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“音”だけで人命救助を試みるも、まさかすぎる展開に衝撃を受ける『THE GUILTY/ギルティ』

2021年12月30日 23時57分47秒 | 映画

【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:184/283
   ストーリー:★★★★☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:ー(配信での鑑賞)

【要素】
スリラー
サスペンス
緊急通報電話
警察

【元になった出来事や原作・過去作など】
・映画
 『THE GUILTY/ギルティ』(2018)

【あらすじ】
緊急通報指令室のオペレーターである
ジョー・ベイラー(ジェイク・ギレンホール)は、
ある事情から現場を離れ、緊急司令員として働いていた。

そんなある日、
一本の通報を受ける。
それは、今まさに誘拐されているという
女性自身からの通報だった。

彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。
車の発車音、
女性の怯える声、
犯人の息遣いなど、
微かに聞こえる音だけを手がかりに、
“見えない”事件を解決するためにあらゆる策を講じるが……。

【感想】
2018年に公開されたデンマークの同名映画のリメイク作品。
一部劇場でも上映してたけど、
タイミングを逃し、
ネトフリで鑑賞。
内容はオリジナルとほぼ同じなので、
オチを知っている身からしたら、
そこまで目新しさは感じなかった(笑)

◆手がかりは“音”だけ

舞台は緊急通報司令室。
ひっきりなしにコール音が鳴り響き、
本当の緊急事態から、
よくわからない要望まで、
様々な国民の声が届く。

そこにかかってきた、
1人の女性からの電話。
最初は酔っ払いかと思いきや、
何やら様子がおかしい。
どうやら子供と話していることを装って
電話をしてきたようだ。

そこでジョーは気づく。
これは誘拐されたのではないかと。

相手も自由に会話できず、
正確な位置情報もわからない中で、
相手のわずかな声を頼りに少しずつ情報を集め、
関係各所に連絡しつつ、
女性の居場所を突き止めていく過程はスリリング!

最大限に想像力を働かせ、
早急に対応しなくてはならない状況下での
予測不可能な展開はよくできてるなと感じる。
まあ、これはリメイク版ならではなく、
オリジナル版からしてそうなんだけども。

◆オリジナル版との違い

ストーリーはほぼいっしょだけど、
細かな違いがいくつかある。
リメイク版には山火事があって、
警察がそちらに手を取られていたり。
主人公が短気な性格かつぜんそく持ちだったり。
主人公と妻とのやり取りが追加されていたり。
誘拐されたと判断した家族の事情が違ったり。

それらはそれらでよかったんだけど、
総じてオリジナル版の方が面白かったかなあ。
よりダークでシリアスで。
映像も緊急通報指令室しか映っていないから、
"音"の存在が際立つ。

リメイク版はわかりやすすぎて、
想像の余地が減ってしまったのがちょっと残念。

◆そんなわけで

ネトフリにはオリジナル版もリメイク版も両方あるけど、
オリジナル版の方が面白いので、
観るならそっちの方がオススメ。
リメイク版はよくも悪くも
ザ・ハリウッド映画って感じがする(笑)



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