みかん栽培と、その周辺の四季

みかんの木を栽培しています。四季折々の周辺作業を紹介したいと思います。これを通じて交流できたらと期待しています。

茶の木に移ったウメシロカイガラムシ

2009年06月29日 09時57分54秒 | みかん栽培
ウメシロカイガラムシ

6月14日のお茶の木の写真です。
お茶の木のすぐ上には、背丈の高い梅の木があります。
ウメシロカイガラムシは梅の木に発生しますが、6月にはいるとお茶の木にも移ります。どうもお茶の木の枝先が居心地が良いようです。
ここで大量に繁殖するようになります。

白いススのようなもので身を隠していますが、白く濃い部分がシロカイガラムシです。危険を感じるとジャンプして飛び散り逃げていきます。
6月ともなれば、新茶の茶摘みも終わっていますから、目くじらは立てませんが、
二番茶を摘む人たちにとっては、こうした虫害は厄介なことかと思います。

お茶の木で繁殖すると、その次はやたら草木に広がろうとするようになります。
ヤブカラシにつき、そのつるが巻きついた木々にも広がっていきます。
やがて隣り合わせたミカンの木にも移りだします。
時とともに消えるので、それ自体は大して問題はないのですが、
その活動が、ミカン本来のカイガラムシ、イセリヤカイガラムシやヤノネカイガラムシたちにとって生みやすい環境を準備してそうなので、この時期に一度は薬剤散布して駆除しています。本来のカイガラムシが繁殖しだすとミカンのスス病の原因になりますから。
6月27日に散布したスブラサイド乳剤は、カミキリムシ対策と兼ねてシロカイガラムシも対象としていたわけです。

散布の効果がどうだったかは、一週間後にわかります。
不十分ならその部分をもうひとたたきです。