだけど、池松壮亮のノリと勢いがすごすぎて、
復讐映画よりも、どちらかと言えば青春映画に近い雰囲気がある。

とにかく想いの丈を叫びまくって、
やかましさ全開なのに、
まったく嫌な感じがせず、
むしろ微笑ましく感じるのは、
宮本のまっすぐで純粋なキャラと、
池松壮亮の演技のよさがあるからだろうなあ。

彼自身はどこにでもいそうな普通のサラリーマンで、
「元気だけが取り柄です!」キャラだから、
ケンカとはほぼ無縁っぽいんだよね。

なのに、敵と体格が違いすぎて、
何度も返り討ちに遭う中、
諦めずに何度も立ち向かっていく姿はかっこいいというより、
なんかかわいくて、とても応援したくなる。

そんな宮本だからこそ、ラストのセリフが感動的なんだよなあ。
あそこまで体を張れるから、ものすごく説得力あるんだ。

蒼井優の演技も相変わらずうまくて、
それだけで見入ってしまう。

ラガーマンの描かれ方が『ノーサイド・ゲーム 』のような好印象さはまったくなく、
むしろマイナスでしかないので、
あのドラマとのギャップがありすぎてビビる(笑)
あんなラガーマンいたら、まず近づきたくないな。。。
まあ、僕もラガーマンといえば、
『ノーサイド・ゲーム』よりもこの映画の方がイメージ近かったけど。

話としては少し重い設定はありつつも、
宮本の持つ愛とパワーで
プラスに転換できてる清々しい映画でオススメです。


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