みかん栽培と、その周辺の四季

みかんの木を栽培しています。四季折々の周辺作業を紹介したいと思います。これを通じて交流できたらと期待しています。

ジャガイモを芽かきしました

2010年04月30日 05時29分17秒 | 畑づくり
ジャガイモの芽かきをしました

3月18日に種イモを植えつけしたジャガイモ、
さすが北海道が産地となっているように寒さに強い。
神奈川県の西部でも、この春はさまざまな寒害がでましたが、
その中でもジャガイモは大事なく発芽し、生育しています。

そこで、4月25日に芽かきをしました。
1個の種イモから4本くらいの茎の芽が出ていましたが、
主要な茎1本に絞るように、他の芽を芽かきしました。
同時に、追肥を少々して、土寄せと水かけをしておきました。

さぁ、これでよし。
あとは、さらに大きくなるのを見守るだけです。
ジャガイモは、私などの素人農夫でも失敗はなし。
簡単に作物を育てることを実感させてくれてます。
定番の作物になっています。

いよいよ茶摘の時を探る時点に

2010年04月29日 07時10分12秒 | ミカン畑の周辺

茶摘のタイミングを探る時期になりました

゛夏も近づく八十八夜…゛、5月2日が八十八夜です。
みかん園の周りの土手の一角にあるお茶の木。
みかんの管理に集中してきたのから、お茶にまで目が広がったのは去年のこと。
去年、初めて茶摘みをしました。
5月3日に1.8キロの茶葉を摘んで、200グラムのお茶ができました。

ふたたび季節は巡って、その時を迎えて楽しみにしているのですが、・・・。
今年は春になっての遅霜がふりました。
そのために、ちょうど発芽をはじめたばかりの最初の葉が枯れてしまいました。
ところどころに残る黒く縮れた葉が、その最初の葉です。
そうした事情で、今年の茶摘は去年より遅く、後ろにずれこんでいます。
八十八夜が近づいていますが、まだ茶葉は生えそろってはいません。
かなり出ては来ているのですが、まだまだです。

写真は4月25日時点のお茶の木です。
これから茶摘の時をいつにするか、
そのタイミングを探ろうとしています。


箱根・大平台の温泉-「姫の湯」

2010年04月28日 05時41分42秒 | 南神奈川の自然

箱根・大平台の温泉「姫の湯」

4月25日は、畑仕事をすませて、電車で移動。
箱根湯本から箱根登山鉄道で2駅目の大平台駅に足をのばしました。
早川在住の知人が紹介してくれた日帰り温泉「姫の湯」へ行くためです。

この時期、箱根山は新緑が鮮やかで、気分をフレッシュにさせてくれます。
車窓からの景色は、渋滞知らずで、ゆったり目を楽しませてくれます。

「姫の湯」ですが、駅から5分くらいのところにあります。
私はずーっと以前に一度来たことがありました。
大平台温泉は、箱根では比較的新しく開けたところでいが、
豊かな湯量があり、大きな施設はありません。

「姫の湯」は、日帰り入浴の温泉施設です。
源泉温度は67.7度。風呂は45度と熱めです。
ナトリウム塩化物泉、弱アルカリ性、ph8.4。
入浴料400円。

箱根湯本、塔ノ沢にくわえて、大平台に利用しやすい温泉を見つけました。
鉄道を使えば渋滞知らずで、自然の景色を満喫できます。

姫の湯のホームページです
  http://www.himenoyu.net/

 

 


柿もうけたのか、この春の冷害を

2010年04月27日 04時59分23秒 | ミカン畑の周辺
柿もこの春の冷害をうけたのか

いよいよ新緑の季節となりました。
梅も桜の木も若葉が芽吹き、新緑が際立つ時期となっています。
他方では、この春は冷害が問題になっています。
野菜がつもの倍くらいの高値となり、問題になっています。

この時期、柿の木も若葉をつけて、新緑がひときわ目立つようになっています。
しかし、その柿の木も近づいてよく見ると、枝先の先端がどうもおかしい。
写真は、4月25日のものです。
当方では、ミカン園の土手に4本の柿の木があるのですが。

柿の枝先が、先端部分が黒っぽく枯れています。
これは、この春の冷害を、柿の木も被害を受けたということか。
これまで樹木の被害では、梅の幼果が黒く枯れたこと、
お茶の木の一番茶の葉先が枯れたことがわかっていますが。

柿の冷害による被害ということは、私は耳にはしていなかったのですが。
目の前の柿の枝先が示しているのは、柿も冷害の被害を受けていることです。
柿の木は、それでも全体としては若葉をつけだしているのですが。
今後、果実への影響が、すなわち花芽への影響が気になるところです。

みかんのつぼみが膨らみだしました

2010年04月26日 05時44分43秒 | みかん栽培
ミカンのつぼみが膨らんできました

写真は、4月25日の興津早生の小木です。
どうやらこれが今年の最先端にあるようです。

一般に成木より小木の方が発芽の時が早いのですが、
今年は、春に遅霜がふったり、寒い日がありました。
去年の小木では、今頃は五弁の花を開きだしたものがありましたが、
今年は、去年より1週間から10日くらい遅い。
ミカンの開花は、その年の気候により、差異が出てくることを示しています。

その他にも、日照などの木の置かれた条件によっても、
その木の前年が表年だったか裏年だったかによっても、差異が出てきます。

みかんの花咲く時期に入ってきました。
開花の時に多少の差異があったとしても、
一般的にはミカンの木は比較的寒さには強いようです。
これから白い花が咲き、花の香りが漂う時期に、
いよいよ前期のハイライトの時に入っていきます。

 橘は実さへ花さへその葉さへ枝に霜ふれどいや常葉の木 
                 (『万葉集』巻第六 1009 聖武天皇)

枯れたベニカナメの後に、レッドロビンを植える

2010年04月25日 06時36分46秒 | ミカン畑の周辺

レッドロビンを補植しました

新緑が生える季節になりました。
ミカン園の周囲の一辺には、ベニカナメモチの生垣をつくってありました。
本来なら、この時期は赤く綺麗な葉が生えそろうはずですが、…。
中央部分にあたる3分の1が枯れてしまいました。

原因は、葉が茶褐色に枯れていくハンテン病です。
そのために以前には目を楽しませてくれた赤いベニカナメの生垣が、
全体の3分の1、中央部分がすっぽりと消えてなくなってしまいました。
しかも、注意して見ると、枯れこみが広がっているような事態になっていました。

事態に気付いて、 2年前から対処策をとりだしているのですが。
ただ、植え替えしただけでは、同様に枯れてしまいました。
それで、
1.枯れた枝葉を、病気が広がらないように切除していること。
2.ベンレートやアタッキンの殺菌剤を発芽時に散布するようにしていること。
この2点をすすめているのですが、
その上で、3.枯れたベニカナメを抜いて、レッドロビンを植えるようにしています。

レッドロビンは、同じベニカナメモチの種類ですが、
西洋ベニカナメともいい、比較的病気に強いのだそうです。
2年前から間隔の開いてしまった個所に少しずつ補植するようにしていますが。
今回も新たに3本を植えました。
写真の中央の木がそれで、左右の隣は去年植えたものです。

赤い生垣をそだてるのは、そうそう簡単ではありません。
いつか再び綺麗に生えそろうように、手入れを怠らないようにしています。


キジバトをみかけました

2010年04月24日 05時33分26秒 | 南神奈川の自然

キジバトをみかけました

キジバトは神社の絵馬などによく描かれていますが、
4月22日、キジバトが2羽、東京・八王子団地の片隅でみかけました。
きっとつがいでしょう、団地の駐車場でエサをついばむようにあるいていました。

キジバトは、神奈川県西部にあるミカン園でも、ときどき見かけます。
ミカンの木に撒いた肥料を、あとからついてきて、突っついて食べたりしています。
まぁ、ある程度のことは仕方がない、と大目に見ているのですが。

東京でもまだ八王子には、少しは自然が残っているということでしょう。 


芦の湯でみた旧東海道の鎌倉古道

2010年04月23日 14時32分24秒 | 南神奈川の自然

箱根・芦の湯でみた鎌倉古道

芦の湯には旧東海道の鎌倉古道が通っています。
写真がそれです。
江戸時代の旧東海道は、箱根湯本から三枚橋を渡って、
須雲川ぞいに畑宿を通って元箱根に出る谷あいの道ですが、
それと違って鎌倉時代の東海道は湯坂道といって、尾根沿いの道だそうです。
徳川幕府が防衛上の理由から攻めにくいように変えたのだそうです。

湯坂道は、湯本温泉場のはずれに登り口がありますが、
まだそこから先の旧街道を実際に歩いたことはないのですが。
ただ、芦の湯で国道一号線と交差して双子山側を通っています。

4月22日、芦の湯の「松坂屋本店」に泊ったのですが、
その宿の敷地の中を突っ切るように鎌倉古道が通っていて、
その道が残されていました。
ここは、以前に、まだ立ち寄り湯を受け入れしていたころに、利用させてもらったことがありました。2008年に改装されたとのことですが、その前でした。
それで、泉質の良さも、古道のことも、多少は知っていた経過があります。

その「松坂屋本店」ですが、
江戸時代の温泉番付にも載っています。
東の前頭「足の湯」として紹介されています。
箱根には古くは七つの湯が知られていましたが、
その第一とされていた芦の湯温泉です。

「松坂屋」の温泉は、硫黄を含んでいて、今回は無色透明でしたが、
気候により乳白色になったり、色が変化する特徴があります。
含硫黄・カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・硫酸塩・炭酸水素塩泉。
源泉温度は64.5度。ph7.6。毎分220リットル、とのこと。
もちろんたいへん良質なものと実感できます。

むかしは徒歩で登ってくるしか道はなかったはずですが、
それでも人を引き付ける魅力をもつ温泉です。
確かに、゛なるほど、なるほど゛、とうなづかせるものでした。
歴史のある芦の湯温泉でした。

松坂屋本店
http://www.matsuzakaya1662.com

 


中晩柑のみかんにマシン油を散布しました

2010年04月22日 09時13分59秒 | みかん栽培
中晩柑のみかんにマシン油乳剤を散布しました

春は三寒四温、気温の上下をともないつつ暖かくなってきました。
ミカンの木でも越冬害虫が動き出す頃です。
アブラムシやカイガラムシなどです。

フツウウンシュウミカンは、12月の収穫後にマシン油乳剤は散布してあるのですが、中晩柑は、まだそのころは果実をつけていますから、散布はしていません。
4月18日、マシン油乳剤を散布しました。
写真は、ハッサクです。
このほかに、金柑、はるみ、伊予柑、清見、甘夏、日向夏など。
といっても、それぞれの木は一本くらいずつでしかないので、簡単作業ですが。

マシン油乳剤は、毒性は少なく、葉の表面を油膜で覆うため、葉がつやつやします。
当初、まったく薬剤散布をしなかったころ、葉や果実が真っ黒になるものがでました。こうなっては、味は問題なしですが、他人の前にはだせません。
スス病です。
原因を調べたらアブラムシやカイガラムシたちの仕業でした。

ミカンを育てていくうえで、最低限の防除する中に12月に、出来ない時は4月に、
どちらかのマシン油乳剤の散布作業があります。

地魚を、時には贅沢に

2010年04月21日 05時19分45秒 | 特産物

真鶴の地魚を味わう

4月17日は、東京でもうっすらと雪が積もりました。
1969年とともに、遅い雪として記録的なものでした。

箱根も山の上の方は雪が積もり、ニュースでも紹介されていました。
真鶴の海沿いに近いミカン園は、雪がチラつくていどだったようですが。
おのずから、ミカンの手入れ作業は出来ません。

ミカン園への方向から道を切り替えて、地魚の堪能です。
真鶴半島の中央部にある食事処「まるなか」へ直行です。
 http://www.ryokan-marunaka.co.jp

ここで、真鶴の地魚を、四季それぞれ新鮮な味を楽しめます。

今回の地魚は、
1.ムツ、2.カクアジ、3.イシダイ、4.マアジ、5.ハナダイの5品でした。
いずれも小さな魚ですが、きれいで見ごたえがあります。
もちろん味は最高で、鮮度は抜群です。
朝、真鶴の定置網漁で水揚げされたものを料理してくれたものです。

天候の災いを転じて、
まぁ、たまには、こうした贅沢もゆるされるでしょう。


まさに湯の河原-湯河原

2010年04月20日 05時15分59秒 | 南神奈川の自然
仕事帰りの人が体を温めていた「ままねの湯」
湯河原温泉、古くからの名のとおり「湯の河原」です。
以前に紹介しましたが、再び紹介します。
JR湯河原駅あたりでは、温泉の様子はわかりません。
すこし奥まった「温泉場中央」あたりまでいくと、河原に沿ってところどころに湯気が立ち、施設などからしても温泉がわいていることがわかります。

写真がその湯河原です。
この川ぞいの道は、上流の方向が箱根に通じています。
ここから下流の方向に旅館などがひろがっています。

「ままねの湯」も、やはり以前に紹介しましたが、その紹介の続きです。
入浴料金は、脱衣所に缶が置いてあるだけです。
1時間200円で、その缶に入れておいてくださいとのこと。
ときどき施設者が回ってくるようですが、それだけ。

浴室は湯気が立ち込めています。
四角形の浴場の奥のすみに源泉が湧いて、流れているのが見れます。
「熱チッ」、試しにさわってみたのですが、90度近い源泉です。
手前にコックがあって、入浴者が源泉の量を調整できるようになっていて、
それで、利用者が自由に湯加減を調整できるようになっていました。
「草津の湯もみ」ではありませんが、まともに源泉を流し続けたら、熱い湯がたまってしまい、かき回さないと熱くてとてもはいれません。
また、熱いので長い時間はお湯にはいってられません。
上がって適当に熱さをさましてから、また入るといったところ。
私が行った時も、職人さんが、仕事がえりによって、体を温めていました。

こういう温泉風景も温泉の豊かさを示しています。
湯治場の雰囲気を今に伝えてくれています。
「ままねの湯」は、いろいろある湯河原の施設の一端です。

みかんの成木でも芽ぶきがはじまりだしました

2010年04月19日 04時44分24秒 | みかん栽培
みかんの成木でも芽ぶきがはじまりだしました

ミカンの発芽は、例年より少し遅いきらいはあるのですが、
この春に寒い日が多かったためでしょう。
4月18日、ようやくウンシュウミカンの成木でも芽ぶきがはじまりました。

通常だと、葉の芽が先に出て、その後、その中から丸い花の芽が出てくるのですが、
今年は葉芽のでてくるのが遅かったためでしょうか、
葉芽にかなり接近して花芽が出てきています。

とはいっても、まだはじまりの段階です。
成木では発芽をはじめたのはごく一部分です。
小木の方は、いっせいに芽ぶきがはじまっています。

やれやれ、興津に花芽がつきました

2010年04月18日 17時25分45秒 | みかん栽培
やれやれ、興津早生に花芽がつきました

春の遅霜どころか、遅い雪が4月17日に八王子でも降りました。
冷害が心配されていますが…。

幸いにして、柑橘類の方は比較的に寒さに強いようです。
4月18日、神奈川県西部ですが、見回ってみたところ、
全体としては、発芽が例年より遅いと感じるのですが、
興津早生の小木に関しては、葉の展葉がはじまりだしていて、
その中には、花のつぼみが確認できるものも出てきています。

みかんの花咲く時期が、多少後ろへずれそうですが、
全体としては、大事はなさそうです。

朝、八王子にも雪が降る

2010年04月17日 11時17分42秒 | 南神奈川の自然

4月17日朝、八王子にも雪が降りました

冷たい雨がふっていた昨夜でしたが、
朝起きると、外がやけに明るい。
それもそのはずです、うっすらと雪がまかれていました。

過去、東京で一番遅く雪の降ったのは4月17日とのことですから、
今年、2010年はそれに並ぶ記録となりました。

問題は、この雪や寒さがあたえる影響です。
凍りつく遅霜もそうですが、雪も発芽したての作物の芽を加害します。
むかし北国では、「冷害」をきたしたとの話を聞きますが、
関東平野でも、今年はその危険の中にあるようです。

神奈川県西部の真鶴のみかんはどうなっているでしょう。
みかんの発芽が遅かったのですが、それはあとで取り返せるでしょうが、
梅の小さな実は、遅霜があって育つことができずに消えていきます。
いつもであれば新緑の芽が生えそろうお茶の木ですが、
穂先が黒く枯れて、次の葉が代わってのびはじめていましたが、
その後にこの雪です。

みかん、お茶、梅、もちろん露地栽培の小松菜も影響を受けています。
自然を相手とし、自然の中での農業です。
いくら人がほしいからといっても、価格の都合があったとしても、
自然の成熟は、適度な許容範囲にいたるまで、待つしかありません。
工場生産なら、「出荷の前倒し」も、徹夜してでも生産することは可能でしょうが。
生鮮食料品をあつかっている農業は、そうはいきません。
生産-流通-消費が鮮度をたもつように密接につながっています。
冷凍保存もきくし、そうしているというなら別ですが、ありえません。
「出荷の前倒し」して不足を埋めするなどということは、農業では不可能です。

さらに事態の推移をみまもって、影響の度合いをつかんで、
可能な手当てをするしか、仕方がないところです。
みかんの手入れをするようになって10年になりますが、
南関東で、4月半ばの雪などということは、初めての経験です。


どうもお茶の木の様子がおかしい

2010年04月15日 05時55分09秒 | ミカン畑の周辺
お茶の新芽の発芽が遅い

昨日は、ミカンのつぼみが遅いことを紹介しましたが、
今回はお茶の木です。

4月10日のお茶の木の写真です。
例年なら、そろそろ緑一色に新しい葉が生えそろうはずですが、
今年はそうなってくれてません。
去年の10日後の写真と比較すると、単なる「遅い」といったことではなさそうです。

春先に、新芽が出始めたころ、東京でも冷え込んだ日が何回かありました。
お茶の木があるのは、神奈川県西部の真鶴で、東京よりは暖かいはずですが。
遅霜かなにか、寒さによるダメージを受けたようです。

お茶の木に目を向けるようになったのは、去年から。
したがって、状況を見る目が確かでないのですが。
これから春の陽気が本格化しますから、
遅ればせながら、お茶の若葉が生えそろう様になってほしいものです。