空観方程式

「色」と「空」の一体化によって可視化され、相互作用で共感・共鳴が生じ、新たなる思いや生命力が実体化される。

生きているだけで丸儲け

2024年03月01日 | 読書・TV感想
日々是好日は
「生きているだけで丸儲け」の生き方でもあり、
あるいは
今日という日は二度とない、
今日しかないと思って全力で生きる。
というこだわりの一極集中型の要素でもある。
ところで「生きているだけで丸儲け」の中には
得した損したこだわりの感情も存在している。
「生きているだけ」ではない、こだわりの感情の中で、
災害のような大損失に見舞われた時にはどうするかだ。

問題は日々是好日の
「どんな日でも毎日が好い日だ」では
済まされなくなった時にどうするかだ。

一方で「今日しかない」「今日だからできる」
というこだわりの一極集中で過ごしているうちに、
くよくよ考えること(偏桃体思考)が自然に
なくなることもある。
こだわりのような一極集中型がリセットされている状態だ。
「生きているだけで丸儲け」においても、
儲けていると思っているから
損した得したのこだわりがなくなる。

さて、生命が生きるために選んだ堅牢ではなく破壊、
つまり生きるために壊し続ける動的平衡状態のように
良い悪いではなく、損した得したでもなく、
一極集中か試行錯誤かではなく、
ハッピーかどうかでもなく、
人間の観念とは関係のない
自然の営み、外部環境によって
生き残りやすかったどうかで決まる場合もある。
要は単に「生きているだけ」なのであれば
儲けは捨てた状態だ。
捨てたことによって初めて儲けとなる。
こだわりを捨てるというこだわりだ。
義なきを義とす:親鸞のスタンスだ。
人間の観念に対応する外部環境は
無限に存在するから、その結果、進化のように
無限に枝分かれさせる要素が生まれている。
したがって
何が正しいのか、何が楽しいのか、何が得するのか
のこだわりではなく、
何を選択すれば生きやすいのかで決まる。
要は動的平衡によって、
こだわりを捨てるという
一極集中で生きているうちに
一極集中(こだわり)が消える現象だ。

なにも人間が決めつけることをしなくても、
自分の直感(扁桃体思考)による決定のエラーを
修正することや、こだわりを捨てて、
自然に任せながら後戻りやリセットを行う
試行錯誤や試考錯誤の前頭葉思考だ。つまり
善い悪いの中で生きているうちに
善い悪いのこだわりが消えてしまう。
具体的な前頭葉思考は
他人と相談する、書物やAIの様な他の考えを利用する。
何が正しいかではなく何が本当かを観察してみる。
何が本当に生きやすいのかを体現してみる。

感情をつかさどる扁桃体思考と
合理性を追求する前頭葉思考の均等化が
大切だ。

コメント    この記事についてブログを書く
« ファースト&スロー | トップ | 長期の扁桃体思考によって生... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書・TV感想」カテゴリの最新記事