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伝えようとする想いがあれば言葉も文化も超えられると思った『アジアの天使』

2021年07月13日 22時48分03秒 | 映画


【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:120/138
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★☆☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
ヒューマンドラマ
ロードムービー
家族

【あらすじ】
妻を病気で亡くした小説家の青木剛(池松壮亮)は、
8歳になるひとり息子の学(佐藤凌)を連れて、
兄(オダギリジョー)の住むソウルへとやって来た。
「韓国で仕事がある」という兄の言葉を頼っての渡韓だったが、
いざ到着してみると、
兄がいるはずの住所には、
知らない韓国人が出入りしていて中にすら入れない。

やがて帰宅した兄と再会できたはいいものの、
あてにしていた仕事は最初からなかったことが判明。
代わりに韓国コスメの怪しげな輸入販売を持ちかけられ、
商品の仕入れに出向いたショッピングセンターの一角で、
剛は観客のいないステージに立つチェ・ソル(チェ・ヒソ)を目撃する。

元・人気アイドルで歌手のソルは、
自分の歌いたい歌を歌えずに悩んでいたが、
若くして亡くなった父母の代わりに、
兄・ジョンウ(キム・ミンジェ)と
喘息持ちの妹・ポム(キム・イェウン)を養うため、
細々と芸能活動を続けていた。

そんな矢先、
韓国コスメの事業で手を組んでいた
韓国人の相棒が商品を持ち逃げしてしまう。
全財産を失った兄弟に残された最後の切り札は
ワカメのビジネス。
どうにも胡散臭い話だったが、
他に打つ手のない剛たちは、
藁をも掴む思いでソウルから
北東部にある海沿いの江陵(カンヌン)を目指す。

同じ頃、ソルは事務所から一方的に契約を切られ、
兄と妹と3人で両親の墓参りへと向かうことに。
運命的に同じ電車に乗り合わせた剛とソルたちは、
思いがけず旅を共にすることになる。

【感想】
韓国人俳優も多く、
舞台も韓国だけれど、
これは邦画です。
なので、韓国映画特有の
あの豊かな感情表現やテンポのいい進み、
大号泣ってぐらいの感動はなかったかな~。

日本人を嫌いな韓国人と、
韓国人を嫌いな日本人が
いずれも60~70%ずついるという関係性の中、
言葉もまったく通じず、
たまたま電車が同じだったというだけで
旅を共にするというシチュエーション。

国も文化も違うけれど、
辛いときは涙を流し、
同じ病気で大切な人を亡くし、
同じ悲しみを味わっている。
結局、同じ人間なんだなっていうのは
一番強く感じる映画だった。

言葉でコミュニケーションができなくても、
表情や身振り手振り、
何よりも伝えようとする想いがあれば、
大抵のことは何とかなるんだなっていうのもわかる。

ただ、どちらかと言えば、
ソルたち韓国側の家族に重きが置かれて、
青木たち日本人側はそれに引っ付いているだけ
っていう印象を受けたので、
もう少し青木一家にも焦点を当てて欲しかったな。
オダギリジョーの役とかもっとネタにできそうなのに、
ただ好き勝手やってる兄というだけで、
ちょっともったいない気もした。

言葉がまったく通じないという設定も、
今ならスマホを使えばいくらでも
言葉は調べられるんじゃないのかって思ったから、
これがスマホが出る前の時代ならまだしも、
そこはやや違和感がある。。。

あと、天使の存在が謎すぎて。
もはや「小さい頃にお化けを見たことがあって」
というレベルのオカルト感しかなかった。
見た目は完全にギャグだけど(笑)

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