みかん栽培と、その周辺の四季

みかんの木を栽培しています。四季折々の周辺作業を紹介したいと思います。これを通じて交流できたらと期待しています。

ジャガイモとサトイモの生育

2009年06月10日 19時40分18秒 | 畑づくり
ジャガイモとサトイモの生育

関東も今日、6月10日に梅雨入りが発表されました。
昨日、6月9日に畑の草刈りに行きましたが、その時の写真です。
ジャガイモとサトイモが分かるでしょうか。

ジャガイモは3月7日に、サトイモは翌週の15日に植え付けをしています。
だいたい同時に種イモを植え付けたとみてよいと思います。
それから約3か月がたちましたが、両者の生育の違いは大きく違います。

ジャガイモは、中には茎や葉が枯れ始めたものが出てきています。収穫時期が目前になってきているということです。
他方、サトイモはようやく発芽して、葉が開きだし存在を示しだしたところです。これから茎や葉が大きく伸びていきますが、サトイモ自体の生育はまだまだです。

去年の9月のことですが、サトイモの葉が大きくなったので、さぞやイモの方も大きくなったかと掘ってみたところ、イモの塊はなく、小イモなどは全くありませんでした。
9割がたの養分は茎と葉に集中されているようで、それが枯れだす12月にならないと、目指すサトイモは出来てこないということでした。

同じイモ類でも、ジャガイモとサトイモの生育のサイクルは3倍くらい違います。
ジャガイモは、昔、飢饉のときに多くの人の命を救ったと聞きます。生育期間が短くてすみ、3か月で収穫することができます。
他方のサトイモの方は、ゆっくり時間をかけて、一年サイクルで生育し収穫していきます。そのかわり、立派な葉が展開して観賞用としても楽しめます。
サトイモはいたってのんびり屋です。観賞の期間が長い。焦ってもだめ。きっと気持に余裕のある人たちが栽培していたんじゃないでしょうか。